ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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「子ども科学電話相談」

2020-01-31 12:11:34 | 日記・エッセイ・コラム
唐突ですが、今日は「子ども科学電話相談」です。ご存知の通り、NHKの長寿ラジオ番組のタイトルです。

その番組、まだやっていたのですね!もう37年目に突入したそうですが、私も、その昔、聞いていた番組です。それはリスナーの質問に専門家が答える、というスタイルの番組ですが、ワンパターンでマンネリ傾向の「テレフォン人生相談」のような番組に比べると、大人が思いもつかないような素朴でスルドイ質問があったり、それに専門家がどのように答えるかが、非常に面白く、興味深く、聞き入ってしまいます。

その「子ども科学電話相談」に何と!「岩石・鉱物」が初登場するそうです。

今度の日曜日2月2日のNHKラジオ第一の午前10時台に「恐竜」と共に新ジャンルとして放送されるようです。出演は西本昌司氏、名古屋市科学館の主任学芸員の方らしいのですが、このお名前、見覚えのあるお名前だったので、チョッと調べてみると、既に様々なメディアにご出演されておりました。岩石学、地質学が専門のようですが、特に街角の石材を紹介する第一人者だったようです。(この金沢でも、最近になって、金沢駅もてなしドーム地下の石材にある化石が話題になっているようですが・・・)

それよりも、私が興味深くおもったのは、「コンクリーション(ノジュール)」の形成メカニズムを解明した研究グループのメンバーのお一人だったようです。(このブログの「コンクリーション」2016.09.16参照)

そのような石の専門家が子ども達のどのような質問にどのように答えるのか、興味津々です。

私はリアルタイムで聞きたいと思っております。また、もし聴き逃しても、NHKでは「らじる らじる」というネットサービスがあるので安心です。(4月1日からはTVもネット同時配信が始まるようです。)

今日は番宣でした。


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テクタイト

2020-01-24 13:10:54 | 日記・エッセイ・コラム
先ほどのYahoo!JAPANのニュースで地球滅亡までの時間を示す終末時計が「残り100秒」と史上最低となった、とありました。核戦争と地球温暖化という二つの脅威に加え、世界の指導者が、そうした脅威に対処するための国際的な取り組みを弱めていると指摘したそうです。さらに、新型コロナウィルスも気になるニュースです。今年はそのような大きな波乱のニュースで幕開けしました。

今日は、そのような大きなニュースではないものの、年初の小さなニュースに注目したいと思っております。そのニュースはあまり注目されなかったと思いますが、それは決して小さなニュースではなく、地球サイズの大きなニュースでした。

そのニュースとは「79万年前の巨大隕石が生んだクレーター判明」というニュースです。

鉱物市場では、モルダバイトやリビアングラスと共に黒いテクタイトという隕石由来のインパクトグラスが有名ですが、その飛散エリアは広大で、アジア南部から太平洋西部、インド洋、オーストラリア、南極大陸の一部にまで及んでいるものの、そのクレーターそのものが不明で、それが大きな謎だったのです。(このブログ「謎の痕跡」2019.03.01参照)

今回のニュースはその隕石クレーターが特定されたというニュースでした。その場所とはラオス南部で、クレーターの直径は13~17キロである可能性が高く、その隕石は直径1キロ級と推定されるそうです。その規模の隕石の衝突は100万年から500万年に1度の頻度で起きるとされているそうです。79万年前は人類の祖先がアフリカで活動していた時期で、巨大隕石の衝突としては最も新しいそうです。

この発見は衛星写真の分析とテクタイトの化学分析や重力測定による地下構造の推定、地質の年代測定などにより、クレーターの場所や大きさを絞り込んだそうです。火山活動により埋もれてしまったクレーターが最新の調査によって火山岩の下に埋まっていたことが判明したのです。

