呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

夏の星座たち

2019-07-31 13:58:23 | 星空情報

夏の星座たちが見ごろを迎えています。

8月1日(木)が新月となるので、ちょうど今が星空を観察
するのに絶好のチャンスです。

季節の星座とは夜8時頃に南に見えるものが、その季節の星座
なので、この時季に夜8時頃、南の空を眺めていただければ、
夏の星座たちが見えます。

ただし、最近は空が暗くなる時間が遅いため、夜9時頃に
観察したほうが、暗い星まで良く見えると思います。

季節ごとに季節の星座を見つけるための目印があるので、
それを覚えておけば、そこから他の星座へ辿っていくこと
ができます。まずは方角を確認し、東の空の高いところに
夏の大三角を探してみましょう。

なお、今年は夏の星空の中に木星や土星といった惑星たちが
ありますので、星座を探す時に惑わされないように、気を
付けてください。

また、この時期は天の川や流星を見るチャンスでもあります。
星座たちだけでなく、たくさんの楽しみ方ができる時季です。

こちらを参考にしながら、ぜひ夏の星空散歩を楽しんでみて
ください。



夏の星座たち


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夏休みの流星群(2019)

2019-07-25 13:28:29 | 星空情報

これから8月下旬頃にかけて、いくつかの流星群が活動期を迎えます。

7月中は28日にみずがめ座δ流星群、31日にやぎ座α流星群が極大を
迎えます。今年は月明かりにほとんど邪魔されることがないので、
とても良い条件で観察できます。

7月28日(日)を中心に前後数日間がチャンスです。


8月には年間3大流星群の1つであるペルセウス座流星群があります。
しかし、今年は月明かりがあり、観察条件は良くありません。

それでも、せっかくの夏休みですので、夜更かしをして明るい流星の
観察にチャレンジをしてみるのもよいのではないでしょうか。
8月12日・13日の夜遅くから朝にかけて観察するのがおすすめです。
月明かりを避ける工夫をするとよいでしょう。


なお、流星が流れる条件は明け方に近づくほど良くなります。


観察は寝転がるなど楽な体勢で、頭の真上あたりの広い範囲を見ておく
のがおすすめです。ただし、時間帯や日にち、場所によっては月明かり
や街灯りの影響を受けるので、なるべく月などが邪魔にならないような
工夫をするとたくさんの流れ星を見つけることができます。

流れ星や探し方についてはこちらへ


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ヒヤデス星団の食

2019-07-24 13:31:07 | 星空情報

7月28日(日)の夜明け前におうし座にあるヒヤデス星団の食が起きます。

食とは、ある天体が他の天体を隠してしまう現象のことで、今回は月に
よる食です。終了頃には空が明るくなってくるので、最後まで観察する
のは難しいかもしれませんが、ぜひ望遠鏡で観察してみてください。

呉市では、東の空、高度15°~45° あたりで、午前2時頃~午前5時頃に
いくつかの恒星が月の後ろに隠され、そして、再びから現れます。

なかなか観察しにくい時間帯ですが、チャレンジされる方はしっかりと
準備をして観察に備えてください。

また、肉眼でもアルデバランと月が接近しているのは容易に確認できます
ので、一目空を見上げてみるのもよいと思います。




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木星と土星をみよう

2019-07-20 13:09:58 | 天文台情報

「木星と土星をみよう」まで約1週間となりました。

今回は、木星と土星をメインに望遠鏡を使って天体観察をしたり、
星空の目印を覚えて夏の星座探しをしたりします。

頭の中に思い描くホンモノの天体を見ることができます。

どんな姿をしているのか、しっかりとその目で確認していただければ、
嬉しいです。特に、縞模様や環だけに注目するのではなく、それ以外
の模様や周りの様子など細かい特徴まで、少し集中して観察していた
だけるとより一層、魅力を捉えることができると思います。

そして、夏の星座探しでは、自分で見つけるコツも紹介しますので、
夏休みの初めに覚えておけば、今年の夏休みの夜をもっともっと
楽しむための幅が広がります。

さらに、夏休みの宿題もすぐに片付いてしまうかもしれませんね。


ぜひ、ご参加ください。



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 「木星と土星をみよう」

  日 時 : 7月26日(金)~28日(日) 20時00分~22時00分

  場 所 : 呉市かまがり天体観測館

  対 象 : どなたでも(申込不要)

  参加費 : 大人200円、小人100円

  問合せ : TEL  0823-66-1166

        E-mail info@kamaten.net

  ※ 雨天・曇天の場合は室内で宇宙の話をします。

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アポロ11号から50年

2019-07-19 13:41:35 | 天文ニュース

2019年7月21日(日)(日本時間、以下同じ)はアポロ11号で人類が
月面に降り立ってからちょうど50年です。

1969年7月16日にサターンⅤ型ロケットに載せられたアポロ11号は、
3人の宇宙飛行士とともにアメリカのケネディ宇宙センターから
打ち上げられました。

約3日をかけて月に到達し、7月20日に月周回軌道に入った後、2人の
宇宙飛行士(アームストロング、オルドリン)が月着陸船にが乗り込み、
7月21日に静かの海に着陸しました。
(コリンズは司令船に残り月の周りを回り続けました。)

そして、船長のアームストロングが人類で初めて月面に降り立ちました。





2人は2時間半ほどの船外活動の間、岩石採取や月震計、レーザー反射板
の設置、撮影などなど様々な任務を遂行し、約21時間半の間、月面に滞在
しました。

その後、7月22日に月面を離陸し司令船と合流した後、地球へと向かい、
約8日間の月への旅を終えて、宇宙飛行を終えて、7月25日に3人は無事
地球へと帰還しました。

アポロ計画では、11号に続き、12号、14号、15号、16号、17号が人類を
月面へ到達させることに成功しており、これまで12人が月に降り立って
います。





今年はこの人類史上の偉業からちょうど半世紀ということで世界各地で
記念行事や催し等が開催されています(または開催予定です)。

みなさんも、この機会に月や宇宙、科学技術、偉業に関わった方々の
過去、現在、未来に思いを巡らせてみてください。





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