野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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豪雪地の暮らし・・・(10年に一度の豪雪・写真追加投稿)

2022-02-04 11:02:42 | 野鳥写真

春夏秋冬を飛ぶ・・・(クマタカとクマタカ若鳥)

春・遅い春を迎えていた山の中のダム湖の新緑の景色の中を飛ぶ・・・(クマタカ成鳥)

春・山奥のダム湖にも遅い春が訪れようしている景色の中を飛ぶ・・・(クマタカ若鳥)

夏・遅い桜の時期を迎えている山桜の前を飛ぶ・・・(クマタカ成鳥)

夏・遅い桜の時期を迎えている山桜の咲く夏景色の中を飛ぶ・・・(クマタカ若鳥)

秋・紅葉した景色の前を横切るように飛ぶ・・・(クマタカ成鳥)

秋・薄っすらと紅葉し始めた針葉樹の秋景色の前を飛ぶ・・・(クマタカ若鳥)

冬・すっかり紅葉樹が落葉してしまい山の冬景色の前を飛ぶ・・・(クマタカ成鳥)

冬・荒涼としたダム湖の山の壁面の前を横切るように飛ぶ・・・(クマタカ若鳥)

トラツグミの画像・・・(おまけ)

雪景色のトラツグミの画像・・・

豪雪地の暮らし・・・(豪雪が定期的に繰り返されている)

 昭和で換算すると98年になると思うが、38年・48年・58年(秋田で豪雪を経験した)・・・と言った具合に十年周期で豪雪の年があるように言われており、豪雪地では雪捨て場が捨てられた雪でいっぱいになり、川が塞き止められて川の水がオーバーフローを起こすなどの二次被害となることもありますが、市街地の各家庭の屋根や玄関先から捨てられた雪を自治体が大型のダンプカーに積み、雪捨て場の田んぼや河川に捨てに行くが、どこもかしこも雪だらけで、捨て場がなくなってしまいます。※多い時には青森県で除雪費用として、57億円以上かかったり、雪国では雪対策に莫大なお金がかかっている。※青森市だけでも年間20億円程度の除雪費用が掛かっていると記憶している。※これだけの莫大な除雪費用が動くため、雪国では全く柚木が降らなくても、その年の地域経済に大打撃を受けてしまうというので、雪だけは何ともしがたいとも言われているようだ。

 東北人の粘り強さは毎日降り積もる雪を玄関先から道路までの雪かきをしないと、又、駐車場から道路までの雪かきをしないと、1日が始まらないため、黙々と自分達の生活道路を確保しなければならないので、子供の頃から培われるものかも知れない。又、どんな田舎でも早朝には自治体や各市町村が車が走れるように道路の除雪車を走らせてくれるため、一晩で1mもの雪が降ろうが、生活道路は確保してくれている。※玄関先に除雪車が山のように置いていかれた雪や玄関までのアプローチに降った雪を生活するために雪かきだけが、毎朝の仕事となります。※殆んど毎日同じことを繰り返す訳ですから、誰に文句を言う訳にもいかず、只黙々と手を動かさなければならない。

 ルージュという冬季オリンピックの競技があるが、そんな光景をドローンで上空から見ると、雪国の道路を走る車は道路脇に除雪車が置いて行った雪が積み上げられ、多い時には1.5m程度までになり、ルージュ競技のように見えるかも知れない。※吹雪になるとホワイトアウトで全く先が見えなくなり、そんな道路を人が歩いていることもあったりするため、自殺行為としか思えませんが、運転をしていると何度もそんなことに遭遇し肝を冷やすことがある。※笑い話にもなりませんが、そんな状態で人間を跳ね飛ばしても何かが大きなものがぶつかったかも知れないと思うが、1.5mもある雪の壁の裏に飛ばされると春の雪解けまで見つからないこともあったと聞くと驚きだ。

ホワイトアウトの恐ろしさ・・・(吹雪が舞い出すと人間は翻弄されてしまう)

