4月5日、はやぶさ2により人工クレーター生成実験が実施され、4月25日に
無事、直径約10mのクレーターが生成されてされていることが確認されました。
そして、5月16日に2回目のタッチダウンに向けた低高度降下観測運用が実施
されました。着陸候補地点の1つである「S01」の観測やタッチダウンの目印
となる「ターゲットマーカー」を投下する予定でしたが、高度50mまで降下した
ところで異常を検知したため、「はやぶさ2」が自律的に降下を中止しました。
残念な結果に思えた今回の運用ですが、降下トラブル中も撮影プログラムは
そのまま動いていたため、偶然にも人工クレーターや3つの着陸候補地点を
1回の降下で全て撮影することができました。
今後はさらなる着陸候補地点の詳細観測とターゲットマーカーの投下を行い、
第2回タッチダウンの着陸地点が決定される予定です。
高度約500mから撮影された人工クレーター周辺の様子。
(画像:JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研)
6月15日(土)~16日(日)に島根県にある日原天文台で天文に関する
集まりが開催されます。
難しそうな名前が付いていますが、比較的気軽に参加できるフランクな
会ですので、興味のある方はぜひご参加ください。
ダークマターについての講演もありますよ。
詳しくはこちらへ
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第27回中国・四国地区 天文教育研究集会
期 日 2019年6月15日(土)13:00~16日(日)12:00
会 場 津和野町立日原天文台(〒699-5207 島根県鹿足郡津和野町枕瀬806-1)
TEL:0856-74-1646
http://www.sun-net.jp/~polaris/top.htm
対 象 天文教育普及研究会会員に限らず、広く参加を募集します。
中国・四国地区以外からの参加・発表も歓迎します。
参加費 無料
講 演 「宇宙暗黒物質の謎 ~見えない物質を探る実験~」
徳島大学教授 伏見賢一さん
申 込 参加申込書に記入の上、e-mail で
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会場案内(詳細は日原天文台のウェブページ参照)
http://www.sun-net.jp/~polaris/top.htm
・JR新幹線で新山口駅乗り換え、JR山口線「特急スーパーおき」で日原駅
下車(タクシー5分)
・広島バスセンターまたは広島駅新幹線口から高速バス益田行きで日原下車
(タクシー5分)
・中国自動車道・六日市ICから国道187号で45分
・中国自動車道・小郡ICから山口宇部道路経由で国道9号を益田方面に80分
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方角を確認して星空散歩の準備が整ったら、季節の星座を探してみましょう。
大まかに言って、その季節の夜8時、南の空に見えるものがその季節の星座です。
そして、季節ごとに季節の星座を見つける目印があるので、目印を見つけて、
そこから辿っていけば、たくさんの星座を見つけていくことができます。
では、春の星座を見つける目印をご紹介しましょう。
春の星座を見つけるための目印は「北斗七星」です。
北斗七星は「北の空にある柄杓の形をした七つの星」という意味です。
北斗七星をスプーン(ひしゃく)の形に見た時の柄の部分のカーブを延ばして
いくと、うしかい座のアークトゥールスというオレンジ色をした1等星に辿り
着きます。さらに延ばしていくと、青っぽい色をしたおとめ座のスピカ、
もっと延ばすといびつな四角形のからす座に行きつきます。
これで3つの春の星座が見つかります。
この北斗七星の柄から延ばした線を「春の大曲線」と言います。
次に、アークトゥールス、スピカ、デネボラ(しし座)を結んで「春の大三角」、
春の大三角にコル・カロリ(りょうけん座)を足して「春のダイヤモンド」を
作ります。
これで主な春の星座が見つかります。
ぜひ、探してみてください。
春の星空の目印
春の星座たち