今日は「感染症3」です。「石の華」が自主的に休業してから2週間経ちました。その間の全国の感染者数の推移を見ると、全国も石川県内もそれほど減少しているような気がしません。それは、外出自粛が8割減に程遠いからなのでしょうか?
このブログのブックマークに「鉱物結晶図鑑」があり、その「西浦モデル」(4/20更新)という記事に、減少推移のわかり易いグラフ出ています。それを見ると、6割減では減少にならず、今の状況は、7割減にも達していないような気がしております。
実際、湘南などの海には人が殺到しているようですし、公園などにも多くの人が出ているようです。さらに混雑したスーパーや休業要請を無視したパチンコ店のニュースなどを見ると、どういうことか!と思ってしまいます。
ところで、スーパーやパチンコ店ではクラスターが発生しないのでしょうか?そのようなニュースはまだ無いようですが、何か不思議な感じがしてしまいます。
そんな中、新型コロナウィルスのゲノム研究のニュースも出てきております。ゲノム情報からウイルスの系統樹も出来つつあるそうで、そのような遺伝学的観点からの感染症克服にも期待したいところです。さらに、この際、インフルエンザウィルスやコロナウィルス感染症の科学的な究極の治療法を開発して欲しいと願っております。
疫学的には、感染症の終息には集団免疫の獲得が必要です。それには、かなりの長い時間がかかり、経済的なダメージも大きくなります。
現在よりもさらに強い自粛要請か?、経済活動の早期再開か?早期の終息を目指して、最適な解が欲しいところです。
今日は「感染症2」です。先週の金曜日から店を臨時休業し、1週間経ちました。このブログは自宅で書いております。政府の「緊急事態宣言」は全国に広がり、ゴールデンウィーク明けまで不要不急の外出自粛要請が出ております。「石の華」も5月6日まで臨時休業を延長します。
当店も、うつらない、うつさない、努力をしたいと思います。全国民が協調して外出自粛し、感染拡大を早期に止めたいものです。
今、私が小学生だった頃、全校集会で校長先生が話したあるお話を思い出します。それは「樽の中のワイン」という寓話でしたが、村人たちの集めたはずのワインが水になってしまった、という話です。「自分一人くらいズルしても・・・」が広がるととんでもない結果になるという教訓でした。
今回の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)はパンデミック感染症となってしまいました。パンデミックなので、それは日本だけの感染症ではありません。世界各国の協調も求められるはずです。自国第一主義より国際協調体制がより一層求められる状況なのですが・・・
石の世界でも、各地のミネラルショーが延期や中止になっております。思うに、当面は人が密集するミネラルショーはできないのかもしれません。
では、今回のパンデミックはいつ頃終息できるのでしょうか?
それは、個々人の危機意識の自覚と世界各国の対応による、と思います。それと医学・薬学的治療開発次第でしょうか?
天然痘ウイルスのように根絶には相当時間がかかるとは思いますが、来年頃にはワクチンが開発される事を期待して、それまで極力、感染を広げない努力をする事だと思います。そして、医療体制を維持する事だと思います。また、新薬開発まで既存薬の治験を拡大し、感染初期の軽症にはアビガンなどのインフルエンザ薬、そして感染後期の重症には免疫機能暴走であるサイトカインストームを防止するアクテムラなどの関節リウマチ薬が有望だとされているようです。
新型コロナウイルス感染症も致死率を抑えられれば、普通の風邪のように、恐ろしい病気ではなくなります。
これまでの人類の歴史は感染症との戦いだったそうです。明るい未来は来るはずです。人類の英知を信じたいと思います。
このブログ画面の「お知らせ」枠にも書きましたが、「石の華」も今日から臨時休業する事にしました。政府の「緊急事態宣言」発令にともない「人と人との接触を8割減らす」手段に少しでも協力したいという思いもあって、新型コロナウィルス感染症の早期終息を願う気持ちから、そうする事にしました。期間は今月末までとしましたが、5月1日に再度、状況判断したいと思っております。
「石の華」は鉱物趣味の為の店であって、生活必需品を扱っている訳ではありませんので、世間の日常生活に支障は無いはずです。また、ポルテ金沢のようなホテルやオフィスや薬局などがあり、公共性の高いビルでは、人の行き来が、それなりにありますので、こちらにもお客様にも感染リスクが無いとは言えません。「石の華」の環境は決して三密ではありませんが、しっかりリスク回避したいと思っております。
思えば、感染症とは厄介な病気だと思います。人と人との接触で拡大してゆくという事は、経済活動の基本を止めなければ拡大防止にはならないという事です。感染症は人類の移動手段の発展や人口増加と共に蔓延してきました。まるで、文明発展の負のフィードバックのようなものです。
日本では、岩手県と鳥取県では、いまだに感染者が出ないという事は、「人口がまばらで、東京・大阪などの都市部との行き来も少ない」という理由だそうです。
先日、NHKのETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界~歴史から何を学ぶか~」を見ていて、久しぶりに河岡義裕氏(東京大学 ウイルス学教授)が出てきました。その昔のインフルエンザのTV番組では頻繁に登場しておりましたが、今回の新型コロナウィルスではあまり見かける事がなかったように思えます。その河岡教授の「感染症は感染しなければ発症しない。」という言葉は非常に印象的でした。
感染症という病気、ある意味、興味深い存在です。それはウイルス(生物ではありません)や細菌のような微生物が介在して、他の生物(宿主)と共生したり、死に至らせる病気も発症させたりします。感染者の症状の違いはどこから来るのでしょうか?そこには生物学や進化論に潜んでる未知の現象があるような気がしております。
ところで、鉱物趣味と感染症は全く関係が無い訳ではありません。
福井県の面谷鉱山は北陸の有名鉱物産地のひとつですが、1918からのスペイン風邪のパンデミックという暗い過去を忘れてはなりません。そこでは、「総人員908名中、899名が罹患しうち86名が死亡する大流行」があったそうです。集落の道路脇にある慰霊碑はそれを物語っていました。
今回の新型コロナウィルスのパンデミック、本当に、早く終息して欲しいものです。
新型コロナウィルスの影響もあってか、静かな日々が続いているので、4月1日から始まったNHKプラスの利用申し込みをしました。NHKプラスとはNHKの常時同時配信サービスの事で、店のパソコン画面でNHKの番組を見れるようにしました。
私は日頃から自宅にいる時は、TVのチャンネルを民放よりもNHKにしている事が多く、BSも含めてNHK率が高い方です。それは広告会社のサラリーマン時代にTVのCMの仕事をしていた事もあってか、CMの無いNHKの番組の方が、仕事を忘れて安心できるからかもしれません。
もちろんNHKの受信料は学生時代からしっかり払っております。NHKの番組は質も高いので、受信料分以上にしっかり見ていると思います。
私はスマホを持っていないので、これからは店の中でもパソコン画面でNHK番組が見れるようになりました。NHKプラスで初めて見た番組は国会中継になってしまいました。本来なら、この時期は選抜高校野球の生中継になっていたはずでしたが、これは少し残念でした。また、2020東京オリンピックの生放送も来年までお預けです。
思えば、放送と通信の融合というテーマは30年以上前からあったと思いますが、ようやく実現されるようになったようです。もっとも、パソコン画面で動画を視聴する習慣は、ずいぶん前から日常化しておりましたので、今更ながらのサービスのようにも感じます。
いずれにせよ、これからは店内でNHKの番組を見る機会が多くなりそうです。