この新しい知見は、地球史を知る上で重要な意味を持つと思われます。

今日の写真はそのテクタイトです。



このテクタイトはよくある球状や滴状ではなく、左右に伸びて先端が膨らんでいます。これは空中で固まる前の溶けていた時に、爆風に飛ばされながら回転してできたのだろうと想像できます。その回転の遠心力で両端が膨らんだのだろうと思われます。このようなタイプのテクタイトは珍しい訳ではなく数多く存在しているようです。隕石衝突とその瞬間の状態が想像できる形なのだろうと思います。


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2020年これきコレクション展Part1 生きものたちへのまなざし

2020-01-16 14:52:55 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は店の定休日で、天気は雨でしたが、雪にはならず、久しぶりに福井県の「これき」(こども歴史文化館)に行って参りました。「これき」では「2020年これきコレクション展Part1 いきものたちへのまなざし」(1/4~3/1)が開催中で、「石の華」としても、今回は石ではなく羊毛フェルトの動物達を貸出しましたので、彼らの展示を見に行こうと思って、出かけました。

これき一階の企画展会場の入り口前には、様々なワンちゃん達が並んでおり、出迎えてくれました。面白い事に、ある場所に立つと、それぞれのワンちゃん達と目が合うのです。いきなり、これきらしい仕掛けから始まりました。



また、会場の入り口には、まるで生きているかのようなリアルな羊毛フェルトの猫がいて、これもジィっとこちらを見ておりました。



会場には多くのペーパークラフト製の動物達やシュライヒの動物フィギュア達が展示されており、面白い仕掛けと共に、楽しめました。

それらの展示の中に「石の華」で展示していた羊毛フェルトの動物達も展示されておりました。







発達心理学では、一説には、子供が、最初に興味を示すのは、動くものとしての動物らしいので、今回の展示テーマは、これきらしいテーマなのだろうと納得しました。ちなみに、石に興味を示すのは最後になるそうです。そういう意味では、石の趣味は最後の究極の趣味とも言えます。

今年のこれきでの石をテーマとした展示は夏頃になるそうで、その頃、再度、見に来たいと思っております。

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プルピ晶洞

2020-01-10 10:49:40 | 日記・エッセイ・コラム
私がプルピ晶洞の存在を初めて知ったのは4、5年ほど前だったと思います。確か、Webの情報だったと思いますが、スペイン語のYouTubeでその動画を見た時は、メキシコのナイカ鉱山の映像か?と勘違いしてしまいました。その透石膏の巨大結晶群の存在感はナイカ鉱山に匹敵していました。また、その美しさはナイカ鉱山を凌駕していました。

そのプルピ晶洞は、どうも昨年から一般公開されているようです。研究者による調査が終わったからでしょうか?行けるものなら是非行ってみたいと思います。

そして、行けなくても、そのプルピ晶洞がテレビで紹介されるようです。

明日、土曜日(1月11日)の夜9時からのTBS系「世界ふしぎ発見!」で「日本のメディア初取材!クリスタル洞窟」という副題が付いておりました。私は録画予約しました。必見です。

今日の写真はそのプルピ晶洞ではなくナイカ鉱山産の透石膏(セレナイト)です。





今日は久しぶりのTV番組の話題でした。

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2020年初売り

2020-01-03 10:05:46 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の初売りも7年連続で最初のお客様は常連のOさんでした。毎年、ありがとうございます。

今年の初売りは、好調だった昨年を更に上回り、売上、客数、共に、初売りとしては過去最高になりました。ご来店して下さった皆様、本当にありがとうございます。

当店のような店では、それは営業的にうれしいばかりではなく、愛着のある石への同じ価値観の共有という重要な意味がありますので、さらにうれしく感じてしまいます。

昨日のお客様は、初めての来店となる浜松と山梨からの親子連れのお客様以外は、ほとんどの方が2回目以上のリピーター様でした。これも当店のあり方を物語っていたような気がしております。

「石の華」オープン以来の常連のNさんは、ポルテ金沢提供のお年賀の干支の土鈴が、九つ目になったと話してくれました。そして、ここまで揃えると、干支十二支を全部揃えたい、と話されました。その希望にそうべく、頑張りたいと思っております。
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