呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

2019年、最後

2019-12-30 13:00:00 | 天文台情報

2019年もいよいよラストです。

今年も多くの方に天文台へと足を運んでいただき、とても充実した年でした。
これもいつもかま天を応援してくださる皆さまのおかげです。
この場をお借りして、感謝を申し上げます。

今年は台風が直撃するなど、天気には悩まされた年でした。
来年は晴れの日が多くあることを祈ります。

2020年は、年明け早々の1月4日にしぶんぎ座流星群、春に人工流星実験
(予定)、6月21日に部分日食、10月6日に火星の接近、12月1414日に
ふたご座流星群など、楽しみな天文現象やイベントがたくさんあります。

一人でも多くの方に宇宙の神秘や魅力に触れていただけるよう頑張ります
ので、ご都合の宜しい時には、ぜひかま天へお越しください。

なお、年末年始は2019年12月29日(日)~2020年1月3日(金)を休館
とさせていただきますので、次回の定例観望会は1月4日(土)です。

残り少なくなりましたが、皆さま元気に良いお年を。
そして、来年もよろしくお願いいたします。


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しぶんぎ座流星群(2020)

2019-12-29 12:55:10 | 星空情報

2020年1月4日(土)に年間三大流星群の1つである
しぶんぎ座流星群がピークを迎えます。

4日(土)の夜遅くから5日(日)の朝にかけて観察
するのがおすすめです。

今回は夜遅くに月が沈むので、月明かりに邪魔されずに、
好条件で観察することができます。。

なお、この時季は夜になると想像以上に冷え込みますので、
これでもかというくらいの防寒をしておくことと、温かい
飲み物などを用意して、寒さで観察ができなくならないよう、
しっかりと準備して臨んでください。

流れ星を見つける一番良い方法は、楽な体勢で、なるべく
空の広い範囲をキョロキョロせずにボーッと探すことです。

しぶんぎ座流星群の場合は北極星のあたりを中心に広い範囲を
ぼうっと眺めるのが良いでしょう。

年初めに、流れ星に願いをしてみてはいかがでしょうか?
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日食の観察方法

2019-12-24 08:00:00 | 星空の楽しみ方

12月26日(木)の午後に日本で見ることのできる日食が起きます。

観察の方法や注意点をここに紹介しておきますので、参考にしながら、
めったに見ることのできない昼間の天体ショーを楽しんでください。

太陽はとても明るいため、その観察には危険を伴います。
太陽を直視したり、望遠鏡や双眼鏡で太陽を観察したりすると、最悪の場合、失明することも
あります。事前に、安全に観察するための知識を身に付けてから、日食を楽しみましょう。



安全な観察方法

(1)間接的な観察
  最も安全に観察する方法は太陽の方を向かないことです。この観察方法にはいくつか
  種類がありますが、基本的には太陽の姿をどこかに映し出して、その像を観察すると
  いうやり方です。

  (a)ピンホールによる投影
    段ボールやプラスチック板などに小さな穴をあけて、そこを通った太陽の光を地面や
    白い紙に映し出すやり方です。穴から映し出す場所までの距離が遠いほど太陽像は
    大きくなりますが、像は暗くなります。また、穴が小さすぎると像がぼやけてしまい
    ます。穴の大きさと映し出す場所までの距離を色々変えてみて、一番よく見えるもの
    を自分で探ってみてください。他にも周りに囲いを作るなどして、明るい場所でも
    見やすい方法を工夫してみてください。ちなみに、穴はどんな形でもOKです。
    自分の手ですき間を作るなどしてもOKです。

  (b)手鏡による投影
    鏡で太陽の光を反射させて、壁などに映し出すやり方です。小さな鏡の方が映しだす
    場所までの距離が短くて済みますが、その分、太陽像は小さくなります。鏡の前に
    覆いをするなどして工夫すれば、大きな鏡でも小さな鏡として使うことができます。
    鏡で反射した光を直接見ないように注意してください。

  (c)木漏れ日による投影
    木の葉の影を見るやり方です。これは自然のピンホールによる投影で、重なった葉
    がたまたまピンホールの役目を果たしているものです。葉の重なり具合や地面から
    葉までの高さなどの条件がちょうどよいときれいな太陽像が観察できます。色んな
    木の影を見て回って、一番観察しやすいものを探しましょう。
    本当に綺麗に見えるものを探さないと観察できないかもしれません。

(2)直接的な観察
  どうしても太陽の方を向いて観察したい時は、太陽専用のサングラスや遮光板等を使って、
  太陽の光を安全な明るさまで落として観察するようにしましょう。いくら安全に観察できる
  と言っても、光を長時間見続けるのは、やはり良くないので、休憩をしながら観察しましょう。
  1回に見る時間は1分間くらいまでにしましょう。また、太陽観察サングラスを通して双眼鏡
  で見る等、観察道具と他の道具とを組み合わせて使うことは絶対にしてはいけません。正しい
  使い方をしっかり学んでから観察するようにしてください。


普通のサングラスはもちろん、すすを付けたガラスや色付きの下敷きなどで太陽を見ることは大変危険
です。まぶしくなくても目に有害な光が届いてしまいます。日食観察用に作られている道具以外を使って
観察することは、決してしないようにしましょう。
まぶしくない ≒ 危険  です。


おまけ
 天気が悪いと、せっかの日食なのに、どうしても観察することができません。
 こんな時には、気象衛星の画像を見ることをオススメします。地球に映る
 月の影を眺めることができるでしょう。つまり、宇宙から見た日食の様子を
 観察することができます。Web上でのライブ中継を観るのもよいでしょう。

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日食(2019)

2019-12-23 13:00:00 | 星空情報

12月26日(木)の午後に日本で見ることのできる日食が起きます。

今回、呉市では約35%が欠ける部分日食となります。

日食とは、地球と太陽の間に月が入り、太陽の光を遮ってしまう現象のことです。
太陽の全てが隠されるものを皆既日食、一部分が隠されるものを部分日食と呼んで
います。また、月が太陽の正面に来ても、月の見かけの大きさが小さいために、
太陽全てを隠しきれず、太陽の縁だけが見えてしまうものを金環日食と呼んでいます。

日食は地球上で考えれば、年に0~3回起きていますが、見ることのできる範囲が
非常に狭いため、同一地域で日食を見ることができる機会は非常に稀です。

ただし、太陽はとてもまぶしいため、その観察には危険を伴います。太陽を直視したり、
望遠鏡や双眼鏡で太陽を観察したりすると、最悪の場合、失明することもあります。
事前に、安全に観察するための知識を身に付けてから、日食を楽しみましょう。


  日食情報(呉市)
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  日にち : 2019年12月26日(木)
  時 間 : 午後14時18分(はじまり)
        午後15時28分(最大)
        午後16時30分(おわり)
  状 態 : 部分日食(食分:0.35)
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冬至(2019)

2019-12-22 13:03:32 | 星空情報

今日、12月22日は冬至です。

冬至とは、北半球で太陽の昇る高さが一番低くなる日で、
昼の長さが最も短く、夜の長さが最も長くなる日です。

ただし、1年のうちで最も遅く太陽が昇る、または最も
早く太陽が沈むわけではありません。

冬至の日には日の出と日の入りが最も南寄りの位置に
なります。

これは、地球が傾いたまま太陽の周りを回っているため
に起きる現象です。

世界中に冬至を祝う風習が残っており、日本では、かぼちゃ
を食べたり、ゆず湯に入ったりするのが慣わしです。

一年のうちで最も長く星空を楽しめる日でもありますので、
今晩、晴れていれば、ぜひ空を見上げてみてください。


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