直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

シカタガナイで片づけない…

2017年01月31日 | 日記
1月31日
障害者支援施設部会全国大会2日目。
今日は分科会。

私が参加したのは第4分科会「利用者の権利を守るための必要な支援について考える」
事例発表が二つありました。

「強度行動障害状態の広汎性発達障害への適応行動形成への取り組み」
「自閉症の方々の自己決定支援を考える」

それぞれに、大変素晴らしい発表でした。
データに基づいて客観的に行動を分析(アセスメント)して、実践することは当たり前なのですが、目の前のことに追われて、なかなか実践出来ていないのが各施設の現状ではないかと思います。実践を丁寧に行っている職員集団の努力に敬服しました。

発表の後、フロアに対して質問が求められました。
しばらく沈黙…

思い切って発言しました。
「自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害)の方々は、確かに支援者の対応を一致させることが大切です。一方で、支援者も人間であり、一人ひとり違った個性を持って対応しているはずで、自閉症の人たちも相手(支援者)の個性に合わせて対応を少しずつ変えていると思います。発表にあるように“強化子のレパートリーを増やす”ことも一案だと思いますが、支援者一人ひとりの関わり方の分析もあると良いのではないでしょうか…」

・・・

ずいぶん生意気な発言をしてしまいましたが、その後フロアは盛り上がって様々な意見交換がありました。
意見交換が活発な会は楽しいです。

分科会の後、発表者にご挨拶に伺いました。
私の発言に大変感謝して頂いて、ちょっと恐縮でしたが嬉しかったです。
本当に実践の内容は素晴らしいものがあり、良い職員集団なんだろうと思います。一度伺ってみたいです。

・・
分科会の最後は、東洋大学教授の高山直樹先生の講義

・シカタガナイ(仕方がない)では幸せになれない
・障がいのある人ならいいのか?
・利用者を施設の中で適応できるだけの支援をしていないか。
・虐待とは「むごい扱い」のこと。
・漫然としたその場しのぎの支援は虐待につながる。
・傍観者は虐待者
・ナチスドイツの優生思想(T4作戦)
・障害者権利条約は人として当たり前の生活の保障
・ソーシャルワークは価値の具現化
・権利は英語で You are right (ごもっとも)という意味。
・ニーズ、デマンド、ウィッシュ
・ソーシャルワークはアートである。

たくさんのキーワードをいただきました。

「今日集まっている人たちは、利用者の尊厳、生命、生活を護っていく要の人。シカタガナイを言わない支援者と信じています」

この言葉はグサッと突き刺さりました。
私は一日に何度「シカタガナイ」と言っているだろうか…

横浜から岐阜羽島までは1時間30分。
とても便利です。
施設に戻ると、またまたいろんなことが起きていました。

「シカタガナイ」で片づけない支援、対応…
当たり前なのに難しい…

でも、、、
頑張ろう、頑張らないと…
皆さん、一緒に頑張りましょう!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2016 障害者支援施設部会全国大会

2017年01月30日 | 日記
1月30日
第5回障害者支援施設部会全国大会(神奈川大会)に参加するため、横浜に来ています。

大会テーマは、
新しい福祉らしさの発見とチャレンジ

開会式には黒岩知事、ご本人が参加され、開会に先立って、昨年の事件で失われた19名の方々に対して、黙とうを捧げました。

黒岩知事さんの祝辞も、話の中心は事件のこと。簡単に“建て替え”では済まない現実に、悩んでおられるようでした。

それでも、「ともに生きる社会 かながわ憲章」を定めるなど、少しずつ前を向いて動き出しています。
冒頭の黙とうは、障がいのある人たちが幸せに生きる社会を創ります… という私たち障がい福祉関係者の誓いでもありました。

熊本報告
昨年の春に発生した熊本地震は、地震が人ごとではないことを思い知らせました。
とにかくトイレが大変ということ、ニーズが変わっていくことなど、現場の生の声を聴く、貴重な機会になりました。

基調講演
野本三吉こと、加藤彰彦先生(沖縄大学名誉教授)のご講演。

ご自身の戦争体験から始まり、小学校教員、ケースワーカー、大学教員の経験から、人のつながりや地域づくりなど、示唆に富んだお話をたくさんいただきました。

・みんなで考える。当事者が主人公になる。
・福祉は“追われる仕事”ではいけない。
・命は「唯一であり、種がある、出会う」こと。
・働くことは生きること
・切れてしまった関係をつないでいくのがソーシャルワーカーである。

