見出しは、前回のアスタルテの密集した外殻印象の母岩です。
これの裏側には、プテロトリゴニアが見えていましたのでそれのクリーニングです。
アスタルテの事ですが密集と言っても一つずつ置かれたように並んでいるだけで貝の重なりはありません。
次は、母岩の厚みです。アスタルテからトリゴニアまでは、約4センチでトリゴニアの方が上部になります。この数センチの間に何があったのか?気になりませんか?
トリゴニアの保存状態が判らないのでどうなるか?です。がコロナで外に出る気がしないので日差しの暖かい日中のクリーニング作業です。
トリゴニアの周辺にアスタルテの内殻印象が数個見られます。
どうなる事かクリーニングの開始。左側のトリゴニアの方が程度が良さそう。
母岩が脆いので削りやすいのですが本体自体も脆く壊れそう。なので細いタガネで少しずつ軽く削って行きます。
トリゴニアの状態は予想した通りあまり良くありません。
クリーニングの終了。これでは、ランク外で私の標本箱に入れません。
今年のブログの最後は、トリゴニアのクリーニングで終わりです。
来年は、どうなる事か?露頭で迷い続けるのか?判りませんが化石の世界は、生息環境や海流、堆積等、当時の想像が出来て、それが楽しく、面白いのです。
それでは、また
バレミアン期の化石
石堂層