直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

個性をぶつけあって人間関係を築く

2015年11月30日 | 日記
11月30日
今朝は、車のウィンドガラスが凍っていました。
寒い朝です。

午後から居宅介護等支援部会の学習会で、講師をさせていただきました。

虐待防止システム(通報など)の説明が棒読みになってしまいました。
システム(知識)を漫然と覚えて帰るよりは、様々な場面で知識や技術をどう展開していくのかを学んでいただきたいという気持ちが強かったために、資料は用意したものの、ある程度省略していけばよいところまで説明してしまいました。

必要度が低い事項であっても、資料として載せる以上は説明する責任があります。
説明の度合いで、受け取る内容はずいぶん違ってきます。
要点を絞って伝えられるように、もっともっと読み込んで整理するべきでした。

内容にボリュームがあるので、時間が厳しくなってしまいました。(10分延長でした)
もう少し取捨選択をすればよかったと思います。

ワークやPVはとても良かったと思います。
・ 人として大切にするべきこと。
・ 理想を目指すこと。
・ 想像力をもつこと。
もっと、もっと効果的なプレゼントなるように、しっかり時間をとること、まとめをしてメッセージをわかりやすく伝えることが必要でした。

・・・
夕方からは入江先生の福祉人間力講義と、プレゼンテーションを行いました。

若手職員さんが、一生懸命に「自分」を伝えて下さいました。
自分が行っていることや考えていること。辿ってきた道を人前で伝えるというのは、簡単そうで難しい。
自分に“覚悟”が要ります。

前回の予選、今回の本選。
一人ひとり、個性を出してくれました。
私たちの仕事は、人格と人格のぶつかりあいですし、職員間のチームワークも大変重要です。

ずっと個性を隠したままでいると、どう付き合ったらよいのか、話す内容も難しくなります。
自分の個性を相手にぶつけて、人間関係を築いていくこと。
相手の話をしっかりと受け止めること。

さて、私たちベテランはどうでしょうか?
話を受け止めることは出来ているか…
自分の話をわかってもらおうという努力をしているか…

私にとっては、新人研修の立ち会いは自分を見つめる時間にもなりました。
入江先生、ありがとうございました。

知識とは何だろう?

2015年11月29日 | 日記
11月29日
明日は「障害者の権利擁護・障害者虐待防止に関する知識を学ぶ」
というテーマで、主に居宅支援をされている方々の学習会の講師を務めさせていただきます。

障害者の権利擁護・虐待防止に関しては、昨年から今年にかけて様々なところでお話させていただく機会がありましたし、今回の学習会もずっと以前からお約束をいただいていたので、大体の準備は整っていますが、直前にもう一度見直しながら、できるだけ最新の“ネタ”を仕込みたいと思うのは私の癖です。
知識を学ぶ… ということなので、「知識」について少し考察してみました。

知識とは、
知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。
考える働き。知恵。
ということになります。

対人援助(ソーシャルワーク)における知識とは、
ただ知っているだけではなく、対人援助場面で使える“知識”であること。
クライエントの情報を得た時に(場面によっては顔を見ただけで…)、そのクライエントが何を求めていて、何を援助をすればよいのか見当をつける、「察する」ために必要な「使える専門的知識」でなければいけません。

「ただ知っているだけ」ではダメで、“引き出し力”も同時に必要になるということ。
アインシュタインは、「想像力は、知識よりも大切だ。知識には限界がある。想像力は、世界を包み込む。」
と言いました。
「知っていること」を増やすだけではなく、「使える知識」を駆使して、クライエントの幸せを実現するためにはどうすればよいのか…を想像する力が必要なのだろうと思います。

障害者の権利擁護・虐待防止の場面はとてもデリケートで、緊急性があって、専門性を求められる場面になります。
その時に「使える知識」と「想像力の必要性」を学んでいただけるような内容にできればと思っています。

明日も様々な出会いがありますように…

早寝・早起き・朝ごはん

2015年11月28日 | 日記
11月28日
最近、よく眠れます。
と言うか、早い時間に眠ってしまって、朝早く起きてしまいます。

昔は、家族で一番遅くまで起きていたと思いますが、この頃は一番早く寝てしまいます。
睡眠時間は、昔も今もあまり変わらず6時間くらいなので、10時くらいに寝てしまうと4時くらいには目覚めてしまいます。

