釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月30日 潮が変わった

2020年05月31日 | 日記
朝の内は、水深100メートル辺りを境に、潮色が違っていた。

浅い方は、通称「菜っぱ潮」と呼んでいる濁りの入った黄緑色。

深い方は、青みと透明感のある紺碧色。

水温も23度有り、仕掛けが暖かく感じる潮色だ。

この青みの有る潮が、潟近くに入ってきたのは、午後になってからだった。



朝間詰めから、北東の風は吹いていた。

この時点では、北北東に近い感じの風になっていた。


魚探には、昨日と違う状況が出ていた。

「目立つ様なベイト反応が出ていない」

日々、海の状況は違っているのだが、今日は、極端にベイト反応が少ない。

ゆっくりと走りながら、ベイト反応を探ってみた。

一カ所だけ、ゴマを散らした様なベイト反応が出てきた。

塩田さん、右田さん、Kさんに竿だし勧める。


直ぐに、右田さんにアタリが来た。





40センチクラスの、良型の真鯵が来た。


塩田さんにも、アタリが来た。





これも、良型の真鯵。

Kさんにもアタリがあり、丸々と太った鯖が来た。

船仲間からも連絡があり、「型の良い鯖が入ってきましたね」と、言っていた。

丸々と太った鯖が、バンバンアタル様になれば、船中が賑やかになる。


「風が出る前に」と、思って深場に船を進めた。

書き出しに述べた、潮色のハッキリとした変化が確認できた。

しかし、既に風が北東になって、ドンドン強くなってきた。

何とか着底は取れるが、可成りのラインが出ていく。

「浅場に、戻りましょう」

潟近くに、船を戻す。

しかし、アタリが出なくなってきた。


昼近くになるまで、風を避けて内場に入っていた。


内場では、思うようにアタリが出ない。

「風覚悟で、沖に出ましょうか」

浅場有り、駆け下がり有り、沈み瀬有りのポイントに出てみた。

北東の風に乗せて、船を流していく。


右田さんにアタリが来た。








アカハタが、ヒットしてきた。

この時に、潮の変化に気が付いた。

「潮色が変わっている。青みの有る潮が入ってきた」





塩田さんに、小さいヤリイカが針掛かりしてきた。

「イカが来た」と、いっぺんに元気が出る。


その塩田さんに、強いアタリが来た。





「竿を叩きますね。真鯛だと思います」





1キロクラスの真鯛が、上がってきた。

潮が変わって、アタリが出始めた様だ。


Kさんにも、アタリが来た。





ウッカリカサゴが、上がってきた。

カサゴがヒットする前に、連続してKさんにアタリが来たのだが、悔しいかな針はずれ。

「イサキだったかも知れない」アタリだっただけに、悔しさが残った。


納竿前に、右田さんにアタリが来た。





丸々と太った鯖が、ヒットしてきた。



潮の色が変化して、アタリが出始めた。

水温も変化したのだろう。

この潮の変化が続けば、色々な魚が食い気を増すかも知れない。

明日から、天気が崩れる予報になっている。


梅雨に入って「梅雨凪」と、潮の変化に期待したい。


5月29日 イサキが釣りたい

2020年05月30日 | 日記
今日の本命は、この時期、旬を迎えるイサキ。

「最近は、調子が上がっていないですね」

「ハガツオと一緒に、当たらなくなってしまいました」

なかなか、調子が上がってこないイサキだけに、チョッピリ不安を抱えて船着き場を離れた。


沖合に出ると、北西の風が緩く吹いて、海は凪。

目指すポイントに入手前で、大きなベイト反応が出てきた。

直ぐに船を戻して、釣りを開始する。

横山さん、西岡さんが、急ぎ竿を出していく。


潮は、0.8ノット前後で、下り潮が流れている。

良い感じのベイト反応なのだが、なかなかアタリが出てこない。

ベイトの正体は、直ぐに判明。

「鯖子が群れていますね」

お二人の針に、鯖子が掛かってくる。


次のベイト反応を探して、移動する。

「ここにも、良いベイト反応があります」

大きなベイト柱が、出てきた。

横山さんに、アタリが来た。








最初のアタリは小さかったが、沖に向かって走り出した。

船で少し差を詰める。

竿が大きく曲がり、綺麗な弧を描いている。

「サメかな…」

少々の不安もあったが、暫くして姿を見せたのは鰤。





無事タモ入れに成功。





90センチの鰤が、上がってきた。

この時期、虫の心配もあるので、直ぐに内臓を出して処理する。

横山さんと、祝福の握手をガッチリと交わす。


ホッとした気持ちを持って、直ぐに竿を出す。

次のアタリも、横山さんに来た。





「このアタリは、イサキかも知れません」

ゆっくりと巻き上げていくと、姿が見えてきた。

「イサキです」

今日の本命が、姿を見せた。





1キロを超している。

横山さんの笑顔が良い。


西岡さんにも、アタリが来た。





「鯵だと思います」

