呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

高校生の研究発表会

2022-06-24 14:14:37 | 天文ニュース
7月18日(月・祝)に高校生による天文活動の発表会がオンラインで行われます。

観測から解析・結果まで高校生たちが自分自身でが行った天文学の様々な分野
の研究を発表する場です。特に同じ志を持つ同年代の方々は、全国の仲間たち
がどんなレベルの研究に挑んでいるのかを知るよい機会になると思います。

ぜひ参加してみてください。
※参加には申込が必要です。

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タイトル:第12回高校生天文活動発表会 -天文高校生集まれ!!-
日 時:2022年7月18日(月・海の日)午前10時から午後4時(予定)
会 場:Zoomによるオンライン形式
内 容:高校生の天文関連活動、研究成果の発表と交流
対 象:高校生と顧問教員、指導者、保護者
    ※発表をする生徒・教員・保護者以外の参加もOKです
定 員:先着順で300接続まで
参加費:無料
講 演: 「流星の科学」
       藤井大地氏(平塚市博物館 学芸員)
主 催:高校生天文活動発表会実行委員会
共 催:大阪教育大学
後 援:日本天文学会、日本天文教育普及研究会

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月と火星が接近

2022-06-22 13:30:36 | 星空情報

6月23日(木)の朝に空の中で月と火星が接近します。

今回は朝4時00分頃で考えると、1.5°ほどの距離に近付いています。
手をのばしてみた時の指の幅が約1°ですので、比較的近いといえます。

現在、火星は約0.5等で、月を目標に探せばすぐに見つかると思います。
さらに双眼鏡を使えば、同一視野の中に両方の天体をおさめることが
できるでしょう。

朝4時の位置でいえば、東南東の空、高度35°あたりです。
この時期はすぐに空が明るくなっていきますので、少し早めに観察を
始めた方がよいかもしれません。

また、周囲には太陽系の全ての惑星もそろっていますので、あわせて観察に
チャレンジしてみてください。

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夏至(2022)

2022-06-20 13:25:51 | 星空情報

2022年は6月21日(火)は夏至です。

夏至とは、北半球で太陽が最も北寄りを通過する日で、
昼の長さが最も長く、夜の長さが最も短くなります。
(ただし、1年のうちで、最も早く太陽が昇る日でも
なければ、最も遅く太陽が沈む日でもありません。)

これは、地球が傾いたまま(約23°)太陽の周りを
回っているために起きる現象です。

この日を境に、これから夜がどんどん長くなっていくので、
星を眺めることができる時間が増えていきます。

早く梅雨が明けて、存分に星空を楽しめる時期になって
くれることを願っています。

みなさんも今のうちに星空を楽しむための準備をして、
ベストシーズンに備えてみてはいかがでしょうか?
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リュウグウにアミノ酸

2022-06-18 10:50:03 | 天文ニュース

小惑星探査機はやぶさ2が地球へと持ち帰った小惑星リュウグウのかけらの
分析結果がいくつか公表されたので、そのうちの1つをご紹介します。

それは、23種類のアミノ酸や尿素、窒素化合物などが見つかったことです。

地球にいる生命の材料は、地球で作られたものなのか、それとも宇宙から
もたらされたものなのかという疑問があります。
その答えに近づく発見です。

これまでは宇宙から飛来した隕石の分析などで研究していましたが、隕石の
場合は、地球に落ちた後、地球の物質で汚染されている可能性があるため、
はっきりとした結論を出すのが難しいものでした。

リュウグウのサンプルの場合は、採取から回収、分析までは地球由来の物質
が混入しないように十分に対策がなされた上での研究結果ですので、これら
は、はっきりと宇宙で生成されたといえます。

また、リュウグウのサンプルを構成する鉱物の割合やその他の情報などから、
リュウグウはもともと太陽系の外縁部でできた氷を主成分とする直径数十kmの
天体で、放射性同位体元素の崩壊熱で融けた水が再び固まる段階で現在の構成
物質が作られ、天体の衝突によって直径数kmの破片になったあと、太陽系の
内部に移動し、水やガスの成分を放出するとともに小さくなって自転速度が
上がり、現在の形になったと考えられることも分かりました。

これからも続々と新たなリュウグウの分析結果が出てくると思いますので、
どんな発見があるかとても楽しみです。


現在、かま天では小惑星リュウグウのサンプル(レプリカ)を展示中です
ので、太陽系の謎ののつまった粒子をご覧になりたい方は、ぜひお越し
ください。

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時間学のシンポジウム(2022)

2022-06-16 14:00:12 | 天文ニュース
6月18日(土)に「時間学公開学術シンポジウム2022 ブラックホールの研究最前線」
が開催されます。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現地での参加は定員200名の事前申し込み制
ですが、オンラインでの参加も可能(申込不要)になっていますので、興味のある方は
ぜひ参加してみてください。
※オンライン参加の方は視聴のみです。

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 タイトル: 時間学公開学術シンポジウム2022「ブラックホールの研究最前線」
 日 時 : 2022年6月18日(土) 14:30~17:00
 会 場 : 山口大学吉田キャンパス大学会館大ホール
       オンライン(Cisco Webex ウェビナー)
 主 催 : 山口大学時間学研究所
 共 催 : 日本時間学会
 後 援 : 山口市教育委員会
 講 演 : ブラックホールから飛び出す物質「ジェット」
         新沼浩太郎 教授(山口大学大学院創成科学研究科/時間学研究所 兼務所員)
       人類が初めて見たブラックホールの姿
         本間希樹 教授(国立天文台水沢VLBI観測所 所長)
 対 象 : 市民一般、研究者
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