呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

日食(2019)

2019-06-29 13:32:23 | 星空情報

7月3日(水)午前5時30分~45分頃(日本時間)に南米で
皆既日食が起きます。

皆既日食は太陽と地球の間に月が入り、地球から見た時の
太陽全体を隠してしまう現象のことです。

日食は地球上で考えれば、年に0~3回起きていますが、
見ることのできる範囲が非常に狭いため、同一地域で日食を
見ることができる機会は非常に稀です。

2019年は地球全体では日食が3回あり、1回目は1月6日の
部分日食、2回目が今回の皆既日食、3回目は12月26日の
金環日食です。残念ながら、今回の日食のみ日本で観ること
はできません。

ただし、インターネット中継等もありますので、Web上で
日食の様子を観察することはできると思います。
興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか?


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夜空の明るさを測ろう

2019-06-28 17:54:12 | 天文ニュース

現在、GLOBE at Night というキャンペーンが行われています。

これは光害(ひかりがい) の問題を啓発する活動の一環で、決められた日時に
夜空を観察し、星の見え方をインターネットで報告するものです。

光害とは無駄・過剰な人工光によって、星が見えにくくなってしまうことや
エネルギーの浪費、生態系への悪影響、人々の生活・健康への悪影響が発生
してしまう問題です。


用意された観察シートに記入するだけなので、誰でも簡単に参加する
ことができますので、ぜひ、自分たちが住んでいる街の環境をチェック
してみてください。

詳しくはこちらへ





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タッチダウン(2回目)が決定

2019-06-27 17:06:13 | 天文ニュース

今日は2018年6月27日に探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」
に到着してからちょうど1年です。

この1年の間、表面からのサンプル採取、人工クレーターの生成など
数々の難しいチャレンジが行われ、成果を出してきました。

そして、2019年7月11日午前に小惑星「リュウグウ」への2回目の
タッチダウンが行われることが決まりました。

2回目のタッチダウンが失敗に終わると、1回目で採取に成功した
サンプルの回収もできなくなってしまう可能性があるため、2回目
のタッチダウン自体を行うかどうかという検討もなされましたが、
地表下物質のサンプル採取の重要性や今のところ失敗のリスクが
低いと考えられることなどから、実施が決定されました。

おそらく運用の様子はインターネットでライブ中継されると思い
ますので、興味がある方は、ぜひご覧ください。

詳しくはこちらへ



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天文・宇宙の道へ進みたい方へ

2019-06-21 17:13:25 | お知らせ

天文・宇宙の道に進むには、どうしたら良いのでしょう?

1番の近道は、大学で専門の勉強をしっかりとすることです。一昔前までは、
天文・宇宙の勉強をできるのは限られた大学だけでしたが、今ではたくさんの
大学に天文・宇宙に関係したカリキュラムがあります。

天文・宇宙と言っても、その分野はとても幅広く、様々な要素を必要として
いるので、各大学がそれぞれの特徴を持って、研究や教育を進めています。
どの大学でどんなことをやっているのか、またその大学で何ができるのかを
知ることはなかなか大変なことで、興味はあっても、どうしたら良いのかよく
分からないという方がほとんどだと思います。

実はそんな不満を解消してくれるチャンスがあります。

天文・宇宙を学べる大学の合同進学説明会です。

これは全国各地で毎年行われているもので、天文・宇宙を学ぶことができる
大学の教員たちが集まって、大学の紹介をしてくれる催しです。しかも、
個別の面談の時間が用意されていますので、大学の様子や学生生活を知ること
ができるばかりか、一線で活躍する研究者と直接話ができるチャンスです。

中国四国地区では、2019年は7月6日(土)に岡山市で開催されます。

広島の方々も比較的近くですので、貴重なの機会を逃さぬよう、
ぜひ、参加してみてください。

また、周りに興味のありそうな方がいらっしゃれば、教えてあげてください。
(今回は小学生の参加も可能です。)


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   2019年度中四国地区「天文・宇宙が学べる大学」合同進学説明会

 主 催 岡山理科大学生物地球学部
     中国四国地区 天文宇宙を学べる大学合同進学説明会 実行委員会
     日本天文教育普及研究会 中国四国支部
 協 力 人と科学の未来館サイピア、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
 日 時 2019年7月6日(土)14:00~17:00
 会 場 岡山県生涯学習センター人と科学の未来館サイピア
 定 員 先着100名(参加無料、申込不要)
 対 象 中学生、高校生、高専生、保護者、教育関係者、興味のある方
     ※中高生以上を参加の対象としますが、小学生も可とします。入場に
      関しては、高校生を優先させていただくことがあります。

 プログラム
  1.宇宙科学の講演 14:00-15:00
    「はやぶさ2を支える計算機」
      高木亮治准教授(JAXA)
  2.天文学の講演 15:00-15:30
    「惑星形成現場を見てみたい!~ある研究者の歩み」
      本田充彦准教授(岡山理科大学)
  3.中国四国地区「天文・宇宙が学べる大学」合同進学説明会
    第1部 15:30-16:30
      中国四国地区を中心とした宇宙を学べる大学の紹介
    第2部 16:30-17:00
      個別相談

 参加予定大学
  愛媛大学、大阪教育大学、岡山大学、岡山理科大学、尾道市立大学、
  香川大学、東京工業大学、広島大学、兵庫県立大学、山口大学、他
 
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詳しくはこちらへ



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エウロパにお塩

2019-06-20 14:51:33 | 天文ニュース

木星の衛星であるエウロパの表面に塩化ナトリウムの存在が確認されました。

これまでは探査機などで赤外線を使って調査を進めることが多かったの
ですが、今回は地上の望遠鏡や宇宙望遠鏡による可視光観測によって、
判明した成果です。

もともとエウロパの表面を覆う厚い氷の下には海があると考えられており、
この塩は地下にある海に由来する可能性があります。ということは、海底
に熱水噴出孔などの熱源が存在し、生命を育む環境が整っている可能性も
考えられます。

さらなる詳しい研究が楽しみです。



探査機「ガリレオ」が撮影したエウロパ。自然な色を再現したもの(左)と色の違いを強調したもの(右)。
黄色の部分が塩化ナトリウムがあるところ。(画像:NASA/JPL/University of Arizona)


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