野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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松之山のアカショウビンの巣立ち・・・

2017-08-06 20:11:35 | 野鳥写真
松之山のアカショウビン達の雛の巣立ち・・・

 K寺の営巣していたアカショウビン達も数日前に雛を巣立ちさせているようだと松之山へ出掛けて行った仲間から情報が入り、雛達は杉の木の上の方にいるようですが、独特の鳴き声は聞こえていたようだが姿は見えないため、雛の鳴き声を録音だけしてきたと言っていました。
 D寺高原のアカショウビン達も巣立ちさせているようだが、昨年のように巣立ち後すぐでないらしく、時折、つがい達の姿は見ることが出来ても写真に収められるような状態ではなかったようです。
 松之山の美人林の中にいるアカショウビン達を撮るのとは訳が違うので、木陰が全くない真夏の炎天下の撮影となり、考えただけでも大変なことになり、おまけに超大型台風がちょうど同時期に新潟方面へ通過するかも知れないとの台風のこともあり、天気が良くても又台風の悪天候ではいずれにしても松之山を含む新潟県内への遠出は中止しざるを得ない状況となってしまいました。
 よくは分からないもののおおよそ1週間から10日程度巣立ちが遅れていることは間違いないようですが、新潟の地元の仲間や今回も松之山へ出向いた知り合いからの情報や連絡を取り話を集約すると、出掛けて行っても後の祭りとなっているため、又、こんな真夏の撮影は朝の9時までが限度でぶっ倒れてしまうので、そちらで大人しくしていた方がましと「わざわざ松之山へ来ない方が賢明ですよ」と言われましたので、今年の松之山のアカショウビンの撮影は諦めることにしました。

時には中止する決断も必要・・・

 先日も松之山のアカショウビン達の巣立ちの状況を確認しに出向いた他の仲間にも連絡を取り、いろいろ教えて貰うと皆さんの観察結果が大体同じなので、無駄のことはしないことがいい訳で、8日の夜から一緒に出掛けて行く予定をしている仲間達にも状況を報告し、松之山行きわ中止する旨の話をすることにしています。
 旧盆休みに入るため、殺人的な民族大移動の関越道や他の高速道への立ち入りを避けなければならず、旧盆の混雑を避けるのが今回がラストチャンスと思って計画しましたが、残念ながら諦めるしかありませんので、そんな異常な交通事情のこともあり、自殺行為のようなところにわざわざ出掛けることではないと判断しました。
 首都圏から放射線状に伸びている全ての高速交通網が異常とも思われる真夏の風物詩のように民族大移動が繰り広げられるが、毎年旧盆の冒頭から各高速道路の大渋滞が始まるために、この時期には出来る限り首都圏から離れずに大人しくしているのが賢明だと思われますが、現在子育て中の若い方々は一年に一二度の田舎で待っている親御さんに孫を見せたりしなくてはならないのでしょうが、我々の歳になると親は亡くわざわざ疎遠状態にある兄弟親戚縁者に遭いに行かなくてもいい訳で、来られても有難迷惑もあるかも知れませんし、またそうでないかも知れないが大人しくしていた方が交通混雑の緩和に役立つことにもなるかも知れません。親は亡く生きている兄弟も少なくリ、田舎友達も少なくなってきており、年を取るということは寂しいものです。
 そこで一句、「親は亡く何故田舎へと向かう大渋滞・・・。」、「着いても誰も歓迎する人もなく迷惑顔・・・。」、「そんな罰当たりな人間が長生か・・・。」、「親は亡くても墓前に参り手を合わせ・・・。」、「死ぬまでしか生きないと誰よりも命根性汚く・・・。」、なんてジャーマニー。
 
松之山に拘り過ぎて・・・

 松之山には多くのアカショウビンが渡って来ているが、しかし首都圏から近いアカショウビンの里なので、多くのバーダーが訪れていることもあり、警戒心の強いアカショウビン達は美人林やその周辺から離れたところに営巣するようになると、以前のように簡単にアカショウビン達の個体を見ることが出来なくなっていると思われるが、今年の松之山の雪解けの状態やそれに関わるようにモリアオガエルの繁殖時期もズレ込んだりしている可能性もあったりするので、我々には野鳥達の分からないことが多過ぎるので、そんなアカショウビンの写真を撮るためにはもっとアカショウビンについて知ることだと思います。
 何処へ行けばアカショウビンがいて撮れると、出掛けているが偶然に撮れているかも知れませんが、そんな偶然が何時もある訳もなく続くこともない筈なので、「虎穴入らずんば虎児を得ず」の例えのとおり、偶然の出会いから必然が多くなるべく、相手(野鳥)のことをより知っておく必要があり、それでなければ難しい野鳥の撮影できる確率は高められません。
 行き当たりばったりで、何度も目的の野鳥が撮れると、自分は「鳥運がいい」からとそんな人達は言うが、そんなことが長続きするはずもなく、自分の自分で目的の野鳥を取るために、いろいろな情報をかき集めて仲間のこそ、目的を達成できるものなのです。
 自分の仲間や知り合いや何人かは一緒に行くと毎回のように目的が達成できているため、それが当たり前のようになっているかも知れないため、会う度に何処かいいところ(野鳥の撮るところ)ありませんかと聞かれるが、そんなところばかりある訳もなく、特に松之山のように遠方となると、無駄足にならないように、いろいろなところからも野鳥情報を集めたり、こちらの苦労を知る由もなく「負んぶにだっこ」状態であり、「何時でも撮れると思う」ことなかれですかね・・・。
 仲間達や知り合いからこんなお爺さんのことを頼って来てくれるので有難いとも思いますが、そんな出会いから仲間となり多くの「撮り友」がでたため、ちょっと大袈裟かも知れませんが、日本全国どこへ行っても野鳥撮りを通しての知り合った人達がいることに驚くことがあります。
 全く知らない野鳥が出ていると撮影スポットに行って、奥の方から名前を呼ばれたりすると、世の中は狭いなぁーと感じることも少なくありませんが、何故こんなに遠くまで来ているのと来ていると思うが、相手からするとあのお爺さんも随分頑張って来ているなぁーと思われているのだろうとも思いますよね。
 白い口髭を生やしている分かり易いお爺さんなので、相手の方からは一目見れば分かのかも知れませんが、ポンコツの爺さんには顔と名前が一致しないことが多いが、特徴的な行動を取ることが多いために覚えられてしまうのかも知れませんので、又、何処ででも何処の誰でも撮影スポットなどで野鳥講習会を始めてしまいますので、不特定多数に自分のことが知れるようになっているのかも知れません。

この年の夏鳥撮りの反省会を・・・

 こんなこと無駄で必要ないよと言われる方もいるかも知れないが、何でも振り替えて反省することをしておかないと、同じ失敗や間違いを繰り返すことになりますまで、お爺さんであろうが若い人であろうがやるやらないが、自分一人の考え方だけでなく、何人かが集まって話し合うことで、きっと将来の成果の近道になったりするものだと信じて行うことです。
 反省無くして次に得るものなくとも言うが反省だけではためで、次回へ繋げる対応策を考えたり検討したりすることにより、今までのよくなかった自分や仲間達の行動が見えて来るものと思われる。
 前述でも指摘している通り、むやみやたらに歩き回ってもいいことばかりでないことは言うまでもなく、独り善がりはよい成果が得られることもあると思うが、大抵の場合逆のことが多いと思わなくてはならない。