釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月31日 嬉しい差し入れ

2019年07月31日 | 日記
朝日が昇ると、一気に暑さが増してくる。

体感温度が40度近く有りそうな、勘違いさえしてしまう。

風が無風となったら、水分補給を欠かすと大変。

魚探に出てくるベイト反応の凄さが、体感温度を一層上昇させる気もする。



ポイント周りのベイト反応がどうなっているのか、確認しながら船を進める。

いきなり、大きなベイト反応が出てきた。

「これは、凄い」

と、思わず口から漏れる。

原さん、温水さんが直ぐに竿を出していく。

原さんの竿に、強烈な引きを見せる大当たりが来た。

 

真下に突っ込んでいる。

竿が、綺麗な弧を描く。



上がってきたのは、78センチのブリだった。

スタートから、良い出足になった。


温水さんにも、アタリが来ている。



鯖は仕掛けを入れると、直ぐに飛びついてくる。

「この引きは、鯖とは違いますね」



上がってきたのは、42センチの大きな真鰺。

「こんだけの大きさなら、生き餌には勿体ないですね」

血抜きをして、クーラーに納める。


鯖は、相変わらずに連発してくる。

タモ入れも間に合わない事もあり、エイヤッと振り上げる。



生け簀の中は、直ぐに鯖だらけになってしまう。


鯖の猛アタックを避けるように、沖合のポイントに移動途中、船の先輩から電話が来た。

「今どこにいる」

「沖合の100メートルにいます」

「かき氷を買ってきた、浅場に戻って来ない」

「有り難うございます。直ぐに戻ります」



倉爪先輩からの、冷たくて美味しい差し入れ。

お客様の分も用意してあり、嬉しかった。

「有り難うございます」


かき氷を食べて、体が涼しくなったところで釣り再開。

潮色も朝より青味が出て、良い感じの上り潮になってきた。


温水さんから「シイラが来た」と、楽しそうな声が挙がった。



海面をジグにヒットしたシイラが、激走して水飛沫が上がっている。

針が外れても、直ぐにジグを投げ込めば、直ぐにヒットしてくる。

「走る。走る」

温水さんも、シイラの走りを楽しんでいる。



80センチ超の雌のシイラ。

スリリングな走りで、釣り人を楽しませてくれる。


上り潮が、益々良い感じになってきた。

潮の速さも1ノット前後と、丁度釣りやすい速さだ。

沖からも、次々と潮目が入ってくる。


原さんにアタリが来た。





シロアマダイが、上がってきた。



ニベも続けてヒットしてきた。


温水さんにも、強い引きを見せるアタリが来たが、途中で外れてしまった。


良い感じの上り潮に「今から」と、気合いが入る。

しかし、ヒットしてくるのが、エソが多くなってきた。

「そろそろ帰りますか」

今日も、鯖は入れ食いだった。



7月30日 朝間詰めと夕間詰め

2019年07月30日 | 日記


朝間詰めに上る朝日は、いつも綺麗だ。

「朝は鯖が入れ食いになるかも」

「鯖の群に、大物が潜んでいるかも」

最近の海は、鯖の大群に占拠されているみたいだ。



早朝の一投目、湯淺さんにアタリが来る。





鯖が来なければ、真鰺がヒットしてくる。

河野さんにも、アタリが来た。





大きなカマスが上がってきた。

ここから、鯖が入れ食いになってくる。



早永さん、湯淺さん、河野さん、手嶋さんにダブル、トリプル掛けで鯖がヒットしてくる。

血抜き作業で、写真が撮れない。

ジグサビキの数ほど、鯖が掛かってくる。

暫くは、鯖のアタリを楽しんだが「もう良いかな」と、切り上げた…つもりだった。


ポイントを、深場に移動する。

この時点では、風も殆ど無く、潮も上り潮がゆっくりと流れていた。



手嶋さんにアタリが来る。



小さいタチウオが、掛かってくる。

直ぐに海に帰す。




手嶋さんに、強いアタリが来た。

「底で来ましたから、ニベかも知れません」

手嶋さんの予想がピシャリと当たる。



4キロ弱のニベが上がってきた。

このニベを追い掛けて、何かが水面まで上がってきたが…波紋が湧いただけで正体が見えなかった。


手嶋さんに、アタリが続く。





指3本クラスのタチウオ、レンコダイがヒットしてきた。


写真は撮っていないが、深場に来ても鯖のアタリは続く。

型が段々と良くなって、片手では掴みきれない鯖もいる。


鯖以外の釣果を求めて、ポイントを移動する。

湯淺さんにアタリが来た。





赤甘鯛がヒットしてきた。

湯淺さんにアタリが来た直後、手嶋さんに強烈なアタリが来た。