ゆっくりと巻き上げていく。





良型の真鯵が、上がってきた。

真鯵の釣果に、西岡さんもホッとした様子。


この後、40センチ前後の鯖や、レンコダイがヒットしてきた。








大きな鯖の群も、子鯖と一緒に移動しているのだろうか。

時には、ダブルで針掛かりしてくる。


満潮の潮止まりから、引き潮が動き出すタイミングで、チョイ深場のポイントに移動する。

この頃から、北東の風が少し吹き始めているが、「今の内に」と、移動する。


やや強い北東の風に押されて、着底が取りづらい。

そんな中、横山さんに重量感タップリのアタリが来た。





「この重量感は、何だろう」

ゆっくりと、巻き上げていく。

獲物の姿が見えてきた。





「この魚は、何?」

名前が分からなくて、ラインで仲間に写真を送る。

直ぐに返事が返ってきた。

「トビハタと、言います。」

送られてきた図鑑のページには、食味は、星五つと記載されていた。


この後も期待したが、強くなってきた北東の風に、ロックフィッシュに移行する。








オオモンハタに、小型のマハタ等がヒットしてきた。


数は出なかったが、本命としたイサキが出た事で、明日以降が楽しみが出てきた。

5月28日 真鯛が来た

2020年05月28日 | 日記
午前10時30分過ぎに出船。

今日は、ゆっくりとした、夕間詰め狙いのスタート。

仕事を終えて到着した、三木さんを乗せてポイントへと向かう。


海上は、東の風が緩く吹いている。

「今日の風は、そよ風ですね」

波も無く、ベタ凪の海を気持ちよく走る。

最初に入ったポイントには、驚くほどのベイト反応が出てきた。

「海底から30メートルの高さまで、ベイト反応が出ています」

「ベイトの正体は、何ですかね」と、三木さん。

「鯖子です」と、答える。


また、海面近くを、20センチくらいの魚の群が、走り回っている。

尾鰭が黄色い、鰤の子供達だ。

ざっと見て、50匹位は居るだろうか。

船の下を出たり入ったりして、泳ぎ回っている。


ベイト反応の良さを見て、三木さんが直ぐに竿を出す。

「何かが触ってきます」

時折、竿先がクイクイと、バイト反応を示している。

「何か来ました」







竿が大きく弧を描いている。

ドラッグ音が鳴り、ラインが出ていく。

「止まりません」

「ドラッグ調整して、止まるのを待ちましょう」

相手の走りが止まって、巻き上げに掛かる。

竿先に、真鯛独特の叩きが出ている。

やがて、大きな真鯛が姿を見せた。





72センチ、3.5キロの太った真鯛が上がってきた。

「自己新記録です」

三木さんの笑顔が、凪の海に映える。


真鯛が上がった後、カサゴのアタリが多くなってきた。











アヤメカサゴに、ウッカリカサゴがヒットしてくる。

ポイントを移動しても、当たってくるのがカサゴ類。

「夕間詰めの満潮の潮に期待しましょう」


干潮の潮止まりが過ぎて、最後のポイント移動。

「良い感じのベイト反応は出ています」

「ジグと鯛ラバでは、どっちが良いですかね」

「この反応の出方から、ジグか良いと思いますね」

三木さんが、スローなシャクリで攻めていく。

「来ました」





小気味よいアタリに、竿が円を描いた。

「ゆっくりやりましょう」

「真鯛だと思います」

ゆっくりと、巻き上げていく。

「見えました、真鯛ですね」






1.8キロの、綺麗な真鯛が、上がってきた。

「良型の真鯛が、来ましたね」

狙いどおり、夕間詰めに真鯛がヒットしてきた。

「今日は嬉しいですね」


三木さんの笑顔が、夕日に映えた。

5月27日 浅場を攻める

2020年05月28日 | 日記
ボートからキャストして、浅場のシャローを攻める、ロックフィッシュ。

浅い処では、水深3メートルの岩場。

手の届きそうな処に、海底の岩が見えている。

深くても、10メートル位の駆け下がり、駈け上がりを攻めていく。

丘っぱりからも、届きそうに感じる処もある。


今日のポイントも、初めて入る岩場から。

海底は、大きな岩がゴロゴロしていて、その分起伏もある。


かめや釣り具宮崎(神宮)店の池之上さん、真田さん、お二人の友人の平峰さんの3人で竿を出す。

仕掛けを紹介する。


メインとして使用したのが、ダイワHRFダブルスピン






ワームは、ダイワのHRFワーム、一誠ワーム(海太郎)、マルキューのエコギア等々を状況に応じて使い分けていく。

ジグヘッドは、20グラム~35グラムの物を使い分けていく。

水深によって、潮の動きによって、それぞれを素早く使い分ける。


今日の潮は、濁りの入った菜っぱ色した水温が下がっている潮。

「水潮」と、表現することもある、動きの悪い潮だ。


釣り始めは、水深5メートルの岩場から。








真田さんが、アラカブを連発。








アラカブは、元気が良い。

一投毎に、バイトしてくる。

しかし、本命は、アカハタメインのハタ類。

