年末年始3

先ほど気づいてしまったのですが、一般企業の仕事納めは本日なのですね！仕事始めは1月6日（月）になるので、9連休になる訳ですか！！うらやましい限りです。（そういう私もサラリーマン時代はそうだった訳ですが・・・）

当店の年末年始の休業日は12月31日（大晦日）と1月1日（元旦）の二日間だけで、初売りは1月2日（木）となります。店を始めて、もう9年目になっているので、慣れてきてはいるのですが、小売業にも働き方改革を考えたい・・・心境です。

ただ、初売りは、例年、常連さんをはじめ、多くの来客がありますので、お客さんの事を考えると、どうしてもやらなくてはなりません。また、恒例となっている30％OFFの棚も設置します。皆様のご来店をお待ちしております。

今年の営業日は12月30日(月）まで、あと何日か残っておりますが、店の売上の方は、お陰様で過去最高を達成しました。ただ、利益の方は、まだまだ喜べる状態ではありません。これも趣味の延長線上でやっているような店なので、しょうがないのかもしれません・・・

来年は、どんな年になるのでしょうか？良い年になる事をお祈りします。

リピーターさん

昨日、山梨県からのうれしいお客さんがありました。そのお客さんは、一昨年に初めて来店してから今回で4回目となる当店にとっては大切なリピーターさんです。今回は出張の際に来店して下さったそうですが、石の本場である山梨県から来て下さって、本当にうれしく思います。

当店は基本的に通信販売を行っておらず、実店舗での対面販売のみでやっております。それは、単に石を売る目的で店をやっている訳ではなく、石好きさんとのコミュニケーションを大切にして行きたいからです。

そういう意味では、来店して下さるお客様が最も重要なのです。いつもの常連さんたちと、年に一度でも遠方からいらっしゃるお客さんが、同じように重要だと思っております。

思えば、当店はリピーターさん率が非常に高いと思います。マーケティングの世界では一般に「28の法則」と言って、2割のリピーターが8割の売上を占める、というパレートの法則があるようですが、当店においては、それを超えた「19の法則」のようなもので成り立っているような気がしております。特に、割引クーポン券やポイントサービスなどは行なっておりません。石好きさんが好む石だけでやっております。

先ほど、私が東京に住んでいた頃からの旧友が店にやってきました。家族旅行という事でしたが、昨年も同じ時期に来てくれました。そういう意味で、リピーターさんです。来てくれること自体がうれしく、お土産まで頂いて、さらにうれしく思いました。

石好きさんのリピーターも旧友のリピーターも大歓迎です。

スター効果

昨日の事ですが、先日、大粒のスタールビーのルース（ゴールドシーンサファイアのような六角形の累帯構造入り）を購入された常連のDさんが来店し、100円硬貨にスターが入っている、と言って、ピカピカの100円硬貨を見せてくれました。

すると、確かに100円硬貨の表面に宝石のスター効果のような特殊な光学的効果の白い筋が見えました。

面白い！と思い、私も、先日から釣銭の中に混じっていて除けていた平成31年の100円硬貨を見てみました。すると、その硬貨にもスター効果がありました。



上の写真はそれです。

そのスター効果は、硬貨を動かすと、回転したように動いて見えます。面白い！！と思いました。

それは新しい硬貨が流通し始めた、この時期ならではの現象なのだろうと思います。それらは次第に、そのようなスター効果はなくなっていくのでしょう。これまで気づきませんでした。

ピカピカの硬貨は何か魅力的で、使うのはもったいないような気がします。私は紙幣や硬貨のコレクターではありませんが、平成31年という硬貨には取っておきたくなるような不思議な感情が生じています。そのような硬貨に更なるスター効果という付加価値が付きました。

これからの時代は貨幣も電子マネーが主流になっていくのでしょう。私は、どちらかと言うと、電子マネーにはネガティブな印象を持っています。電子マネーには物としての実体がなく、スター効果が現れるような硬貨も存在しません。単なる数値だけではない、物質的な実体があるからこそ、貨幣的な価値があるような気がしております。

石付き珊瑚

先日、常連のNさんに見せてもらった盆栽の写真が気になっておりました。その盆栽は母岩となる岩に張り付き、その岩と一体化したもので、存在感のある見事なものでした。

昨日、近くの金沢駅東もてなしドーム地下広場で小品盆栽フェアが行われており、展示販売品の中に母岩を取り込み一体化した盆栽が販売されておりました。私は一瞬、衝動買いに駆り立てられましたが、そこそこの高額商品であったことと、それを育てる自信がない事から購入を断念しました。

私は盆栽にはそれほど興味がありませんし、守備範囲外だと思っています。ただ、盆栽と部分集合の関係性がある水石や観賞石は石の趣味の範囲内にあるともいえ、それなりに守備範囲だと思っております。

今回の母岩と一体化した盆栽も、機械と生体を一体化したサイボーグのようなもので、ある意味、ハイブリッドな石の一部とみなしても良いような気がしております。

今日の写真は、そのような盆栽を持っていないので、それに似ていると言っても良い石付き珊瑚の写真です。



どうでしょうか？

そのピンク珊瑚は海中の転石の上で定着成長したものです。その転石は海底に埋もれて動かなかったのだろうと思います。その転石に付着し、それと一体化した様は、母岩と一体化した盆栽と似ています。

それは盆栽のように人間の意図が介在したものではありません。その辺が、石や鉱物と同じように感じるのだろうと思います。