バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

グラノカルディム・イシドウエンセ

2019-08-31 10:39:52 | 日記

オーテリビアン後期からアプチアンに栄えた大型の二枚貝です。

この二枚貝の種名に、イシドウエンセとありますが私自身の採集によると瀬林層上部から産出されるのみで石堂層からは、出ていません。

殻が大型のため殻頂部分が見えにくいので角度を変えて撮っています。(少し下部から)

殻頂部分は、見出し画像で見える筈でしたが良く見えません。

殻には無数の強い放射状肋と殻の前後縁付近の肋には細かい棘状あるいは果粒状の装飾がある。と化石図鑑に。

瀬林層上部の化石は、殻が殆ど融けてしまってありません。ので変形が凄いけれど殻が残っているグラノカルディムも採集していますので見て下さい。

Granocardium(?)ishidoense

瀬林層上部


カリフィロセラス

2019-08-25 05:47:03 | 日記

正常巻アンモナイトの中に、フィロセラスの一種、カリフィロセラスがあります。

サイズは、小型から中型の大きさです。

フィロセラスは、前期ジュラ紀から後期白亜紀まで生息。

アンモナイトの生息期間としては異例の長期に渡って生きていた事になります。フィロセラスに限っては採集されたからと言って正確な地層年代ができない事ですよね。

カリフィロセラス、この種の特徴は、殻の表面に細かな同心円状に刻まれた肋(?)があります。

昨日は、多忙な一日でしたのでアップ用の画像の撮影が遅れ、夕方になってしまいました。

曇っていたので光線が弱く細部が見えません。細かな条線もハッキリしないんです。

良く見ると左の方に条線が見えます。

Calliphylloceras sp

石堂層

現在、石堂層、瀬林層上部から産出したアンモナイト類は全てデータとしてファイルしていたと思っていたんですがフィロセラス類が抜けていたのに気が付かずにあわてて図鑑、論文等で調べてUPしました。ので、内容が良くないかも?。

今日は、これからフィロセラス類をまとめる予定です。

 


バレミテスの一種

2019-08-17 15:55:55 | 日記

見出しの画像は、バレミテス・オーツカイです。

石堂層からは、三種のバレミテス(オーツカイ、ストレット・ストマ、ディフィシリス)が出ていますが、変形により肋の様な凹み、条線等が消えてしまっていたりして同定は、非常に難しくなっています。無理をして種名を決めないでバレミテスで良いのではと思っています。

殻の一部が融けていますが条線と臍が確認できます。

 

Barremites otsukai

石堂層

 

さて、次ですが恐怖の毛虫、イラガの幼虫です。

自宅のボタンの葉の裏側で人が近づくのを待っています。これに触れたらあまりの痛さに泣きます。山に入る時は要注意。刺された経験のある方はご存知ですよね。

猛暑の時に、こんなものに刺されたら最悪です。

涼しくなるのは何時頃でしょうか暑いのが嫌になってきました。寒ければ夏が恋しいし、勝手なのが人なんです。

犬や猫は、毛皮を着ていても暑いの寒いのと何も言いません。

右手の手術の件ですが、経過は順調で15日に抜糸でした。整形外科の先生によると傷の回復が普通の人より早いそうです。

人差し指の根元には、腫れが残り押すと痛みが走ります。大きめのハンマーは現在、握れませんが来月頃には、現場復帰出来ると思うのです。

 

 


テトリア・サンチュウエンシス

2019-08-10 14:00:36 | 日記

オーテリビアンからバレミアンに栄えた汽水生のシジミガイの一種、テトリア・サンチュウエンシスです。

テトリアは、ハヤミナの密集層の近くから出てきます。良く見ると解るんですが注意するのは、ハヤミナの小さい(子供)ものと間違いやすい事なんです。

相違点は、膨らみと殻頂の突出が強いこと、外形が類円形と成長線。と言っても同定は、難しいので次回の展示会で比較すると良いでしょう。

右手の手術が終わりました。5日前の事でした。

現在は、これ、包帯を外して。3針縫った後です。15日に抜糸予定。

これでは、当分の間はハンマーも握る事は出来ません。

仕方が無いので子供に帰って、蝉の観察です。

右が、ミンミンゼミ、左が、ニイニイゼミの脱皮前の幼虫。芝生の上に転がっていましたのでカキの木に掴まるように言って聞かせました。登って行きましたがその後は、?です。

Tetoria sanchuensis

瀬林層

 


ハヤミナの一種

2019-08-03 15:15:26 | 日記

汽水生の瀬林層から産出される。大型二枚貝のシジミガイ、ハヤミナナウマンニです。

瀬林層産出のシジミガイ化石は不思議な事に殆どが殻が融けずに残っています。

合弁の口が少し開いた状態。後に密着している筈の殻が黒く見えています。

上から見ると開いているのが良く判ります。

瀬林層の泥岩は、脆いので保管には注意が必要です。湿気を避けて乾燥している事と保護剤を浸みこませていれば良いでしょう。

Hayamina naumanni

瀬林層

猛暑日が連日です。猛暑なので山に、入る気がしません。

右手の状態が思わしく無くて、この際、手術を受ける事にしました。

右手、人差し指の手術の日程が決まり、本日、説明がありました。5日に切開、15日に抜糸の予定。 暫く、右手が使えないので涼しい所で読書でも・・・・・と考えています。

化石よバイバイ。