「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ訪問記~2017・6・8~

2017年06月15日 | オーディオ談義

このところ、記事のネタが目白押しなので登載時期のタイミングが遅れ気味になっている。理想的には前日起きたことを翌日登載するのが一番いい。何しろ記憶もホットだし~。

「そんなことなら毎日のように記事を登載すればいいじゃないか!」と、言われそうだが、少しはもったいぶらないと値打ちが下がるような気がするし、ブログの叩き売りは不味い~(笑)。

というわけで、今回は実際に起きたこととは1週間遅れの記事となってしまった。

さて、オーディオを長くやっていると誰しも一つや二つぐらいは「想い出の音」というのがあるはず。

自分の場合は以前のブログにも記載したことがあるが、たしか30代の頃だったと思うが、フラリと入ったオーディオショップで聴いた「CN191コーナーホーン」の音がそれだった。まるで宝石をちりばめたようなキラキラ光る音が音響空間のすべてを埋め尽くしているみたいで、思わず茫然として立ちすくんだ。

「なんていい音なんだろう!」

駆動しているアンプは忘れもしないパイオニアのA級アンプ「M5」(モノ×2台)だった。

もちろん当時は安サラリーマンの身なので、「CN191」は当然のごとく「高嶺の花」だったが、とうとう現在に至るまで縁がなく手に入らず仕舞いだった。しかし、今でも「想い出の音」として脳裡に深~く刻み込まれている。

そして、このほどようやくその「初恋の人」に巡り会った。

         

奥に鎮座しているのが、その「CN191コーナーホーン」(ヴァイタボックス:オリジナル)である。

しかも、組み合わせられている機器が凄かった。

まずプレイヤーが「927ST」(EMT)。「930ST」ならよく見かけるが1ランク上の「927ST」となると極めて珍しい。中古の相場をググってみると450万円なり(笑)。

          

そして駆動しているアンプはプリアンプがマッキントッシュの「MC22」で、パワーアンプが「MC275」。もちろん、いずれもオリジナル。

           

カーティス・フラーの「ブルースェット」を聴かせていただいたがサックスのふてぶてしい音にぶったまげた!

           

日頃から「フルレンジ」スピーカーのミニチュア的で端正な音の世界に慣れ親しんでいる人間にとっては出てくる音のすべてがカルチャーショック以外の何物でもなかった。

低音から高音までレンジが広くて密度がメチャ濃い感じ。この音ならスーパーウーファーもツィーターもまったく必要ない。

ウ~ン、参った!

一般的に「いい音」の判断材料とされる「音像定位」とか「奥行き感」とか、「音の艶」などがやたらにチマチマしたものに思えてきて、まるでそういうものを吹き飛ばすかのような「野太さと力感」の勢いにまったく言葉を失ってしまった。

「低音なんか二の次、三の次でいい」と、豪語していたのはいったい誰だ!(笑)

それにしても「MC22」と「MC275」のコンビのオリジナルの純正品を聴くのは初めてだったが、有名なアンプなのでこれまでいろんな噂を耳にしてきている。

どちらかといえば否定的な評価が多かったが、実際に聴いてみるとこの弩迫力はこのコンビしか出せない音だと感心した。その昔、このコンビを称して「ネス湖の怪物だ」(「ステレオ サウンド」誌)と記載されていたが、成る程とようやく合点がいった。

持ち主さんによると、八方手を尽くしてこのアンプを手に入れたものの、音質に不満があったので開けてみたら内部のコンデンサーに国産のものが使ってあってガッカリ。以後、海外も含めてオリジナルのコンデンサーを時間をかけて手に入れすべて入れ替えられたそうでようやく現在の音に辿りつかれた由。

出力管「KT88」についても今や稀少管となった「ゴールド モナーク」ブランドを4ペア完備されているとのこと。

2時間ほどたっぷり堪能させていただいてから辞去したが、帰途、我が家のウェストミンスターの低音も「このままではいかん!」と痛切に感じた。とうてい及ばぬまでも何とかしなくては・・・。

「無駄な抵抗は止めろ」という声が、どこからか聞こえてきそうだが、精一杯もがいてやるぞ~(笑)。

大きな箱といい口径38センチのユニット(JBL)といい、資質はあるんだから駆動するアンプを替えてみるのも一つの手だ。

          

現在チャンネルディヴァイダー(クロス500ヘルツぐらい)を利用しているが、左側のアンプが低音用の「PX25シングル」、右側のアンプが高音用の「6SN7プッシュプル」で、このアンプは出力がわずか1.5ワット程度だ。

誰しもが、低音用には無理だと思うだろうし、自分もそうだったが、「オーディオはやってみなくちゃわからん」とばかり、ダメ元でアンプを入れ替え低音用として結線して鳴らしてみたところ、アッと驚いた。

低音域の制動力とスケール感にぶったまげた。このアンプはこの4月にちっぽけな「トライアッドのプッシュプル用トランス」が余っていたので、Kさん(大分市)にお願いして組んでもらったものだが、単なる出力や見た目だけでアンプを判断できないことがよ~く分かった。

JBL「D130」ユニットの能率が102dbと非常に高いことも功を奏したのだろうが、「低音は駆動するアンプ次第でどうにでもなる」という言葉を改めて噛みしめている今日この頃だ(笑)。

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