鼎談
加藤先生に加えて、佛子園理事長の雄谷良成氏を交えて鼎談が行なわれました。

佛子園のシェア金沢のお話は、何度伺っても“ため息”です。

私たちは何をしてきたのか…
雄谷さんが言われるように、私たちの取り組みはDPDPだったのかなぁ…

・・・

情報交換会
同席した他県の職員さんと色々なお話が出来ました〜♪
こういう機会を大切にしたいです。

お話をしていて感じたこと。

私は、現場の職員さんの声をちゃんと聞いているかな…
目指すことを、職員さんでシェアしなければいけない…

私たちの歩みは三歩進んで二歩下がるみたいなことばかりですが、、(^_^;)
それでも、みんなの力で、みんなが幸せになれるように、一歩一歩進んでいこうと素直に思えた夜。

皆さん、よろしくお願いします!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

私の休日

2017年01月29日 | 日記
1月29日
このところ寒さが緩んで、穏やかな日曜日。

今日は休日。
一日中部屋にこもって、非常勤講師を務めた科目試験の評価と、来期のシラバス作成をしました。

まずは、試験の評価。
先日のブログにも記しましたが、出来ていない答案を見ていると、自分の教えの至らなさを感じます。
一方、しっかり書けている答案を見ると、「わかってくれている~♪」と嬉しくなります。

改めて解答を読むと、至らないけれど一生懸命さが伝わってくる文章も多々ありました。
15回も講義をしていると、結構学生さんの顔と名前も覚えます。

「情」を感じつつ、評価はきちんとしなければいけません。
「適正に」評価させていただきました。

夜、シラバス作成が大詰め。
来期は「就労支援」の他にも2つの講義を受け持つことになって、一か月ほどテキスト選びなどに苦労しましたが、講義の内容はほぼ固まりました。
明日から出張が続くので、何とか今日中にシラバスの入力を済ませようと思います。

多くの学生さんが興味を持って臨み、学びを深められるような講義になるように、私も勉強です。
そして、私の学びを少しでも施設の仕事に活かしていかなくてはいけません。

・・・
私が勤務する入所施設やグループホームは、24時間、365日。
今日も職員さんが利用者さんを支えてくれています。

私がこんな休日を過ごせるのも、支えてくれている職員さんたちのおかげ。
感謝、感謝なのです。

ありがとう!

追伸:岐阜県知事選の選挙はちゃんと行きましたよ~
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

大切な日

2017年01月28日 | 日記
1月28日
土曜日の朝。
いつもの送迎。みんなの笑顔。
私はこの時間が大好きです。

午前中、元利用者さんが訪ねてきてくれました。
今は一人暮らしをしているとのこと。
大変だとは思いますが、自分で決めて生きている笑顔がありました。

頑張ってね!

・・
夜。
静かに一日が終わります。

私にとって、1月28日は大切な日。

32年前の日本福祉大学スキーバス事故。
当時私は2年生。ひとつ下の後輩を亡くしました。

事故が起きた犀川の慰霊碑には、こう刻まれています。

湖底に沈める
若き命たちの尊き思い 悲しみを
二度とあらしめぬために

私にとって1月28日は、今も福祉の仕事に携わっていられる幸せを確かめる日。

ありがとう。

・・
毎日、色々なことが起きます。
うまくいかないことは、私のリーダーシップに原因があるのです。

頑張らないとね。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

みんなちがって、みんないい!

2017年01月27日 | 日記
1月27日
午前中、海部津島キャラバン隊 Puzzle の公演に参加してきました。

海部津島キャラバン隊とは、愛知県海部津島地域を中心に発達障がい(自閉症など)や知的障がいの啓発活動を行うグループで、ほとんどのメンバーが発達障がいのお子さんを持つ親さんです。
一昨年に私たちの施設の見学にお越しになられて以来、交流が続いています。

今日は、発達障がいを知ってもらうための公演会。

子育て真っ最中の親さんや、ボランティア活動をしている方、施設や行政の関係者っぽい方… (^_^;)など、30~40名ほどの方々が集まりました。

昨年もこの公演に参加させていただきました。

・どんな風に見えてるの?
・どんな風に聞こえるの?
・うまくいかない時はどんな気持ち?
・言葉がわからないってどんな気持ち?

障がいを理解してもらうために体験して頂く…
昨年と同じような内容で進められましたが、何度体験しても新鮮味を感じます。

たぶん、支援者は「それ」を感じる感性を持っていないといけない。
こうした体験を何度も何度も積んでいくことが、支援者としての感性を磨くことにつながっていくと私は思っています。

また、親さんたちが、自分の経験をもとにこうした活動をすることにもとても意義があると思いますし、若い親さんにとっては少しでも不安を和らげたり、励みになったりすると思います。

「みんなちがって、みんないい!」は、親さんたちのスローガンであり、ねがいです。

公演が終わった後、メンバーの皆さんとお話をする機会がありました。
もう皆さん顔なじみです。
近況や、短期入所の不安などをお聞かせいただきました。

私にとっては、「何が必要なのか」を考えるとても貴重な機会で、これからもずっと大切にしていきたい関係です。

皆さま、これからもよろしくお願い致します!
コメント
この記事をはてなブックマークに追加