直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

2016 非常勤講師 〜 ケースワークの視点

2016年12月08日 | 日記
12月8日
午後から大学で講義。
今日も、4限、5限のダブルヘッダー。
3時間、講義をしました。

今日の内容
「低所得者等への就労支援(支援機関と専門職の役割)」

・ハローワークの役割と専門職
・福祉事務所の役割と専門職
・自立支援プログラム
・生活保護受給者等就労自立促進事業
・公共職業能力開発施設の役割と専門職
・地域若者サポートステーション
・ジョブカフェ
・就労支援に必要なケースワークの視点

生活困窮者等への就労支援施策が、実際にはどのような機関に、どういった専門職がいて、どのように対応しているかについて、具体的に説明をしました。
お話だけでは伝わりにくいと思い、現場の実際を紹介するムービーも観てもらいました。

今日のポイントは最後にお話しした、ケースワークの視点。

生活保護を受給している人たち一人ひとりの背景や環境、想いを理解するように努めること。
就労支援によって生活保護の受給を外すことが出来るというような狭い意味で就労支援をとらえてはいけない。
補足性の原理に言うところの稼働能力の活用は、ともすると行き過ぎた就労指導につながる危険性があることを認識すること。
クライエント一人ひとりと心を通い合わせて、状況や心情を理解し、寄り添いながらともに自立への道を歩んでいく「ケースワークの視点」を持った就労支援であること。

具体的な事例も交えて、30分程度じっくりとお話をさせていただきました。

ケースワークの視点は、介護や障がいにおいても一番大切なこと。
最近は、ケアプランやサービス等利用計画を立案することが「ゴール」のような相談支援が多くなってきているように感じます。
相談支援の目的は、クライエントさんが「幸せ」になること。

ちょっと熱く語りすぎました…

静かに耳を傾けてくれた学生諸君に感謝です。

季節はクリスマス。
学内には大きなクリスマスリース。

次回の講義は、来年になります。
学生諸君にとって良い年となりますように…


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