バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

バレミテス&ゲルヴィラリア・ハラダエ Barremites&Gervillaria haradae

2024-01-10 15:21:07 | 日記
見出しの画像は、クリーニングが終わった母岩です。
母岩が堅いのでクリーニングは諦めて保管庫で眠っていましたが取り出して見ると何とかなりそうなのとゲルヴィラリア・ハラダエ周辺の母岩が邪魔だったので思い切ってクリーニングを決行しました。

殻頂の所と左側をクリーニング。

角度を変えて撮っていますので化石の状態が良くわかると思います。

クリーニングが終了した母岩です。

石堂層から産出するバレミテスは、3種ありますがバレミテス・オーツカイは産出量が少なく珍しい貴重な標本になります。

生息期間は、白亜紀前期のバランギニアン上部~バレミアン期(1億1700万年~1億3000万年)に栄えた種。
バレミテス・オーツカイの拡大画像です。デスモセラス型の条線が見られます。


ゲルヴィラリア・ハラダエは、バケヴェリア科の大型二枚貝でジュラ紀~白亜紀にかけて栄えた種です。
(オーテリビアン後期からアルビアン期)
化石図鑑によりますと殻は、殻頂を頂点にして後下方に延びた縦長の膨らみの強い水滴状の外形を示す。
殻の外形には、かなりの変化が見られる。

Gervillaria haradae
Barremites(B)otsukai

石堂層

真冬になってのクリーニングは暫くぶりでしたが好天の陽と北風が無い日を選んで外でのクリーニングでした。
時間の経過と共に寒さが出て来ましたので早々に終わりにしました。







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