釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月15日 渋いアタリの鯛

2016年06月15日 | 日記
海は凪なのだが、気になるのは濁り。

潮行きも、ゆっくりと沖に払い出しているのだが、上りか下りかハッキリとしない。

おまけに、最初の流しは沖に払い出していたが、途中から急角度で流れる方向が変わり、突っ込み潮になった。

このまま下りなら下りで、ハッキリした流れになってほしいのだが、思うようにはいかない。

鯛ラバとジギングで水深60メートルの処を流していると、何かが鯛ラバにアタックしてくるのだが針掛かりしない。

鯛ラバの仕掛けを尾鰭で叩き付けるような、ガチッと加えて引っ張るような…なんだろう。

この時、丁度のタイミングで沖合を鮫の背びれが見えた。



「うわっ、こいつが来たのかな」

背びれを見せながら、ゆっくりと沖に泳いでいった。

気持ちを切り替えて、再度、鯛ラバを落としていく。

船は岸方向に流れ、ラインは沖方向に出ていく。

しかし、上潮も下潮も、そんなに速い流れではない。

ラインがゆっくりと斜めになりかけたときに、アタリが来た。

いきなり、ラインを引ったくる様なアタリではなく、ググッーと重みが加わるようなアタリ。

気持ちよい走りを、見せてくれる。

何度も、ラインが引き出される。

「青物かな、違うな型の良い鯛だ」

ゆっくりと、引きを楽しみながら巻き上げていく。

68.5センチ、3.3キロの雌の真鯛。



渋いアタリが続く中、良い型の真鯛だ。

魚探を見ると、底付近に幅のあるベイトが写っている。

ベイトの中を丁寧に探れば、こんな濁った潮でもアタリは出るみたいだ。

魚探を見て、次のベイトが現れたときに、直ぐに鯛ラバを落とす。

タイミングが良かったのか、直ぐにアタリが来た。

今度は、2キロ弱のやはり雌の真鯛。

渋い中でも、何とか2枚は鯛が出た。

しかし、天気予報通り南東の風が吹き始めた。

まだ白波が立つほどではないが、今日は昼過ぎに帰港した。