草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

新大統領が誰であろうと日本は自主防衛力を強化すべきだ!

2016年11月09日 | 安全保障

今日のお昼には大勢が判明するとみられているが、アメリカの大統領選挙の結果がどうなるかは、まったく予断を許さないようだ。喫緊の世論調査ではトランプが優勢との数字が出ている。クリントンが勝つというのが大方の情勢分析ではあるが、逆転の可能性もまだ残されている。注目されるのは、隠れトランプの票である。トランプへの投票を公言していなくても、かなりの数がいるとみられている。アメリカンドリームの舞台であったアメリカは、その栄光の旗を降ろそうとしているのではないだろうか▼エリック・ホッファーは『魂の錬金術』(中本義彦訳)において「人類の兄弟愛を主張する者は、あらゆる戦争を内戦のように戦う」と書いている。アメリカは第二次世界大戦が終わってからも、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタンやイラク内戦への介入などで、自由と民主主義の名のもとに、約11万人の若者が戦死した▼もはやアメリカはその使命を終えようとしているのではないだろうか。誰が勝つかどうかは別にして、世界の警官であることに疲れたのではないだろうか。とくに、北朝鮮のような国家ですら、核兵器を保有し、大陸間弾道ミサイルを開発しつつある。今後は海外に部隊を展開するよりも、自国防衛が主になってくるはずだ。これまでの日本のように、アメリカに大幅に依存するような安全保障はもはや意味をなさなくなっている。今回の大統領選挙をきっかけに、日本は自主防衛力を強化せざるを得ない時代が到来したのである。

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