アタリと同時に、強烈な走り。

河野さん、早永さん、湯淺さんも竿を上げて、船で追い掛ける。

「どうですか」

「少しずつ上がってきます」

私たちの希望は「アラなら嬉しい」のだが…。



上がってきたのは、大きな尾長鮫だった。

尾鰭に掛かっていた針を外して、海に帰す。

「残念……」


気持ちを切り替えて、釣り再開。

早永さんにアタリが来た。



真鰺が上がってきた。


海上では、少しずつ南東の風が、吹き始めて来た。

午前の釣りは、ここで納竿となり、港に帰る。




午後からは、三木さん、坂口さんと交代して、夕間詰めに的を絞る。

早永さん、湯淺さん、手嶋さん、河野さんたちと交代して、三木さん達を乗せて船を出す。

港を出る頃には、南西の風が白波を立てていた。

風を正面から受けながら、ポイントを目指す。


大島の東側に出ると、風が強く波も立っている。

そんな中、竿を出すと直ぐに、鯖がヒットしてくる。

今日が釣りデビューの坂口さんにアタリが来た。

初釣りの最初の釣果は、鯖だった。



ここから、夕間詰めに向けて釣り開始。

三木さんにも、坂口さんにも鯖が連発。

直ぐに、二桁に乗った。

途中からは、釣れた鯖は海に帰した。


午後4時を回ると、釣果に変化が出始める。



「鯖とは違うアタリです」

三木さんが、強い引きを見せる獲物を掛けた。



42センチの良型の真鰺だ。

ポツポツだが、良型の真鰺が、ジグにヒットし始めた。

隣では、坂口さんに鯖が一投毎にヒットしている。

「鯖はいらない」

鯖の引きは、強くて楽しい。

終始笑顔で、鯖の引きを楽しんでいる。


三木さんに、強いアタリ。



ガンゾウヒラメが、上がってきた。

「こいつも良い引きしますよね」と、笑顔で話が弾む。

午後6時に納竿としたが、鯖と真鰺が楽しい夕間詰めだった。




7月29日 口惜しさ残る

2019年07月30日 | 日記
「来た!」

竿先に感じる大物の予感。

釣りをしていて、心地よい瞬間だが、もの凄いプレッシャーを感じる瞬間でもある。

頑張ってやり取りして「絶対取る」と、意気込む。

しかし、釣りは無情なもので、相手が一枚も二枚も上という事が多い。

「次こそは……」

逃げられた口惜しさだけが、心に残る。



早朝、鯖の入れ掛かりの時間帯。

その鯖の群を追い掛けて、何かが寄っていた。



ドラッグ音が凄い音を立てて、ラインが出ていく。

「船で追い掛けますよ」

船首に立つ鍋島さん。

しかし、相手の走りは止まらない。

「あっ…」

次の瞬間。10号リーダーが切られた。


「どうしようもない」と、分かっていても口惜しさが残る。



鯖がヒットして、力強く走り回るが、その比ではなかった。


気持ちを切り替えて、場所を移動する。

仕掛けも、ジグから鯛ラバに変更。

この気分転換が、思わぬ好釣果に繋がる。



レンコダイが、最初にヒット。



ウッカリカサゴもヒットしてきた。


直ぐに仕掛けを落としていく。

潮が上り潮に、変わり始めている。

大きくはないが、ベイト反応も良い感じで出ている。

次のアタリは、直ぐに来た。





マハタがヒットしてきた。

「良い感じのマハタですね」

鍋島さんに、笑顔が戻る。




良型の真鰺も、ヒットしてきた。


鯖のアタリは、続いている。

針掛かりした鯖を追い掛けて、大きなシイラが姿を見せた。

直ぐにジグを、シイラの居ると思われる方向に、投げ入れる。



「ヒット!」

シイラがジグに飛びついてきた。

針掛かりしたシイラは、力強くジャンプしたり海中深くに逃げ込んだりと、可成りの力で抵抗する。

時間を掛けて、ゆっくりと取り込む。



90センチ超の雌のシイラ。

力強い走りで、楽しませてくれた。


しかし、最近の傾向になっている、午後からの南東の風が吹き始めた。

そんなに強く感じてはいないが、徐々に強く吹き始める気がする。


鍋島さんに、再び、大当たりが来た。

海底付近を、力強く走っている。

ラインがズズッズズッと、重々しく引き出されている。

「今度は、取る」

ドラッグ調整をしながら、相手の走りの止まるのを待つ。

船の真下にある瀬周りを、走っている気がする。

「あっ…」

又しても10号リーダーが、ジグの結び目の所から切られている。

「あー…口惜しさが残る…」


大物は、掛けないと勝負できないが、勝負は五分五分では無い、相手有利が多い。

釣り人が「負けた…」となるケースが多い気がする。

「次は、取れますよ」

鍋島さんの気持ちを慰める言葉が、なかなか出てこない。




