バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

アナハムリーナの一種 (Anahamulina)

2022-12-23 14:17:26 | 日記

アナハムリーナは、調べましたら。

プチコセラチス科(Ptychoceratodea)で白亜紀前期(バランギニアン期~オーテリビアン期)で絶滅。

オーテリビアン期の直ぐ上がバレミアン期ですからバレミアンは最後の絶滅期という事になる様です。

アナハムリーナは、石堂層の異常巻きアンモナイトの中でヘテロセラスと比較すると小型で、同じ様にJカーブをしていますがその先端部は巻いて無く、ほぼ直線で細くなって終わります。  縫合線は、何処かにある筈ですが見た事はありません。

アナハムリーナのキャスト

最先端に本体の一部がキャスト側に残っています。

本体側よりもキャストの方が化石の情報が詰まっている筈ですが?

本体ですが、キャストから見ると住房部に亀裂がある様には見えないのですが?割れています。 どうも採集時にへまをした様です。

全長は、約6センチです。

右と左を合わせると一つに」なります。

superfamily  Ptychoceratoidea

Family               Hamulinidae

Anahamulina

石堂層

間もなく今年も終わります。

巡検

雪が降る前に山に入りたかったのですが、遠くの山が白くなっているのと外気温が低いので露頭が凍り付いている可能性が高いので今年は、おしまいです。

ブログ

初めがあると終わりもあります。  本年最後のブログになります。

皆様、本年も見に来て頂いてありがとうございました。

来年は、どうなることやら・・・・・?

あまり期待でき無い様な気がしています。

バレミアン期の化石

 


小型のヘテロセラスの先端部 (Heteroceras)

2022-12-10 06:30:26 | 日記

白亜紀前期を代表する異常巻きアンモナイトのヘテロセラスが生まれて直ぐと思われる個体の化石が見つかりました。

画像では、判りませんがヘテロの全長が約4cm幅が4mmです。

この異常巻きは、ゆるやかなカーブをしていますがヘテロの特徴であるJカーブは、まだありません。 それでも良く見ると先端部は巻いています。

拡大したもの

次は、小型ですが少し大きくなったヘテロの巻き上げ部、この位になると巻いているのが良く見えます。トリゴニアと比較できますのである程度サイズが判ると思います。

見えやすい様に巻き上げの所は、クリーニングがしてあります。

これは、母岩を割った時に現れた細いシャフトと先端の巻き上げ部、変形して潰れているのでどちらがキャストになるのか?

巻いている所から見るとこちらが本体の様です。

トリゴニアに飽きたのでヘテロセラスにしました。

Heteroceras sp

石堂層

 

何かに追われたのか判りませんが硝子戸に激突して一命を落としたメジロです。 以前にも小鳥が同様な事があったのですがその時は、回復して飛び去ったのです。 今回は、様子を見ていましたが駄目でした。 冥福


巡検 7 (Pterotrigonia 3)

2022-12-03 14:38:55 | 日記

数日前に巡検を決行しました。

前回の巡検は、紅葉にはイマイチでしたが今日は、落葉樹に枯葉も無く、間もなく本格的な冬に入る様です。

紅葉は,枯葉となって地面に敷き詰められ山道の区別が付かない程に

狩猟期間に入っているので🐗や🐻に間違われない様に黒い服装は避けて明るい上着で露頭に入ったのですが温度が低く寒さが身に沁みる様です。

日が傾くと暗くなって見えづらくなるので早めに切り上げ、帰る事に・・・・・今回の巡検結果は、残念の一言。

さて、次です。

前回の続きではありませんがプテロトリゴニアです。

前回のトリゴニアよりも小さめです。

Pterotriogonia pocilliformis

石堂層