少しでも潮色が良くて、動きの変化が有りそうなポイントに、移動する。


海底の岩が、波の下に見え隠れしている。


アタリは、直ぐに来た。







真田さんに、良型のアカハタがヒット。


続けて、平峰さんにもアカハタがヒットしてきた。






潮の変化を見つけて、しっかりと釣果を上げるのが池之上さん。





アワセも、強く、しっかりと針掛かりさせる。





上がってきたのは、43センチの大きなアカハタ。

やり取りも、重量感が感じられスリリングだ。


ここから、3人のペースが上がっていく。















次々と、良型のアカハタが上がってくる。


釣果を重ねる中、池之上さん、真田さん、平峰さんが守り続けている25センチ以下は放流がある。





アカハタの、体内に溜まっている空気抜きもしっかりして、海に帰していく。


移動していくポイントは、3人にとって、初めてのポイントも有る。

初めてのポイントに入る時、瀬掛かりを恐れることなく、積極的に多方向にキャスティング。


時に、太めのリーダーを切られる事もある。

仕掛けを投げ入れる。

海底をゆっくりと探る。

ググッと、アタリが来る。

力強い合わせが入る。

獲物も岩場の隙間に全力で逃げ込む。

取るか、切られるかの全力勝負。

池之上さん、真田さん、平峰さんのアワセの鋭さが、楽しいロックフィッシュの一場面を作っていく。



今回は、少し深場も攻めてみた。

水深20メートル前後の岩場。

















ジグヘッドを重ための物に取り替えて、釣果を上げていく。

潮の動きを見て、海底の岩場をどの様に攻めていくか。

彼らが、釣りの最中に言っていた事がある。

「海底の岩場のゴツゴツ感を感じる処を釣りたい」

「瀬掛かりは、お友達です」

仕掛けの動かし方で海底の状況を掴みながら、ハタの居そうな処を竿先で感じていくのだろう。



ポイントを移動していく途中に、サラシが出来ている瀬が顔を出していた。

「やってみますか」

狙いはサラシに潜む、ヒラスズキ。





瀬を越して、広がるサラシの中に仕掛けを投入。

平峰さんがすぐに、ヒラスズキを掛けた。





池之上さんも、続けてヒラスズキを掛けた。





エラ洗いジャンプで、逃げたヒラスズキも居た。

60センチ超の、銀色に光り輝く魚体が美しい。


この、ヒラスズキを締めとして、納竿とした。

5月26日 時化が収まる

2020年05月27日 | 日記
南東からの、ウネリが少し残っていた。


早朝に、ポイントを目指して、船を走らせる。

時折、大きなウネリが寄せてくるが、波長が長く支障は感じない。

「昼に向かって、ウネリは落ちていくでしょう」

肥田木さんと、そんな話をしながら、ポイントに入る。


期待した程の、大きなベイト反応は出ていない。

海底付近に、2~3ヶ所のベイトボールが出ている。

「やってみましょう」

肥田木さんが、竿を出していく。


小刻みなシャクリに、アタリが来た。









本日の最初のアタリは、良型の真鯵。

「まずまずの型かな」

一匹目の釣果に、チョットだけホッとする。


朝間詰めに、真鯵のアタリが連続する。





30センチクラスの良型が、上がってくる。

「鯵が居れば、青物がヒットしてくるかも」

期待感は、広がっていく。


続けてアタリが来る。

「重量感がありますね」

今までの、鯵のアタリではない。





型の良い、ウッカリカサゴが上がってきた。


潮行きは、下り潮が0.7ノット前後で、真南に流れている。

流れとしては、釣り易い速さになっている。


肥田木さんに、強いアタリが来た。





「ラインが止まりません」

ドラッグ音が鳴って、ラインがどんどん引き出されていく。

「船で詰めましょうか」





少しずつ、獲物との感覚を詰めていく

「後少しで上がってきます」

期待感を持って、海中に目をやる。

「えっ…、サメか…」

海上に姿を見せたのは、目玉が愛らしい尾長サメだった。





毎度のことだが、長い尾びれに針が掛かっている。

ジグを小魚と間違えて叩くだけに、尾鰭に針がガッチリと刺さる。

針を外して、海に帰す。



満潮の潮止まりを迎えて、ポイントを移動していく。

真鯵は、ポツポツだがヒットしてくる。

狙っている青物、真鯛のアタリが出てこない。


古い魚礁のポイントで、肥田木さんに大当たりが来た。





鯛ラバを、5~6回巻き上げたところで、強いアタリが来た。

海底をゆっくりと這う様な、力強い走りだ。

ゆっくりと、自分のペースで走っていく。

相手が浮いてくるのを待っていると「あれ…動かなくなった」

瀬に入ったみたいに、動かなくなった。

一度瀬に入られると、なかなか出てこない。

暫く待ってみたが、出てこない。

最後は、ラインが切れてしまった。


この後、潮が変わって、上り潮が入り始めた。

しかし、濁った感じの潮色は変わらない。


狙いの青物、真鯛は、次に持ち越しとなった。