バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

べレムナイト (Belemnoidea)

2024-02-01 10:58:10 | 日記
ベレムナイト目は、三畳紀後期に出現し白亜紀末に絶滅した軟体動物門、頭足綱の一分類群です。
形態的には、現生のイカに類似し、特にコウイカに近縁であるとされています。
ベレムナイトは、体の背部から先端にかけて鏃型の殻をもっていた。 
この殻の形状に由来してベレムナイトを矢石と呼ぶ事もある。

ベレムナイトは、デボン紀のバクトリテス類を起源とし化石は、下部石炭層から白亜系にかけて産出する。
特にベレムナイトは、ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄しており中生代の海生層からアンモナイトと共に大量に産出する。
絶滅の時期もアンモナイトと同様に白亜紀末である。

これまでの石堂層の産出状況
長い間、石堂層で化石採集に携わって来ましたがベレムナイトの多産は無く、保存状態も悪く、良い標本を採集する事が出来ませんでした。
上の文中「アンモナイトと共に大量に産出する」とありますが露頭によってかも知れませんが石堂層では、殆ど目にすることはありませんでした。

石堂層から産出したベレムナイト







残念ながら以上の標本が全てになります。

Family Belemnopseidae

Hiobolites

石堂層