釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月28日 出られない

2020年02月29日 | 日記
夜明け前の湾岸道路では、北の風がやや強く吹いていた。

道路端の木々か枝も、風で揺れていた。


そんな状況の中、船を出してみる。

船を出す準備中に、大磯先輩が「風があるね。俺は、止めておくわ」と、帰られた。

天気予報では、風が弱まるようなことを言っていたが、果たして…。

沖波止の赤灯台を出ると、北東からのウネリが入っていた。

猪崎鼻の岩場には、波飛沫が上がっていた。





七つ八重の岩場が、波を被っている。

大島の北側の岩場も、波が打ち上がっている。

七ツ八重の内場で、ウネリが1.5メートルくらいに感じる。

無理は出来ない。

「やはり、無理ですね。帰りましょう」

お客様とも、状況を確認して帰ることにした。


週末に掛けては、雨模様になっている。

週末のお客様にも、ラインで今の状況を知らせる。

「厳しいですね」

「出られないですね。夜七時の天気予報の後、再度、連絡しますね」

と、話するが…。

週末は、非常に厳しいな。

2月27日 海は大時化

2020年02月28日 | 日記
湾岸道路から見る海は、北東の風が強く吹いていた。

海上は見渡す限りが、白波だらけになっている。










湾岸道路を走りながら、所々で白波の様子を撮る。

仲間達も見に来ていたようで、「白波だらけやね」と連絡が来た。

天気が良いだけに、船を出したいと思う気持ちは強いのだが…。

これだけ時化ていたら、船目線になったら凄いウネリが寄せていると思う。


最近は、一度海が時化だしたら、1週間近く出られない日が続く。

「去年はどうだったかな」

と、去年と一昨年の手帳を見てみた。

去年が10日程、一昨年が5日程しか船が出せていない。

「2月ってこんなに海が時化たかな…」

既に記憶から消えかけているようだ。


明日は、天気図を見る限りでは、風が落ち着く予報。

「果たして、出られるだろうか」

これが、正直な気持ちかな。

2月26日 北風が木を揺らす

2020年02月27日 | 日記
前日の天気予報で、北風が強くなると言っていた。

「波も2メートルに成るみたいね」

仲間達も、船を出すことを躊躇っている。

私も「どうしようか…」と、悩んだ。

最終的には「安全第一」で、船を出すのを中止した。

日中にも北風が強く吹いて、木々の枝を揺らしていくのが恨めしい。


でも、海を見ていると、悪いことばかりでも無い気がしてくる。


(今日ではありません)