 転勤で行った雪国秋田でも生活した経験があり、又、リタイア後に北海道にも冬季に何度も出掛けて行くと、そんな状況に何度も遭遇しているため、ブラックアイスバーンやホワイトアウトは怖いと思っているが、ホワイトアウトの中を何時間も走行していると、頭の中が翻弄(ホワイトアウトの猛吹雪や濃霧の中ではよくそんな状態に陥ると言われている)されるようなことになってしまい、危険でない場所に車を停めて休みことに心掛けている。※秋田時代に猛吹雪の中、お客さんのところに営業に行き、親しいお客さんだったので、東京の人はこんな日は道に迷ったりするため、泊っていてもいいよと言われたが、通い慣れた道程なので、会社へ戻って來ると言ってお客さんを出て来ましたが、何度も同じ場所を走り回り、通常の何倍もの時間が掛って戻ってきたことがありました。※雪の恐ろしさを経験した者しか分からないため、一年に一度や二度雪国へスキーやスノボーに出掛けているからと、全く経験していない人よりマシくらいで、そんなものは経験とは到底言えない。

ブレーキは着いていないと思え・・・(アイスバーンでは摩擦ゼロなので、何かにぶつかるまで止まらないどう)

 岩手県盛岡市から秋田県に行くためには仙岩峠(現地の人も敬遠する交通の難所)を走って行かなければならないが、昔も今も同じ条件ですので、ブレーキは踏んだ記憶はないのに、ブレーキの上に足を乗せただけで、タイヤが止まり車が滑り出し走って来た盛岡方向(何回転したかも分からない)を向いてしまい、「もう終わった」と思ったことを経験しましたが、片側が断崖絶壁のとなっているため、携帯も何もない時代はそれこそ雪解けの春先まで誰にも気づかれないことになっていたかと思うと、今考えただけでもぞーっとします。※夏場には峠の茶屋があったり、風光明媚なところでもあるが、冬場はプロドライバーでも一筋縄ではいかないと言われていた。※桜で有名な角館を経由し、秋田県南部や中央に行くためには避けて通れない泣く子も黙る仙岩峠と言われていた。※現在は秋田道がほぼトンネルで北上から横手を経由して、秋田県南部や中央部に行けるため、真冬でも安心して走行が出来るようになりました。※秋田道が開通するまでは、仙岩峠ほどではないが、北上が横手までも特に冬場の走行は大抵の人は敬遠していました。

 当時はマンションなどがなく、一軒家を借りていましたので、屋根の雪下ろしを頼むと、20.000円/1人、酒1升が相場でしたが頼みました。※親しい土建屋さんの社長に頼んで、屋根の雪下ろしした雪を重機でダンプで運んでもらったこともありました。※一度雪下ろしをすると次に雪を下ろす場所かないため、余計な経費が掛かってしまいます。

雪捨て場がいっぱいになってしまうと・・・(後は神頼み)

 流雪溝の中に雪を棄てると、河川に捨てた雪が流れるようになっているが、何処の地域も一斉に捨てるため、河川が流雪溝から流れてきた雪でいっぱいになり、時には堤防からオーバーフローすることになりますので、一時雪捨てが出来なくなることもあり、然しながら雪は待ってはくれませんので、今日も明日も降り続き、最悪な状態になることもありました。※こんな豪雪地に住んでいる必要があるのかと、雪を知らない首都圏に住む人間には分からないことがありますが、豪雪の年(山に雪が多く降ると、春先の代掻きや米作りがいい方に働くとも言われている)は稲作が豊作になるとも言われている。※秋田県南部の豪雪地の佐々木さんと言う米作りの名人は、当時反当23俵(豪雪地の秋田県羽後町で、一反部で23俵もの米作りが出来ると、一躍全国に名前が知られることになったようだ)もの日本一のブランド米の「あきたこまち」を作ると言われていた。※ブランド米の先駆は「あきたこまち」であり、それまでは米(農林何号とかという名前しかなかった)にはブランド米という概念がなかった。

米農家の雪に関するものは我々とは違うらしい・・・(天からの恵みなのかも知れない)

 営業の仕事でお客さんに訪問すると、よくつき立ての米を貰うことがありましたが、まだ若い時で米の味が良く分からなかったが、美味しいと言うことは当時から分かりました。※東京の米屋さんで買う米が如何に不味いかが、塩おにぎりにしても美味しく食べられ、味音痴でも直ぐに分かりました。