呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

スター・ウィークのキャッチコピーを募集(2024)

2024-01-31 14:06:46 | 天文ニュース

「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」が2024年のキャッチコピーを募集しています。

「スター・ウィーク」キャンペーンは、毎年8月1日~7日を中心に全国各地で星空に
親しむイベントが行われています。子供から大人まで幅広く星空に親しんでもらおう
という想いから1995年に始まったもので、今年でちょうど30回目を迎えます。

キャンペーンのキャッチコピーは毎年公募されていて、採用されると公式ホームページや
ポスターなどでPRに使用されます。2024年のキャッチコピーのイメージ(期間中の星空は、
 (1)満天の星を楽しむチャンス(8月4日が新月)
 (2)月と惑星
です。

興味のある方は、たくさんの人が思わず星空を見上げてみたくなるような、楽しく親しみ
のもてるキャッチコピーを考えてみてください。

締め切りは2月29日(木)

詳しくはこちらへ


<参考> 過去10年間のキャッチコピー例(公募作品)
  2023年 『この星空、ひとりで見るにはもったいない。』      応募総数 783件
  2022年 『あなたと同じ星が見えたら、しあわせ』         応募総数 704件
  2021年 『星空と、夜更かししよう』               応募総数 749件
  2020年 『100点満天の夏休み』                  応募総数 695件
  2019年 『好きな星を 見つけませんか』             応募総数 1,011件
  2018年 『火星がぼくらに会いにくる』              応募総数 1,361件
  2017年 『お月さま 七変化(しちへんげ)』           応募総数 927件
  2016年 『夜空のわくわくをキミと』               応募総数 696件
  2015年 『ほしぞらなないろスター・ウィーク』          応募総数 1,124件
  2014年 『星でハートをつなぐ夏』                応募総数 1,058件
  2013年 『一夜(ひとよ)一夜(ひとよ)に星見頃(ほしみごろ)』 応募総数 1,413件
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銀河学校2024

2024-01-28 13:58:37 | 天文ニュース
高校生向けの天文学観測研究実習である「銀河学校」の参加者を募集中です。

銀河学校は、東京大学木曽観測所の口径105cmの望遠鏡を用いて天体観測を行い、
得られたデータを解析することで天文研究を体験するものです。

今年は、3月26日(火)~29日(金)の4日間が予定されています。

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 日 程:2023年3月27日(月)~30日(木)の4日間
 場 所:東京大学木曽観測所(JR木曽福島駅 集合・解散)
     長野県木曽郡木曽町三岳10762-30 
 内 容:木曽105cmシュミット望遠鏡を使った観測と研究
 対 象:高校1~3年生 18名
 費 用:8000円(滞在費、保険料) 
     ※JR木曽福島駅までの交通費は各自で負担
 応 募:以下の課題を作成して、ウェブフォームにある必要事項・アンケートを記入して提出
 課 題:以下2つのテーマについて、A4用紙1ページでまとめる。
      ・銀河学校参加の動機
      ・木曽観測所のトモエゴゼンカメラを用いた研究成果について
 提 出:Webフォームに必要事項・アンケートを記入し、課題をまとめたA4ファイルを添付
       WebフォームURL:https://formok.com/f/nwis52zc
 締 切:2024年1月31日(水)
-----------------------------------

天文に関する基礎知識は必要ないとのことですので、興味のある方はぜひ応募
してみてください。

詳しくはこちらへ
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SLIM、到着

2024-01-26 14:12:08 | 天文ニュース
2023年9月7日(木)に 地球を出発した小型月着陸実証機「SLIM」がとうとう
月面への到着に成功しました。これは日本初、世界でも5か国目の成果です。

降下フェーズでは障害物の回避や安全な着陸地点の選定など自律的な航法誘導制御など
がしっかりと達成されており、高度50m付近まで順調に進んでいました、この時点での
精度は目標の100m以内を大幅に超える10m以内であったようです。

ところが、このあたりでメインエンジン2基のうち、1基に異常が発生(おそらくノズル
が破損)し、推力が半分程度になってしまいました。 片方のみが推力を失ったことで
バランスが崩れ、水平方向に移動しながらの着陸となったとみられます。そのため、予定
地点よりも50mほどずれ、さらに逆立ち状態での着陸状態となったようです。

予定外の着陸姿勢のため、今のところは太陽光発電ができておらず、電池の電力が残って
いる間に探査機上のデータの地球への送信や短時間だけの観測カメラ運用を行い、電源が
OFFにされました。

月面に西側から太陽光が当たれば(満月を過ぎれば)、太陽光発電ができる可能性もある
ため、まだまだこれからの動向を見守りたいところです。

なお、搭載されていた小型プローブ2機は高度5m付近で分離されており、SLIMの画像を
地球に送信するなど、正常に機能している模様です。

詳しくはこちらへ
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節分の日が変わるのは、なぜ?

2024-01-25 14:17:45 | その他

「節分の日が変わるのはどうしてですか?」

ちょっと問い合わせがあったので、簡単にご説明しておきます。
(厳密ではありませんので、ご注意を!)

節分とは雑節という季節の変化を表すものの1つで、現代では
主に立春の前日のことを指します。つまり、立春の日が変わると
節分の日も変わります。

立春とは(天文学では)太陽黄経が315°の瞬間を指し、
2023年は2月4日11時43分でした。

地球は太陽の周りをだいたい365日と6時間で1周するので、
1年(365日)経つと季節が6時間ほどずれます。

ですので、今年2024年の立春は、2月4日17時27分となり、
2023年の立春の約6時間後ということになります。

2025年の場合も2024年の約6時間後ですが、間に閏日が入るので、
1日前となり、2月3日23時10分となります。

では、2026年はどうでしょう?

そうです!2025年の約6時間後である2月4日05時02分です。

このように私たちが決めている時間間隔と実際の地球の動きが
ずれているために、節分の日が変わることがあるのです。

ちょっとややこしいですが、天の文を読み解けるようになると
面白いですよ。

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水星と火星が大接近

2024-01-24 13:27:41 | 星空情報
1月28日(日)の朝に空の中で水星と火星が大接近します。

今回は、朝6時30分頃でいえば、0.3°ほどの距離に近付いています。
現在、水星が約0等、火星が約1等ですが、すでに空が明るくなりつつある時間帯であり、
高度もかなり低いので、観察の難易度は高めです。太陽が昇ってくる前であれば双眼鏡や
望遠鏡を使うことをおすすめします(絶対に太陽に向けないように気を付けてください)。

位置は、東南東-南東の間の空、高度5°あたり、星座でいえば、いて座の方向です。

また、この2天体はこれから数日間は比較的近くにありますので、何日か続けて観察して
いくと面白いと思います。また、少し西側には明るい金星が明けの明星として輝いています
ので、あわせて観察にチャレンジしてみてください。

ここまで近くに惑星が接近するのは珍しいことなので、この機会を逃さないようにして
ください。

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