季節の便り

四季の移ろいを伝えたい。

雪の金閣寺

2007-12-31 00:26:44 | 写真

 本年もいよいよ最終日、年末寒波がやってきた、近畿地方中部でも雪が舞う予報、2年前12月22日雪が積もった時の金閣寺、鏡湖池に写る庭園の雪景色が見事でした。

 京都市北区衣笠、衣笠山に夕日が差す時間帯、金閣寺を訪ねると金箔を施した三層の楼閣「舎利殿」が黄金色に輝きます。
【金閣寺】
 丸く美しい稜線を空に描く衣笠山の麓、鏡湖池に金閣が輝く絵葉書を誰もが見た記憶のある観光京都のシンボル的な寺院。
 もと西園寺家の別荘であったこの地を足利吉満が譲り受け隠居地とした、吉満の死後「鹿苑寺」と号する禅刹として夢窓国師が開山。
当時の金閣は昭和25年(1950)一修行僧の放火で消失、この事件は三島由紀夫の「金閣寺」、水上勉「五番町夕霧楼」等の文学作品で紹介された。
 
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大阪ロマンⅢ

2007-12-28 22:32:52 | 写真

 たそがれの大阪南、ビルの谷間のきらびやかな有名ブランド店ショウウインドウ、人々があわただしく行き交う街の風景が写りこむ。
 今年年収200万円に満たないパート、アルバイトの人々が1,000.万人を越すと言う、なんともアンバランスな歳末風景です。

 こちらは若者たちの奇抜なファッションが闊歩するアメリカ村、通称アメ村、ヤングカジュアルを売る「Tom House」ピエロのモニュメントが向かいの店のウインドウに写り込んでいました。
【アメ村】
 大阪市中央区西心斎橋、北堀江を含む一画、商業ビルOPAを中心にヤングファッションを売る店が立ち並ぶ、街外れの三角公園は夕暮れともなると若者たちであふれる、OPAにヤングカジュアルの店を持つ知人の話では街角に立つ外国人の客引きにカメラを向けてトラブルになったことも、現在は商店会の努力で落書きや、暴力もなく安心して散策できる街に変身しています。
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大阪ロマンⅡ

2007-12-26 22:00:59 | 写真

 大阪御堂筋の銀杏並木約800本、昭和9年(1934)に植樹されたと言う、残された黄葉と街灯の明かりが裸婦の像に反射、帰宅を急ぐ人々の足もあわただしくなる師走の風景です。

 近松門左衛門の「曽根崎心中」の舞台、お初天神、忘年会シーズンの飲食街の喧騒をよそに静かなたたずまいを見せています。
【曽根崎心中】
 元禄16年(1703)大阪堂島の女郎「はつ」と商家の手代「徳兵衛」が曽根崎の露雨天神の森で情死した事件、人形浄瑠璃や歌舞伎の演題として有名。
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大阪ロマン

2007-12-24 23:21:18 | 写真

 クリスマスイブの夜、大阪の恋人たちのプロムナード御堂筋を南へ歩く。
堂島川に架かる淀屋橋、日銀大阪支店のライトアップ、カクテル光線が川面に浮かんでいました。

 こちらは大阪を代表するルネッサンス様式の中央公会堂、大正7年(1918)竣工
リニューアル工事も完了して輝きを放っています。
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京都・東寺「終い弘法」

2007-12-22 13:29:13 | 写真

 空海(弘法大師)の命日とされる毎月21日弘法市が開かれる、年の瀬は恒例の「終い弘法」1200店の露天が境内に並ぶ、おなじみの骨董や古着、日用品に加えて葉ボタン、カズノコ、黒豆など迎春用品が並ぶ。

 京都の人々が「弘法さん」と呼ぶ、根強い弘法信仰の善男善女達の焚く線香の煙が1日中絶えることなく立ち上る中、全国からやってくるツアー客、外国人観光客も混じって境内は終日ごったがえす。
【東寺】
 京都市南区、九条通に面して建つ、正式名を「教王護国寺」と称し、空海(弘法大師)ゆかりの寺院。
 延暦15年創建、弘仁14年(823)真言宗の宗祖空海が嵯峨天皇から賜る、以来国家鎮護の寺院、真言密教の根本道場となる。(国宝、重文多数、世界遺産)
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京都嵯峨野「花灯路」

