バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

出られなくなったゴジラ

2019-11-30 13:11:44 | 日記

見出しの画像は、家の長男が幼き時に粘土で作成したミニ・ゴジラ、完成したゴジラは、大したものではありませんでしたが、近くにあったプテロトリゴニアのキャストの中に入れると面白かったので撮って置いたものです。何となくゴジラが動けないように見えませんか?。

それにしても変なゴジラです。

本題は、ゴジラでは無くセラトシフォンです。

セラトシフォンは、モミジソデガイ科の小さな巻貝で5本の長い棘がありますが良い標本では巻貝の証拠となる部分はみえないんです。そこで今回は、良く見えるものを用意しました。中心が巻貝の本体。見えますか?。

キャストとなるのか判りませんが反対側。

Ceratosiphon sp

石堂層

雨だった展示会後の標本箱、標本の整理等は思ったよりも時間が掛かり4日間を費やしてしまいました。

作業内容は、先ず、箱から出した標本を新聞紙の上に、発泡スチロールを箱から抜く、箱の底板がベニヤ板なので乾燥させることが大事です。底には、水が溜まっているものもあったんです。

雨の日は、何にもしないのがベストですよね。


プテロトリゴニアとクリーニング

2019-11-16 14:30:01 | 日記

見出し画像はクリーニングが殆ど終わったプテロトリゴニアです。

いよいよ、化石の展示会も来週に迫って来ました。心配しているのは天気だけ、雨にならなければ良いのですが。

展示する化石の準備は,予定通りに進んでいるのですが、昨日、化石のデータが入っているDVDを不良にしてしまいました。 パソコンを変えたばかりなのでデータが消えたことは、ショックでした。頭が痛いです。 

これは、石堂層のプテロトリゴニア密集層から採集したもので石の硬さは特別なものがあります。

 表側の母岩の状態です。放射状肋が鋭く出ています。

ひっくり返した裏側の状態です。母岩に何個か小さいトリゴニアが見えるんですが硬すぎてやめました。

 

この化石、欲しい人がいますか?。

午前中は、クリーニングで午後は、化石の整理・分類、標本箱のレッテルを作成、何とか期日に間に合いそうです。

Pterotrigonia

石堂層

 


石堂層のウニ化石

2019-11-02 08:06:08 | 日記

化石展示会も近付いて来ました。前回のブログで石堂層のヘミキダリスとシダリスをUPしましたので今回は、石堂層から産出されるウニ化石を並べて見ました。

これが全体像のウニ化石です。

Cidaris      Hemicidaris  

Heteraster macroholcus

Aphelaster serotinus

Toxaster sanchuensis.n.sp

Heteraster cf.nexilis 

Heteraster yuasensis

小型のウニ化石の同定は、難しく、全部の種名が判明した訳では無く判ったモノを上記してあります。

大型で縦長の Heteraster macroholcus のみを並べてあります。

下は丸型。

ウニ化石の標本を見てみると分かりますがクリーニングの痕がありません。そうなんです。

露頭で採集した時に、簡単に母岩から分離されます。

石堂層

これから、展示会の準備に忙しい日々が続きます。かなりの量なので重労働になるんです。

化石は、石ですから、石って重いんですよね。