早朝6時前に出船。
今日の時化は分かっている事であり、こんな状況の中でできる釣りがキャスティングだ。
勿論、時化すぎていても危険を伴うことになるので、充分な注意が必要になる。
天気予報では、南西の風が吹いてくる予報になっている。
「風が出る前に攻めましょう」
SさんとTさんを乗せて、ポイントを目指す。
「良いサラシが出ていると良いですね」
早朝のうちは、風もそれほど強くなくて、湾岸道路から見た海は、サラシが小さかった。
道中は、ちょっと高いウネリもあったが、順調に船を進める。
ポイントに着くと、瀬を乗り越えてくるウネリによって、適度のサラシが広がっている。
「瀬に近づきすぎないように、離れすぎないように」キャスティングに臨む時の、私の心がけている事の1つだ。
Sさんが船首に立ち、Tさんが船尾の処からキャストする。
風と潮の流れ等々を常に頭に入れて、緊張感を持ち続けて操船する。
「来い!飛びついて来い!」
ハンドルを握りながら、お二人の姿を見て心で叫ぶ。
Sさんにアタリが来た。
ヒットの瞬間の竿の曲がりが、気持ちを高めてくれる。
しかし、上がってきたのは外道のオジサンだった。
直ぐに針をはずして、キャストする。
曇り空で、サラシも小さい中でも、適度の広がりを見せている。
「当たってこんな…」
キャスティングは勝負が早い。
此処で駄目なら、次を攻める。
ポイントを変えて、瀬の周りをゆっくりと移動しながら攻めていく。
しかし、思うようなアタリが来ない。
「魚は居るはずなのに…なぜ当たらない…」
お二人の気持ちは、私にも手に取るように伝わってくる。
大島の南側と、裸バエの周囲の瀬周りを攻め続けたが、最後まで苦戦を強いられた。
SさんTさんの、丁寧な瀬ギリギリを狙ってのキャストにも、思うようなアタリが出なかった。
瀬に寄せる高波で揺れる船首で、船縁で、絶妙なバランスで攻め続けるお二人の姿は、私も気持ちが熱くなる。
船の仲間や、先輩方が言われていた事を思い出した。
「思うような潮が来ていない。アタリが出るはずと思っても来ない」
キャスティングのシーズンは始まったばかり。
SさんTさんが、大物を釣られる日は必ず来る。
その日に向けて、私ももっと瀬を勉強して、操船を勉強しなくっちゃ。
今日の時化は分かっている事であり、こんな状況の中でできる釣りがキャスティングだ。
勿論、時化すぎていても危険を伴うことになるので、充分な注意が必要になる。
天気予報では、南西の風が吹いてくる予報になっている。
「風が出る前に攻めましょう」
SさんとTさんを乗せて、ポイントを目指す。
「良いサラシが出ていると良いですね」
早朝のうちは、風もそれほど強くなくて、湾岸道路から見た海は、サラシが小さかった。
道中は、ちょっと高いウネリもあったが、順調に船を進める。
ポイントに着くと、瀬を乗り越えてくるウネリによって、適度のサラシが広がっている。
「瀬に近づきすぎないように、離れすぎないように」キャスティングに臨む時の、私の心がけている事の1つだ。
Sさんが船首に立ち、Tさんが船尾の処からキャストする。
風と潮の流れ等々を常に頭に入れて、緊張感を持ち続けて操船する。
「来い!飛びついて来い!」
ハンドルを握りながら、お二人の姿を見て心で叫ぶ。
Sさんにアタリが来た。
ヒットの瞬間の竿の曲がりが、気持ちを高めてくれる。
しかし、上がってきたのは外道のオジサンだった。
直ぐに針をはずして、キャストする。
曇り空で、サラシも小さい中でも、適度の広がりを見せている。
「当たってこんな…」
キャスティングは勝負が早い。
此処で駄目なら、次を攻める。
ポイントを変えて、瀬の周りをゆっくりと移動しながら攻めていく。
しかし、思うようなアタリが来ない。
「魚は居るはずなのに…なぜ当たらない…」
お二人の気持ちは、私にも手に取るように伝わってくる。
大島の南側と、裸バエの周囲の瀬周りを攻め続けたが、最後まで苦戦を強いられた。
SさんTさんの、丁寧な瀬ギリギリを狙ってのキャストにも、思うようなアタリが出なかった。
瀬に寄せる高波で揺れる船首で、船縁で、絶妙なバランスで攻め続けるお二人の姿は、私も気持ちが熱くなる。
船の仲間や、先輩方が言われていた事を思い出した。
「思うような潮が来ていない。アタリが出るはずと思っても来ない」
キャスティングのシーズンは始まったばかり。
SさんTさんが、大物を釣られる日は必ず来る。
その日に向けて、私ももっと瀬を勉強して、操船を勉強しなくっちゃ。