kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

まだ1回だけ

2016-10-20 08:05:00 | 日記
毎日何を書いたらいいのか?ネタ探しに困るくらい東京市場は無風状態
が続いています。もしこの時点で円相場が100円台なら想定為替レートを
110円に据え置いている企業が多く中間決算発表時に見直し結果として
大幅な下方修正を迫られる企業が続出する可能性もありました。しかし
現行の104円前後のレートでは下値不安は一時よりも後退しています。
例え下方修正しても市場に大きなインパクトを与えるほどの下げ要因に
なる企業は限られるかも知れずポジションを売りに傾ける訳にもいきま
せん。

一方市場は既にFOMCの12月利上げ確率をかなり市場は織り込んでい
ます。米大統領選挙もクリントン氏有利がコンセサスになっています。ク
リントン氏勝利を好感して円安が進むとしても緩やかなものとなりせいぜ
い107円止まりという見方もあり株価が急騰するほどの業績改善は現状
では期待できません。年内日本株が1万8000円以上を目指すにはプラス
アルファが何か必要かもしれません。

当面は下値もせいぜい1万6300円程度、上値も1万7000円を若干超えた
程度と狭い範囲での動きが予想されます。今後海外投資家のマネーが
日本に回帰する流れが鮮明になれば別ですが、海外投資家抜きでは現
状程度の水準から大きく抜け出すことは至難の業です。投資余力のある
セクターも様子見を決め込んでいるようですから薄商いも仕方ありません。

商いを伴なった上昇相場が年末にかけて日本に来てくれるのか他力本願
の個人投資家はただ待つことしか出来ません。そういえば10月相場入りか
ら日銀が通常のETFを購入したのは14日の1回だけです。しかも購入額が
これまでの733億円から707億円と僅かですが減っています。購入枠はまだ
沢山残っているのに何故なのでしょうか。

日銀がETF購入回数が少ないのは今月大幅に下げる場面が少ないからで
しょうが、それでも後1、2回は買ってもよい場面がありました。まさか官製相
場への海外筋からの批判的な意見の多さから日銀が配慮しているとも思え
ませんが、何とも不思議です。堅調な株価が続き日銀頼みの相場に多少変
化がでてきたのなら前向きに考えてもいいようですが。

しかしこれだけ売買代金2兆円割れが続くと何かキッカケがないと上値抵抗
の1万7000円を明確に越えるのは難しそうです。一方年初から6兆円弱売り
越した海外投資家の売りは既に下火になり海外投資家の売りで相場が今後
大きく値下がりするという懸念も後退しているようです。やはり当面はこの膠
着相場が続きそうなのかもしれません。
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