kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

極寒・・・

2018-01-12 | 陸上競技
木曜日。本当に寒かった。朝からずっと雪がちらついていました。時々前が見えないくらいの雪。この状況でどうするのか・・・。朝はグランドが完全に凍結していました。普段水たまりの表面に氷が張るくらいですが今回はすべて凍っている感じ。どうなんだ。

練習は色々と悩みましたが実施することに。天候とグランド状況を把握しながらやらなければいけません。最初の段階でウエイトサーキットを。タイヤ押しを省略。それ以外は通常通りやることに。負荷を増やしているのもありますが「腰が痛い」という者がでてきます。これに関しては以前から話をしていました。軽い負荷であれば誤魔化せますが負荷が増えるときちんとしたフォームでやらなければ痛めてしまいます。ここはしつこく言い続けていたのですが。

特にひどいのがスナッチですね。膝を伸ばした状態でシャフトを持ちあげようとする。これが一番腰を痛めるパターン。さらに降ろすときに一気に降ろすので腰に大きな負担がかかります。これでは・・・。3セットあって1セット目が始まる前に念押しで注意点を言う。それなのに1セット目で既に膝を伸ばした状態でシャフトを握る。いやいや。それが3セット目まで・・・。何気なくやっていた部分があったのだと思います。種目はきちんと意識するのかもしれませんがシャフトの持ち方や降ろし方まで気が配れていない。ここは大きいと思います。

結局、降ろすときに一気に降ろしてしまう選手に関しては1回ずつシャフトを落とすように指示をしました。筋力強化や身体作りは重要だと思っています。しかし、そのために故障をしてしまったら何の意味もなくなってしまう。しつこくフォーム作りに関してはいっていたのですがやはりこういうところで出てくる。考えなければいけないと思います。

終わってからすぐに走りました。DM走とB走、スプリントを組み合わせてです。普段であればこの前に簡単な動きをやってから入ります。しかし、そんな時間はない。ただでさえ寒い。時間をかければできるかもしれませんが体が冷えてしまう。そうなる前に休まず練習を流していきました。30m-40m-50mと各3本ずつ。一気に。

久しぶりにシャフトトレーニングも。上半身と下半身の連動を意識したメニューです。正確にできるかどうか。ディップ系の動きの時に肩甲骨周辺が硬い選手は「やりたい動き」ができません。これは困る。鍛えたい部分ができない。柔軟性を高めるための練習も計画的に入れていきたいなと思います。

さらに補強サーキット。プレート補強は重さを増やす。全種目で重量は増やしたいと思っています。慣れてきてそれなりにやるのではこれから先はない。ここからどうするか。全部をやると時間がかかりすぎるので補強サーキットの中から3種目だけピックアップしての実施でした。

最後にタイヤ引き。これも複合的な種目にしているので流れの中でやっていきました。実際問題、動きを細かく作っていく部分と「強制的にその動きを作る」というのがあると思います。丁寧に丁寧に段階を追ってやっていく部分も必要ですがそれだけでは時間がかかる。さらに「動き」が良くても進まないという状況を生み出す。意味がなくなります。そうであればやはり「強制的に動きを作る」という練習も必要不可欠だと思います。

走っている間にグランドが凍り始めました。人生初です。朝凍っていたグランドが解けてまだ水分を含んでいた。乾く前にまた気温が下がり凍る。タイヤ引きを2サイクルにしていたのでなんとかなりましたが・・・。18時半くらいには終わったと思います。選手は寒い中での練習でした。よくやったと思います。

走る中で「感覚」をつかめる選手も出てきます。B走は腕が使えないので膝の引き出しで進まなければいけない。そうなると腰の移動も必要になる。切り返しのみで走る選手もいますが股関節の開きも必要になる。こういう部分が複合的に身に付く必要がある。何か一つをやり続けることも「変化を感じる」という意味では重要かもしれませんが。

明らかな変化が生まれてきていると思っています。同時に「トレーニングのフォーム」のように曖昧なまま残っている部分もあります。これではダメ。すべての面で改善する必要があります。一部分だけきちんとできても他の要因で崩れてしまう。取り組みなども同様です。

安定することを求めています。寒くても暑くても練習をする。気持ちが乗らなくてもきちんとやる。そういう選手は強くなる。一発だけの選手にはさせたくありません。常に力を出せる選手になってもらいたい。

まだまだ。課題は山積しています。一つずつやるしかありません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みる | トップ | 大阪へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。