実はブログを書き始めて、そのまま眠ってしまって、夜中や朝方に目が覚めて続きを綴ることもしょっちゅうになってきました。

私は元々夜型人間で「夜中でないとアイディアが浮かばない…」と思っていたので、“早寝・朝型人間”になって、「夜中に起きていられない」ことが大問題だったのですが、最近は生活リズムを夜型から朝型に変更しようと思っています。

早起きの課題・・
家族(特に飼っている犬…^_^;)を起こさない。
夜と違って、出勤時間まで出来ることは限られているので、夜にしておくことと朝方にすることを整理する。

今までのリズムを変えていくには、いくつか課題がありますが、身体が求めるリズムにあまり逆らわないようにした方が良いようです。

「早寝・早起き・朝ごはん」を実践します~♪

福祉経営研究会 ~ 福祉現場の課題解決に向けて

2015年11月27日 | 日記
11月27日
夜、福祉経営研究会に参加するため、名古屋に向かいました。

この研究会は、母校の日本福祉大学の卒業生、院生、学生、教員等が中心になって運営する研究会で、外部の方も参加OKのオープンな勉強会です。

私は、ある講座に出席した時に講座を担当していただいた先生にお誘いを受けて、この研究会に参加するようになりました。

18時30分スタートなので、仕事を終えてから名古屋に向かうと、いつもギリギリか、少し遅刻しての参加になってしまいます。

今日のテーマは、「福祉現場の課題解決に向けて」
発表は田島誠一先生。
聖隷福祉事業団で長く勤務され、現場から法人運営まで、経験と知識が豊富な先生の発表。
話が面白く、興味深い内容で、予定時間があっという間に過ぎました。

備忘録…
問題解決は「勘・経験・度胸」からの脱却
スキルのベクトルと心のベクトル
基本があってオーダーができる
問題を課題にする(ギャップを見つけて、解決策を作る)
ケースメソッドを利用する
研究は、現場支援者だけでなく、事務や調理、パートも巻き込む
サービスの質を大切にする風土を作る
自分に対してもストレングス視点を持つ
手法にとらわれない事例研究
チーム研究

たくさんの学びをいただきました!

研究会の後は、恒例の飲み会。
ここでも先生を囲んで楽しいおしゃべり~(^o^)
新しい出会いもあって、とても有意義な時間を過ごしました~♪

ポジティブシンキングで、問題を課題にして、より質の高い支援ができる職員チームを創ります!

無常の中に不滅がある

2015年11月26日 | 日記
11月26日
冬が駆け足でやって来そうです。
寒さ対策をしっかりしましょうね。

日中、職員さんのお父様のお葬式に参列しました。
このところ、毎週のように様々な方々の葬儀に参列させていただいています。
これも、私の大切な責務であり、心をこめてお参りしています。

私は、お経が読めないし勉強もしていないので、詳しいことはよく分かりませんが、宗派を問わずお経の中には「無常」という言葉が出てきます。

「生老病死」
人間、生を受けた以上、いつかは老いて病を得て、死を受け入れなければなりません。
それを理解するために、「無常」という言葉があるのかな…と思っていましたが、お釈迦様が説かれた「無常」の意味は、それだけではないようです。

「無常の中に不滅がある」
お釈迦様は、形あるものはいつかは無くなってしまう(無常である)が、善なるもの(人のために、自分のためにもなるもの)は、多くの人たちに利用されていくのだから「不滅」であると説かれたそうです。

・・・
難しい話ですが、「人は誰でも必ず何かの役に立って生きている」と、私は解釈しました。
私たちは、日々仕事をする中でどうしても「うまく(仕事が)出来ない人」のことが気になってしまいます。
「どうしてそんなことができないの?」「あなたがちゃんとしていれば…」などと思うことばかりです。
実は私もそうです。

それでも、人には「どこか良いところ、何かの役に立つこと」を持って生きているはずです。
人財を育てるということは、一人ひとりの「良い部分や役割」を見い出して、信じることだと思うのです。
それは、障がいのある人たちが生きる権利を保障することにも繋がっていくのではないでしょうか?

「諸行無常」
いつかは私もこの施設を去っていきます。
私の後に働く人たち、施設を利用する人たちにとって、役に立つようなことを遺していきたいと思います。

みんなで頑張りましょう!