バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

Barremitesの採集

2019-01-27 12:45:05 | 日記

バレミテスは、とても小さい正常巻のアンモナイトなので露頭で採集のために石を割ると割れた所に「あっ・・・・・あった」となる訳なんですが本体が薄くて小さいがためにボンヤリ採集していると見逃してしまいます。

どこかの局で放送している「チコちゃん」が怒ると「ボンヤリ採集しているんじゃねーよ」と、なりそうです。通常、石は、化石のある所から割れますが他の化石が含まれていた場合は、薄いがため、そちらの化石が優先され、バレミテスの所は、割れず、出て来ない事になるんです。

さて、このバレミテスですがアップして見ると肋の様なものが等間隔で見えます。従ってこれは、バレミテス・ディフィシリスと言う事になります。

バレミテスの中心にある突起は臍。

バレミテスの整理は、終わった筈ですが後から、後から出てきてしまいます。

* バレミアン期の化石展示会ですが、前回の展示会を開催する際にブログだけで良かれと思い、知人等に連絡しなかったものですから苦情等が相次いで寄せられてしまいました。それだけでは、無いんですが予定として、「第4回バレミアン期の化石展示会」は、年も変わった事ですし、展示会は、5月中に開催する事にしました。詳しい事は、2か月前位に発表致します。

楽しみにお待ちください。

 

Barremites difficilis

石堂層


Neitheaの一種

2019-01-12 11:39:36 | 日記

石堂層のネイシアは、小型、中型、大型とありますが、これは、ネイシア・アタバで大型になります。運の悪い事に殻頂が欠けてしまいましたが大型であるために採集し保管する事にしたんです。

正直、石堂層では大型種の採集は、亀裂の入った露頭の関係で良い標本の採集は、難しいのが実情です。

これは、ネイシアの中でも小型種です。小型種の採集は、運にもよりますが比較的に楽です。

二つ並べると大きさの違いが良く判ります。

標本の大きさを自慢する訳ではありませんが見ての通り、かなり違っているのが判るんです。殻頂はありませんが比較対象には、なりますよね。

オーテリビアン後期からバレミアンにかけて栄えた種。

Neithea atava

石堂層


Pterotrigoniaの一種

2019-01-05 13:29:17 | 日記

見出しの画像は、母岩に入ったそこそこのプテロトリゴニアです。

右にクリーニングのタガネ痕が残っています。実は、削っていた時に中央から母岩が割れてしまったんです。母岩だけが。  そっと剥がして見たら。 合弁のトリゴニアが。

右側のトリゴニアが今回のモノ、左のモノは潰れては、いますがやはり合弁です。

母岩に隠れた部分と反対側のトリゴニア。

両者の厚さを比較して見ました。

新年早々のプテロトリゴニアは、変形の比較でした。

この二枚貝は、殻表に丈夫そうな放射状肋を纏っていますが石化の時の変形は、避けようがありません。出来るだけ変形具合が少ないモノを採集しているんですが・・・・・面白いモノにも目が行ってしまいます。

Pterotrigonia pocilliformis

石堂層