ドームが新しくなりました！

かま天のドームを交換しました。

設置から30年も経ち、だいぶ古くなっていたので、
いつ動かなくなっても不思議ではない状態でした。





まずは、デッキで新しいドームを組み立てます。


次にクレーンを使って、古いドームと新しいドームを
入れ替えます。





古いドームはその場で解体です。





新しいドームの調整をして、完了です。

屋根の交換なので、見え具合が良くなった訳ではない
ですが、少しだけ新しくなった天文台をぜひ見に来て
ください。

タッチダウン成功！

探査機「はやぶさ２」の小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンが成功しました。

2月22日（金）の７時30分頃に接地し、予定通り、弾丸の発射＆地表物質の採取が
実行されたようです。現在、はやぶさ２はリュウグウから20kmの場所に戻っている
とみられます。

今年中にはインパクターによって人工的にクレーターを作り、地中物質を採取する
２回目のタッチダウンが行われる予定です。



タッチダウン直後の画像（画像：JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研）

星空散歩（42）

今日は冬の代表的な星座の１つである「ぎょしゃ座（Auriga）」を紹介します。





ぎょしゃ座はおうし座の西側の角の先から五角形に星が並んでいる星座で、ヤギを
抱いて馬車を操る人の姿を表しています。
１等星であるカペラ（小さな雌ヤギという意味）が明るく輝いていることもあって、
とても見つけやすい星座の１つです。

ちょうど天の川が横切っている星座なので、この辺りを双眼鏡等で眺めてみると
無数の星やいくつかの星団を確認できます。





ぎょしゃ座は、アテネ王エリクトニウスの姿です。
生まれつき足が不自由だったエリクトニウスは四頭立ての馬車を発明し、それに
乗って戦場を駆け巡った功績によって星座になったと云われています。

ただし、面白いことにぎょしゃ座の神話と星座絵はほとんど関係がありません
ので、ご注意ください。

わかりやすい星座の１つなので、ぜひ見つけてみてください。

いよいよタッチダウン

2018年６月27日に小惑星「リュウグウ」へと到着した探査機「はやぶさ２」の
タッチダウンが2月22日（金）の朝に行われることが決まりました。

現在、はやぶさ２はリュウグウから20kmの場所に位置しています。

運用の様子は６時45分～９時15分にインターネットでライブ中継されるよう
ですので、興味がある方は、ぜひご覧ください。

詳しくはこちらへ

スーパームーン（2019）

２月19日（火）は2019年で１番大きな満月です。

近年はこのような満月を「スーパームーン」と呼んだりして
いますが、正式な天文用語ではありません。

月は地球の周りを楕円を描いて回っていますので、近づいたり、
遠ざかったりを繰り返しています。そして、地球に最も近づいた
タイミングで満月になると、少しだけ大きく、明るく見えます。

今回の満月は約35万6800kmで起こります。
月までの平均距離が約38万kmであることを考えると、２万km以上
も近いことになります。

遠い時の満月と近い時の満月では大きさが１割以上も違うので、
注意深く観察すれば、違いに気付くことができるかもしれません。

なお、2019年で一番小さな満月は９月14日（土）です。



2016年の大きな月と小さな月の比較