ブルームーン（2020）

英語で、“once in a blue moon”は「めったにない」とか「稀な」という意味です。

この言葉に出てくるブルームーンとは何でしょう。

これには諸説あり、「火山灰の影響でたまたま月が青く見えたから」とか、「月が青く
見えることはないから」とか色々といわれています。

たいていは、ひと月のうちに満月は１回しかありませんが、たまに（だいたい３年に１回
くらい）、ひと月の間に２回の満月があることがあります。

満月から満月までの日数は約29.5日なので、月初めに満月となると月終わりにも満月になる
ことがあるのです。

そして、月初めの満月をファーストムーン、月終わりの満月をブルームーンと呼ぶことがあり、
ブルームーンを見ると幸せになれるという言い伝えも残っています。

ただし、ブルームーンは天文用語ではなく、その日だけ月が青く見えるということもありません。
あくまで、once in a blue moon というだけです。
ふだん通りの変わらない満月ですが、タイミングが貴重なのです。

2020年10月は、２日（金）がファーストムーン、31日（土）がブルームーンとなります。
（しかも、31日の満月は2020年で一番小さな満月です。）

満月の夜は、月の光に星の光が隠されて、あまりたくさんの星を見ることはできませんが、
３年に１度の貴重なタイミングです。10月31日のハローウィーンの夜に満月を見て幸せを
感じてみはいかがでしょうか？

お月見（２回目）

2020年は、10月１日（木）が十五夜でした。
みなさんはお月見をされましたでしょうか？

そして、10月29日（木）は２回目のお月見をする日です。

日本ではお月見を２回行うのが慣わしで、どちらか片方の日にしか
お月見をしないことを「片見月」と言って縁起が悪いとされました。
これはデートの回数を増やすために、定着した風習だともいわれて
います。

まず、旧暦の８月15日のお月見（今年は10月１日にあたります）。
この日の月は中秋の名月、十五夜、前の月、芋名月などと呼ばれます。

２回目は、旧暦の９月13日（今年は10月29日にあたります）。
この日の月は十三夜、後の月、豆名月、栗名月などと呼ばれます。

また、旧暦の10月10日の月を「三の月」として、お月見をする地域や
月待ち（居待月、立待月、寝待月、更待月など）という言い訳で、
遅くまで遊興に耽る地域などもありました。

昔から日本では月を観るのが好きなのですね。
（それとも夜更かしが好きなのか、騒ぐのが好きなのか・・・）

みなさんも２回目のお月見をしっかりと楽しんでください。

月と火星が接近

10月29日（木）に空の中で月と火星が接近します。

今回は18時頃～明け方まで、３～５°ほどの距離に近付いてい
ますので、肉眼や双眼鏡を使って、月と火星が接近している
様子を観察してみましょう。

21時頃であれば、南東の空、高度50°あたりに見えます。
星座でいえば、うお座の方向です。

明け方に近いほど、月と火星が使づきますので、なるべく
遅い時間に観察した方が面白いかもしれません。また、
長時間、注意深く観察すればだんだんと近づいていく様子
もわかると思います。

ぜひ観察にチャレンジしてみてください。

来年の秋に宇宙飛行士を募集！

宇宙航空研究開発機構（JAXA）が2021年秋頃に新たに宇宙飛行士を
募集する予定であることを発表しました。

募集開始までの流れは、
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　2020年末　　：　募集・選抜、訓練に関する情報提供要請（RFI）
　2021年初頭 　：　情報提供者との意見交換
　2021年春頃　：　 募集・選抜、訓練に関する提案募集開始
　　　　　　　　（「募集・選抜」と「訓練」のいずれか、あるいは両方を提案）
　2021年夏頃　： 募集・選抜、訓練を実施する企業の選定
　2021年秋頃　： 募集要領発表（募集開始）
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となっているので、詳細が決まるのはこれからですが、「宇宙飛行士に
なりたい！」という夢を持っておられる方には、数少ないチャンスが
ようやく訪れそうです。

いよいよ日頃の努力の真価が問われるときがきましたね。

また、募集のPR活動やイベントを開催していくことが想定されている
ようですので、さらに次のチャンスを狙う世代にも多くの学びの場が
訪れそうです。

詳しくはこちらへ

クイズかま天（14－Q）

秋も深まり、夜の時間がずいぶんと長くなってきました。
晴れた日にはとてもきれいな星空を観ることができそうです。

では、ここでクイズです。

Q：秋の星空の目印はどこでしょうか？