2007-12-20 22:15:01 | 写真

 平安の昔から貴族の山荘、隠棲の地として山すそにひっそりとなりを潜める平家物語や百人一首ゆかりの寺社、嵯峨野は京都を代表する散策スポット。
 この時期有名寺社のライトアップ、沿道にランタンの明かりをともす「花灯路」が行われる、野宮神社(ののみやじんじゃ)から続く竹林の道、幻想的な風景を現出していました。

 さらに奥に進むとのどかな田園の中にひなびた茅葺の田舎家「落柿舎」が、柿の実がライトに輝いていました。
【落柿舎】
 俳人、松尾芭蕉の門下生「向井去来」が晩年を過ごした庵、芭蕉もこの地を訪れ嵯峨日記を書いている。
 庵の名前の由来は江戸時代、人に贈る約束をしていた柿の実が大風のため一晩で全て落ちてしまったことから就けられたと云う。
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万博公園クリスマス

2007-12-19 21:58:07 | 写真

 吹田市の万博公園、太陽の広場今年初めて行われた夜間イベント、4万個のLEDを使って作られた光のトンネル、訪れた子供たちが不思議そうに眺めていました。

 土日と振り替え休日の24日午後6;00.~点灯、来客数の落ち込む冬の時期、併設されているエキスポランドも閉鎖中、多数の来場者を呼べるでしょうか?
「Illuminight Banpaku World Illumination Expo」
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神戸ルミナリエ

2007-12-15 22:28:51 | 写真

12月6日(木)~17日(月)迄開催される、昼過ぎから降り始めた雨は深夜まで降り止まず、傘の行列が延延と続く。
 正面のアーチ状のイルミネーション大群衆を避けて右手ショーウインドウに映り込む映像を捉えた。

 最終地点の三宮東遊園地、土の公園内は雨でぬかるみ泥田のような状態での撮影となった、空気が雨に洗われたのかクリアーに写っているように思う。
【神戸ルミナリエ】
 毎年12月に神戸で行われるイベント、通りや広場を独特の幾何学模様で構成したイルミネーションで飾る、デザインはイタリヤ人のヴァレリオ・フェスティ(Valerio Festi)と神戸在住の今岡寛和の共同作品。
 1995年1月17日発生の阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂と追悼、町の復興を祈って同年12月に第1回が実施された。
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雨の神戸港

2007-12-14 21:26:28 | 写真

午後降り始めた雨は日暮れとともに本降りに、ルミナリエで賑わう神戸、混雑を避けて神戸港メリケン波止場へ、一瞬降り続いていた雨が止んで地面に出来た水溜りに鮮やかなライトアップポされたポートタワーの写り込みが現れた。

 対岸のハーバーランド、観覧車、商業施設モザイク、停泊する観光船、競演するイルミネーションが水面を彩っていました。
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京都紅葉(3)

2007-12-11 19:52:53 | 写真

 京都市左京区、東山と白川通りを挟んで向かい合う小高い丘の上にある「真如堂」正式名称は真証極楽寺と云い、阿弥陀如来像(重文)を御本尊とする。
 交通アクセスが不便で駐車場所も狭いため比較的観光客の少ない隠れスポットでしたが、同寺ホームページによるとJR東海のCM撮影、昨年秋、映画「愛の流刑地」ロケが行われる等で人気急上昇、11月一杯は拝観者が絶えなかったそうです。
 この日は弁柄塗りの山門に西日に映える楓を取り込んで見ました。
【愛の流刑地】
 渡辺淳一原作、売れない作家と人妻の不倫を題材にした作品、豊川悦司、寺島なおみ主演で映画化、2007年1月公開。

 東山の山裾を疎水に沿って行く「哲学の道」水面に写す色鮮やかな一本の紅葉。
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