百田尚樹が危惧しているようなことになるかもしれない。民進党の衆議院議員の大半は、選挙対策上希望の党に入っただけであり、国民に対して二重の裏切りをする可能性がある。改憲勢力に加わったふりをしている可能性があるからだ。当選すれば民進党に戻るか、さもなければ小池百合子に反旗を翻すのではないだろうか▼公認がもらってから注文を付ける原口一博のような者が出てくるのは、選考が甘かったからではないだろうか。昨日まで言っていたことを今日否定していたかと思うと、明日は以前の主張を平気で口にするのである。そうしたおぞましい集団に国政を委ねてはならない。小池と前原の野合ほど国民の政治不信を高めるものはないのである▼小池直系の希望の党の立候補予定者は、それこそ寄せ集めの集団でしかない。そこに民進党の落選予定組が大挙として乗り込んできたのである。カネがない希望の党と人気のない民進党の野合を私たちは認めるべきではないだろう▼公示は目前に迫っている。保守派はまとまらなくてはならない。一人しか選ぶことができない小選挙区の候補者に不満があっても、安倍自民党を勝たせなくてはならない。政治が安定しなくては国家として身構えることはできないからだ。一時的なムードに押し流されてしまって、後で嘆くようなことがあってはならないのである。
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