11月相場も残すところ今日一日だけになりました。いよいよ明日から
12月相場に突入します。毎月第一営業日の上昇記録は12月も更新
できるのでしょうか。古くは株式市場では12月相場を師走相場とも呼
びました。また餅つき相場といって正月の餅代を稼ぐためにいろんな
銘柄がとっかえひっかえ買われる傾向がありました。「掉尾の一振」
という単語は今でも時々12月には目にします。
師走相場突入前に11月相場を振り返ってみましょう。11月相場は10月
の勢いそのままにSQ前日まで一方的な株高が続きました。一転8日の
SQ日から6営業日連続で値下がりしました。16日に2万2000円を割り込
みましたが5日移動平均が支えになり反発しました。その後は2万2200
円から2万2600円のボックス相場で推移しています。
9月から始まった日本株の上昇相場は10月の16連騰もあり世界の市場
の中でも一際目立った存在でした。しかしその勢いも海外投資家の買
い越しが途切れたのが影響したのでしょうか。一方的な株高局面は終
わったようです。今月後半はNY株高でも東京市場の上昇は物足りな
い印象を受けます。今週は明らかにNY市場の勢いが東京市場をはる
かに上回っています。
個別銘柄でもその傾向ははっきりしています。ロボット関連と並んで相
場のリード役だった半導体関連銘柄が需要のピークアウト懸念から今
週は一転値下がりしているのが投資家心理にも影響しているようです。
日本企業が競争力を維持し海外投資家の人気も高い半導体関連銘柄
の失速はそのまま東京市場の上昇に影を落としています。
今週の高値更新銘柄の顔ぶれを見ると同じ業種でも動きに上昇する銘
柄と下落する銘柄が混在していて明暗が分かれてきました。日用品業
界でも花王は高値更新が続きライオンは今年の高値から15%ほど安い
水準です。ビール株でも連日アサヒが高値更新している一方キリンは高
値から10%ほど安い水準です。TOTOは連日高値を更新しているのにラ
イバルのリクシルは今月初旬に高値をつけた後下げに転じ9月の水準ま
で戻ってしまいました。両社の株価に明暗が分かれたのはやはり業績の
違いでしょうか。
小売業界ではドラッグストアの高値更新が目立ちますが、それ以外では
ニトリと良品計画が高値を更新しています。両銘柄に共通する項目は製
造小売と言う業態です。メーカーから商品を仕入れて販売するビジネス
モデルではアマゾンに価格や利便性で叶いません。自社で企画製造して
いるのであればアマゾンと差別化できます。
最終的にリアル店舗がネット通販との競争で生き残れるかどうかは分か
りませんが、もし製造販売というウリが切り札になるなら両社の株価はア
マゾンと競争するにはこのビジネスモデルしかないという結論になります。
12月相場に突入します。毎月第一営業日の上昇記録は12月も更新
できるのでしょうか。古くは株式市場では12月相場を師走相場とも呼
びました。また餅つき相場といって正月の餅代を稼ぐためにいろんな
銘柄がとっかえひっかえ買われる傾向がありました。「掉尾の一振」
という単語は今でも時々12月には目にします。
師走相場突入前に11月相場を振り返ってみましょう。11月相場は10月
の勢いそのままにSQ前日まで一方的な株高が続きました。一転8日の
SQ日から6営業日連続で値下がりしました。16日に2万2000円を割り込
みましたが5日移動平均が支えになり反発しました。その後は2万2200
円から2万2600円のボックス相場で推移しています。
9月から始まった日本株の上昇相場は10月の16連騰もあり世界の市場
の中でも一際目立った存在でした。しかしその勢いも海外投資家の買
い越しが途切れたのが影響したのでしょうか。一方的な株高局面は終
わったようです。今月後半はNY株高でも東京市場の上昇は物足りな
い印象を受けます。今週は明らかにNY市場の勢いが東京市場をはる
かに上回っています。
個別銘柄でもその傾向ははっきりしています。ロボット関連と並んで相
場のリード役だった半導体関連銘柄が需要のピークアウト懸念から今
週は一転値下がりしているのが投資家心理にも影響しているようです。
日本企業が競争力を維持し海外投資家の人気も高い半導体関連銘柄
の失速はそのまま東京市場の上昇に影を落としています。
今週の高値更新銘柄の顔ぶれを見ると同じ業種でも動きに上昇する銘
柄と下落する銘柄が混在していて明暗が分かれてきました。日用品業
界でも花王は高値更新が続きライオンは今年の高値から15%ほど安い
水準です。ビール株でも連日アサヒが高値更新している一方キリンは高
値から10%ほど安い水準です。TOTOは連日高値を更新しているのにラ
イバルのリクシルは今月初旬に高値をつけた後下げに転じ9月の水準ま
で戻ってしまいました。両社の株価に明暗が分かれたのはやはり業績の
違いでしょうか。
小売業界ではドラッグストアの高値更新が目立ちますが、それ以外では
ニトリと良品計画が高値を更新しています。両銘柄に共通する項目は製
造小売と言う業態です。メーカーから商品を仕入れて販売するビジネス
モデルではアマゾンに価格や利便性で叶いません。自社で企画製造して
いるのであればアマゾンと差別化できます。
最終的にリアル店舗がネット通販との競争で生き残れるかどうかは分か
りませんが、もし製造販売というウリが切り札になるなら両社の株価はア
マゾンと競争するにはこのビジネスモデルしかないという結論になります。
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