釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月5日 天気が崩れる前に

2016年06月05日 | 日記
今日は、西風が吹いて、波が落ちるはずだった。

晴れ間も出る予報だったので、それを信じて出船する。

沖波止を回ると、北東からのウネリが長い波長で寄せていた。

ポイント目指して、その波長の長いウネリを乗り越えていく。



水深50メートルのポイントに入る。

魚探には、ベイトが幅5mから8mの幅で、映し出されている。

原さんと温水さんが、ジグを落としていく。

北東の風がやや強く吹く中、アタリを求めてジグを杓っていく。

暫くすると、タイラバに仕掛けを変えていた、温水さんにアタリが来た。



上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

今日の初釣果としては、ちょっと小さいかな。

すぐにクーラーに収める。

この後、北東からの風が段々と強くなり、波も高くなり始めた。

「移動しましょうか」

大島内場へと移動する。

内場に入ると、水島内場に広がるサラシが、気になった。

「原さん、水島のサラシでキャスティングやってみませんか」

岩場を乗り越えてくる波が、大きなサラシを作っている。

「曇り空だし、釣り人もいないし、当たると良いですね」



原さんが、船首に立ち竿を振るが、アタリが出ない。

サラシ場でのキャスティングは、勝負が早い。

「当たりませんね」

「移動しましょう。ここに来たなら、南の漁礁を暫く攻めてみませんか」

ウネリと波は高いが、今ならまだ大丈夫と判断して、船を進める。

魚探で、ベイトを探していく。

「ベイトがいました。幅が10メートルくらいあります」

原さんがジグを、温水さんがタイラバを落としていく。

暫くすると、原さんにアタリが来た。



上がってきたのは、40センチクラスの大きな鯵。



原さんの写真を撮っている間に、温水さんにもアタリが来た。

上がってきたのは、良型のウッカリカサゴ。



少し、調子が出てきたかな。

ラストチャンスになる、三流し目に入った。

ウネリが目線の高さになってきた事もあり、移動しようかなと思った時に原さんに大きなアタリが来た。



ジギングロッドが、大きく曲がる。

「青物なら良いですね」

「今日一のアタリだね」

温水さんも、船首から声援を送っている。

海中に獲物が見えてきた。

型の良い真鯛だ。



66センチ、3キロの雌の真鯛。

「良い型の真鯛ですね」

原さんと祝福の握手をする。

この時化の中、諦めない原さん、温水さんの粘りは見事なものだ。

天気の条件が良ければ、もっと粘りたい処だが、これ以上は危険と判断して寄港した。