呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

月と火星が接近

2021-11-30 13:12:03 | 星空情報

12月3日(金)の朝に空の中で月と火星が接近します。

今回は午前6時頃に空が白んでいく中、細い月と火星が1°強の
距離まで近付いているのが確認できます。ただし、低空に見える
ため、東の空がひらけた場所でないと観察は難しいでしょう。

双眼鏡での観察がおすすめですが、午前7時前には太陽が昇って
きますので、それまでに観察を終えた方がよいです。

また、日本では空の明るい時間帯でのできごとなので観察しづらい
ですが、この日は午前8時頃~午前9時30分頃には火星食(火星が
月に隠される現象)が起きます。

早起きをして、ぜひ観察してみてください。

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宇宙飛行士を募集!!!

2021-11-27 14:24:01 | 天文ニュース
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が13年ぶりに宇宙飛行士を募集することを発表しました。

受付期間は2021 年 12 月 20 日(月)~ 2022 年 3 月 4 日(金)です。

今回は身体的制限や学歴など、応募資格が これまでよりも随分と拡げられていますので、
新しい世界にチャレンジしてみたい方はぜひ応募してみてください。

年齢制限もありませんよ(実務経験の制限あり)。

また、12月1日(水)18時からJAXAの公式YouTubeチャンネルで採用説明会 「宇宙飛行士
候補者 採用説明会 〜宇宙飛行士に、転職だ。〜」がライブ配信(その後はアーカイブ配信)
される予定ですので、応募をしない方でも興味がある方はぜひ視聴してみてください。

これまではほぼ国際宇宙ステーション(ISS)のみでの活動を想定したものでしたが、今回は
月探査計画(月周回軌道への到達や月面基地の建設など)を視野に入れてのものでもあるので、
より一層大変である分、とてもワクワクするタイミングでの募集です。

そして、月の次は火星への有人探査へと続いていくかもしれません。

この機会を逃さず、動き出すのが大切です。

まずは応募してみましょう!

詳しくはこちらへ

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HSTが捉えた大きな惑星の姿

2021-11-26 13:52:20 | 天文ニュース
今、午後6時~午後8時頃にかけて、5つの惑星が同時に空に見えています。
西から金星、土星、木星、海王星、天王星です。
※ただし、天王星と海王星は肉眼ではみえません。

これらのうち、太陽系の外側にある4つの大きな惑星をハッブル宇宙望遠鏡
(HST)が捉えた2021年の画像が公開されました。

どの惑星もそれぞれ特徴的で美しい姿に魅了されてしまいます。



HSTが捉えた2021年の木星の姿
(Credits:NASA, ESA, A. Simon (NASA-GSFC), and M. H. Wong (UC Berkeley); Image Processing: J. DePasquale (STScI))



HSTが捉えた2021年の土星の姿
(Credits:NASA, ESA, A. Simon (NASA-GSFC), and M. H. Wong (UC Berkeley); Image Processing: A. Pagan (STScI))



HSTが捉えた2021年の天王星の姿
(Credits:NASA, ESA, A. Simon (NASA-GSFC), and M. H. Wong (UC Berkeley); Image Processing: A. Pagan (STScI))



HSTが捉えた2021年の海王星の姿
(Credits:NASA, ESA, A. Simon (NASA-GSFC), and M. H. Wong (UC Berkeley); Image Processing: A. Pagan (STScI))


HSTは1990年に打ち上げられてから30年以上も活躍し続けています。

来月にはたびたび開発の遅延や打ち上げの延期が続いていたハッブル宇宙
望遠鏡の後継機であるジェイムズ・ウェブ宇宙望遠鏡(JWST)がいよいよ
打ち上げられる予定となっていますので、これからさらなる宇宙の神秘の
解明が期待されます。

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秋の星空の目印

2021-11-25 13:57:42 | 星空の楽しみ方

月食から約1週間。

しばらくはちょうどよい時間帯に月明かりに邪魔されず、
星空散歩を楽しむことができる時期です。

夜8時頃、南の空には秋の星座たちが見えます。
西にはまだ夏の大三角が残っており、東からは冬の星座が
昇ってこようとしているところです。

では、秋の星空の目印である「秋の四辺形(Great square of Pegasus)」を見つけてみましょう。





この四角形はペガスス座の一部(1つはアンドロメダ座の星)で、ちょうど馬の
身体の部分にあたります。1等星はなく、2等星と3等星で出来ていますが、
とても見つけやすい星の並びです。
秋の終わりの頃には、夜8時頃に頭の真上あたりに見えます。





秋の星座たちのほとんどは1つ神話でつながっており、この話を覚えておくと、
秋にどんな星座たちがあるのかが把握しやすくなります。

その神話とは、「古代エチオピアのケフェウス王の妃であったカシオペア女王は、
娘のアンドロメダ姫の美しさを自慢しすぎたため女神の怒りをかってしまい、
怒りを鎮めるためにお化けくじらの生贄にされそうになったたアンドロメダを
天馬ペガススに跨った勇者ペルセウスが救う」というお話です。

これで、秋の星座たちはバッチリですね。

秋の四辺形から辿れば、たくさんの秋の星座たちを見つけることができるので、
ぜひ、秋の四辺形を見つけられるようになってみてください。
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2021年11月19日の月食

2021-11-20 14:49:33 | 星空情報
昨日の月食はいかがでしたか?

かま天は快晴だったので、存分に月食を楽しむことができました。



2021年11月19日の月食


いつもとは一味も二味も違う月の姿。何とも言えない赤みを帯びた
月には時が経つのも忘れて見惚れてしまいました。

また、月が大きく欠けている時間帯には天の川も見えていました。

次回は2022年11月8日(火)に皆既月食が起きます。

しかも!皆既中に天王星が月に隠されます(天王星食)。

皆既月食の最中に天王星食が起きるのは極めて珍しく、おそらく
今世紀中は起こらないと思われるので、来年の月食には大注目です。

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