気持ちを切り替え、仕掛けを落とす。



レンコダイが、ヒットしてきた。

嬉しい釣果なのだが…。


南東の風も強くなり、上り潮も2ノット近くで流れ始めた。

段々と、着底も取りづらくなってきた。

「口惜しいですけど、帰りましょうか」

納竿時の潮色は、青味が増していた。




7月28日 鯖、鯖、鯖

2019年07月28日 | 日記
梅雨が明けて、夏の日差しになってきた。

海で風のない時は、ジッとしていても汗が滲み出てくる。

当然、冷たい水分が欲しくなってくる。

そんな真夏に、元気な姿を見せるのが鯖なのだろう。





朝間詰めの一投目から、鯖がヒットしてくる。

水深の半分も仕掛けが入らない内に、ヒットしてくる。

岡本さん、宮田さん、辻さんも鯖の連発に大賑わい。



早いときは、海面近くでヒットしてくる。





朝間詰めは、中鯖が多かった。

鯖は、針掛かりすると走り回る。

隣通しで、仕掛けが絡まり、解くのが大変。

鯖の中に、時折、真鰺がヒットしてくる。

辻さんに、鯖とは違う感じのアタリが来た。



真鰺がヒットしてきた。

真鰺も、中鰺が多くなってきた。


仕掛けが、鯖の群を通過すれば、根魚等もヒットしてくる。





ウッカリカサゴの、老成魚。

「刺身が取れますね」と、岡本さんの笑顔が良い。


近くで、釣りをしている仲間の船も、鯖が連発しているようだ。


浅場は鯖が多いと考えて、深場に移動する。

深場に入る頃から、風が南東に変わり始めた。

潮も、上り潮が入り始め、真北に向かって流れ始めた。



しかし、潮色は濁りが取れない緑がかった色のままだ。


岡本さんにアタリが来た。



「走り回りますね」

獲物は、鯖だと私も思っていた。

走り回って上がってきたのは、ハガツオだった。



1キロクラスのハガツオ。

仲間の船でも、ハガツオがヒットしているようだ。


船首で竿を振っている宮田さんにも、アタリが来た。



竿先が小刻みに震えている。



上がってきた鯖は、丸々として太っている。

「腕の太さくらいは有りますね」

「此くらいの太さなら、締め鯖も良いですね」

食の話で、盛り上がる。


クーラーの中は、鯖が可成りの数入っている。

鯖の処理、配達をどうするか、悩む数になっている。

「今日は、帰りますか」

昼過ぎて、無南東の風も強く成り始めた事もあり、納竿とした。


港に帰ると、船仲間の関屋さんが待っていた。

「お客さんに、魚をプレゼントしますよ」と、連絡が来ていた。

オオモンハタ、イサキ、大鰺、鯖等々。

岡本さん、宮田さん、辻さんに釣果の分のプレゼント。



関屋さんにお礼を言って、談笑した。

7月27日 台風の余波

2019年07月27日 | 日記
確かに、早朝の海上は、台風の余波によるウネリがあった。

大島の北側の岩場には、波飛沫が上がっていた。

ウネリの波長が長く、壁のように感じるウネリではなかった。



早朝のウネリに気を付けながら、浅場のポイントに入る。

狙いは、イサキと真鰺。

ベイト反応を見つけて、竿を出していく。

塩田さんに、早速アタリが来る。





大きなカマスが、続けてヒットしてくる。


脇坂さんにもアタリが来る。





良型のアヤメカサゴが、ヒットしてくる。

狙っているイサキのアタリは、出てこない。

潮自体は、下り潮が沖に払い出している。

吐き出し潮に乗せて、船を流していく。

思うようなアタリが出ないまま、朝間詰めが過ぎていく。


「ちょっと深場を攻めてみますか」

浅場の潮の濁りが気になっている事もあり、深場に移動してみる。


少しは、潮に青味が出てきただろうか。

脇坂さんにアタリが来た。



仕掛けのホール途中に、シイラがヒットしてきた。

船から離れたところで、盛んにジャンプを繰り返している。



80センチクラスの、雌のシーラが上がってきた。

この頃から、風が南東に変わり、少しずつ強く吹いてくるようになった。

沖から風に押されて、ウネリが入るようになってきた。


深場に入って、丸々とした鯖もヒットしてきた。



仕掛けを入れると、20メートルもホールしない内に、鯖がヒットしてくる。

丸々とした鯖から、ちょっと細身の鯖と形は色々だ。

種類で見ると、真鯖が多い。


塩田さんには、レンコダイがヒットしてきた。



アタリと同時に、強烈な引きでリーダーを切って逃げた奴も居た。

益々強くなってきた南東の風に、船が流される。

仕掛けもラインがドンドン出ていく。

そんな中でも、鯖はヒットしてくる。


強くなってきた南東の風とウネリ。

安全第一で帰港した。