湾岸道路から見ていると、沖から入ってきた潮目が潮の壁を作っている。

潮目になっている処で、白波が立つように潮がぶつかっている。

昨日から入っている、上り潮が潟の下り潮とぶつかって、押し合いをしているように見える。

私としては、この様な潮のぶつかりは大好き。

後は、下に潜り込んでいるのが、下り潮か上り潮かが分かるようになれば、尚、嬉しい。

多分、上り潮が潜り込んで、動きの悪かった下潮を刺激している筈…と、思いたい。


強く吹いて、危機を揺らす北風が、何時治まるか。

仲間達も「明日までは無理かな。ウネリがあるやろうな」と、話している。

週末に掛けて、雨模様になっているのも気になっている。

2月25日 上り潮が来た

2020年02月26日 | 日記


写真では、分かり難いと思う。

青々とした、上り潮が入ってきた。

潮目になっているところでは、姿はハッキリと確認できなかったが魚が群れで居た。

「浮きグレかな…」

違う魚のようにも見えた。


榎田さん親子の楽しい釣りは、激流の上り潮との戦いとなった。

流速は2ノット。

上り潮に加勢するかのように、南よりの風がやや強く吹いている。

余計に、船が速く流される。

そんな中でも、最初のアタリが来た。



アヤメカサゴが、上がってきた。



榎田(貴)さんにも、アタリが来た。

ジギングにヒットしてきたのは、サゴシ。

激流の中で掛けた分、針かかりが浅かった様で、海面近くで針が外れた。

「タモ入れ直前で、外れた」

と、残念そう。


榎田(貞)さんに、アタリが来た。



2ノット近くの流れの中から、獲物を巻き上げていく。

「ゆっくりで良いですよ」

姿を見せたのは、白甘鯛。



「高級魚だよ」

父親の釣り上げた白甘鯛を、二人の息子さんが祝福。

良い記念写真も撮れたと思う。



榎田(貞)さんには、アヤメカサゴもヒットしてきた。

このアヤメカサゴがヒットした時、違う何かもダブルで針掛かりしていた。

「重いよ。凄く重い」

息子さん達も、お父さんのやり取りを応援している。

しかし、速い上り潮に乗って獲物が逃げる。

「あっ…切れた…」

実際は、針はずれだったが…。

アヤメカサゴと一緒に針掛かりしていたのは何だったのか。

正体を見たかった。


昼過ぎになると、南東の風が徐々に強くなってきた。



時折、強い引きが来るのだが…。

「エソです」

丸々と太ったエソが、連続しだした。

エソの大きさにも、チョットビックリする。






そんな中にも、榎田(貞)さんにガンゾウヒラメが来た。

父親の釣果は、息子さん達が必ず記念写真。

仲の良い親子の笑顔が、気持ち良い。


南よりの風が、止む気配は無い。

「帰りましょうか」

ガンゾウヒラメを、今日の締めとした。

2月24日 鰤と真ハタ

2020年02月25日 | 日記
鰤と真ハタ。

どちらも、その引きは強烈で、スリリングなやり取りが楽しめる。

鰤は、海面近くに上がってきてからの、最後の抗いが楽しい。

真ハタは、ヒットした最初の走りが重量感タップリで、これまた楽しい。

矢越さん、塩田さん、お二人の頑張りに焦点を当てる。




「来た!」

矢越さんの、アタリを知らせる声。

「大きいですか」

「それ程でも無いかな」

始まりは、そんな感じで、「カサゴかな」位の感じだった。

しかし、巻き上げる途中から、竿の曲がりが大きくなってきた。



ドラッグ音が鳴る。

ギアが逆回転して、ラインが引き出される。

気持ちが高ぶって「切れるなよ」と、誰しもが祈る様な気持ちになる。

やがて、海中にその姿が見えてくる。

「鰤だ!」

思わず声が大きくなって、竿を持つ手に力が入る。

姿が見えない内は「サメかもしれない…」と、見たくないサメの姿を想像することもある。

それだけに、黄色い尾鰭が見えた時は、喜びは倍増する。

海面に浮き上がった鰤を、タモに誘導する。

無事タモに治まると「やった!」と、又、声が出る。





92センチ、7.5キロの丸々とした鰤。

その重量感は、何者にも変えられない。

矢越さんと、ガッチリと祝福の握手をする。



矢越さんの鰤に、刺激を受けた塩田さん。

「私も、釣りたい」

仕掛けを入れる手に、期待を込める。


塩田さんが、海底近くを探っていた。

竿先が何かに引き込まれるように、海面に向かって突っ込んだ。

「来た!来ました!」



アタリが来た最初の竿先の突っ込みは、強烈だった。

竿が、船縁に張り付きそうな、強烈な走りだ。

塩田さんが力を込めて、獲物の走りを止めにかかる。

「根魚ですか」

「多分、根魚ですね」

初下ろしのシマノのリールが、塩田さんに力添えする。

重々しい走りが、やり取りの緊張感を高める。

獲物を巻き上げる途中で、ググッと強い引きが竿を持つ手に伝わる。

「そろそろ上がってきます」

海面に目をやる。

「見えた。ハタですよ」

焦げ茶色の魚体が、見えてきた。

ゴボッと、音がするように感じで、海面に浮き上がった。

「真ハタですよ」

塩田さんの直ぐ横で応援していた、矢越さんが声を上げる。



71センチ、4.5キロの真ハタ。

「やった。嬉しいです」

塩田さんと、祝福の握手をガッチリと交わす。


矢越さん、塩田さんの、喜びの笑顔が輝いた。