バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

イソグノモン・サンチュウエンシス(Isognomon sanchuensis)

2023-12-02 05:47:35 | 日記

見出しの画像は、イソグノモン・サンチュウエンシスの内殻印象です。

標本は成長過程の小型のものですが靭帯溝が綺麗に並んでいます。

イソグノモンはウグイスガイ目、マクガイ科の二枚貝です。

殻の外形は四角か亜円形。殻頂は背縁の前端部に位置、殆ど突出しない。靭帯は長く、無数の短冊状の靭帯溝が並ぶ。   生息は、三畳紀後期から現世。 (化石図鑑)

イソグノモン・サンチュウエンシスはオーテリビアン後期からバレミアン期に栄えた種。

左側は、殻の残った標本。  右側は、内殻印象。

四角形状のイソグノモン。殻頂右側には靭帯溝が無数に並んでいます。

キャスト

亜円形の内殻印象。 靭帯溝は尖った殻頂の上。

四角形状の標本。 内殻印象。

キャストの上に本体が乗った標本。

キャスト。殻表の成長線がひだ状に刻まれています。

キャストから外したもの。

反対側。

Isognomon sanchuensis

石堂層

 

イソグノモンは現世まで生き延びた種があるのでネット検索して見ました?

マクガイ科で調べて見ると「岩場の貝」の中にイソグノモン・エピッピウムがありました。

外形は似ていますが短冊状の靭帯溝はそれ程並んでいません。


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