バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

クリオセラティテス・パラクリオセラス

2018-03-31 08:37:40 | 日記

白亜紀前期の示準化石で石堂層から産出した異常巻パラクリオセラスです。

クリオセラテイテス種は、石堂層からは産出頻度が低い方であまり出て来ません。今回のパラクリオセラスは、欠けた部分も無く、先端部まで全体がキレイな状態で残っているんです。私が保管しているパラクリオセラスの中で最高のモノ。

当然、クリーニングには、細心の注意で気を使いました。

これは、キャストですが、見た目には簡単に本体から外れたように見えますが、割れた部分を残らず拾い集め接着しています。

標本箱が大きいので良く見えないかも知れませんが現在の所、全て、所有していますので現物を見ていただければと思っています。

石堂層のクリオセラティテス類の標本箱。

後、残っている未整理のアンモナイトは、フィロパキセラス、アナハムリーナ、フィロセラス、ヘテロセラス、まだありそうな気がしています。

二枚貝類もこれからです。展示会前の20日頃までに、終わると良いのですが?

 

 


Heteraster macroholcus

2018-03-24 10:23:53 | 日記

石堂層のウニ化石、有名なヘテラステル・マクロホルクスです。

ウニ化石は、母岩との分離が簡単で良いのですが、本体のみのウニ化石では味気が無いので母岩に張り付いた状態で数点保管しています。

母岩が付いていると全体に大きくなるので保管が思わしくありません。母岩が有ろうと無かろうとウニの化石には違いがありません。が、展示には付いていた方が良いのです。

これから、出て来るウニ化石は、殆どが本体のみ、NO.1の箱。

NO.2の箱

NO.3 この箱は、小さめのウニで報告されている数種が入っています。

ウニ化石は、多数の保管をしていますが知識不足のため、分類が難解で採集にまかせて箱に入れただけなんです。

ウニ化石の面白い所があります。

本体のみの化石は、あまり特徴がありません。ズラッと並べ、端から見て行くと、次から次と目で追いかけているんですが?・・・・・見ているのですが、何故か頭(記憶)に残りません。目で見ているだけで頭は、空っぽになるようです。 フーンで終わり。

次は、石堂層の異常巻、クリオセラティテス類の整理に入る予定。

バレミアン期の化石

 

 

 

 

 


バレミテス・ディフィシリス

2018-03-10 10:58:18 | 日記
画像は石堂層のバレミテスでBarremites difficilis、映像の角度が悪かったかも知れませんが特徴の条線が確認できます。

屋外展示会に備えて、バレミテス関連(?)の整理をしています。
単体で採集したバレミテスのみの標本箱で都合2箱で収まりました。

No.1


No.2



バレミテスは、石堂層のみで産出したもので3種あります。が変形等により条線が不明瞭で同定できないモノもあるのでその他のバレミテスを作った方が良いかも知れません。

纏めた写真集がこれでFamily Subfamily Genus そして種名、コメントも入れています。二枚貝、頭足類、棘皮類、植物、その他、不明なモノ等、かなりのページ数になっているんです。



今迄、瀬林層、石堂層からの産出した化石、全般のまとめが間もなく終わる見込みなんです。
これを見ると一目で種名が解る優れものになる予定です?。
何時頃か不明ですが化石類も処分する予定になります?。現在とても悩んでいます。

クチベニガイ

2018-03-03 12:38:39 | 日記
汽水域に多く見られたクチベニガイ科のクチベニガイです。石堂層からの産出ですから汽水域ではありません。
母岩が被っているのでクリーニングの必要があります。良く見るとタガネの当て方で簡単に削れそうな感じなので・・・・・簡単に終了。母岩の下をカットして終わりました。

裏側、合弁ですから裏からも一部が見えています。



母岩下部をカット前のモノ。殆どクリーニングが終わっているのが解ると思います。



クリーニングが終わりです。殻頂は、天井部ですが直ぐ脇に細かな靭帯溝が出ています。クチベニガイの靭帯溝は初めて見る事ができました。



石堂層の産出ですが多産していません。滅多に見る事が出来ない二枚貝種でした。

石堂層

Pulsidis sanchuensis