かぶれの世界(新)

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三人の歯医者

2017-01-20 15:07:11 | 健康・病気
私は3人の歯医者がいる。半年ごとに東京の自宅と田舎の実家を行き来しているので、時々の住んでいる所で歯の治療を受け自然と2人の歯医者に診て貰うことになった。東京の歯医者は父親の代から二代に亘りお世話になっている。田舎の歯医者とは退職後の10年余りになる。

最近では年齢のせいか頻繁に歯の治療を受ける必要に迫られ、東京で治療した歯の具合が悪くなり田舎で追加治療をして貰うといった事態が良く起こる。東京の先生がカルテを見て、自分が治療したのと違う状態になって不審に思うことが起こっている。田舎の先生も同じだ。時々事情を説明して理解してもらうよう努めている。

何年かそんな状態が続いたので、私から見て二人の先生の治療に違いがあることに最近気付いた。東京の先生はぶっきらぼうで乱暴、時々治療中痛みが出そうで怖い、だが腕は良い。何しろ歯科医師会の役員先生だ。田舎の先生は若くて丁寧、優しく安心して治療を受けられる。そこから結果的に夫々の役割が違ってくる。

その一番いい例が入れ歯だ。東京で作った入れ歯は概ね問題ないのだが、多少フィット感に欠け使っていると微妙な不具合が出て来る。その頃には田舎生活をしているので、田舎で微妙な再調整して貰うと具合が良くなる。これが逆になると大変だ。一度田舎で作った入れ歯は大元の作りに問題があり、どうにも使い物にならなかった。入れ歯は専門の業者が作るはず(と思う)なので、歯医者の腕というより発注先の問題かも知れないが。

田舎の歯医者に治療を受けるようになった頃、偶然歯医者の資格を持った友人と知り合い、時々歯の治療の相談に乗って貰うようになった。今は家業を継いで歯の治療はやってないというが、私にとっては3人目の歯医者だ。なので「歯医者崩れ」とからかうのだが、東京と田舎の先生の治療の違いなどで悩んだ時にこの友人の助言を聞いて心が休まることが何度かあった。2人の歯医者より説明が懇切で分かり易いのだ。

今日も午前中東京の歯医者に診て貰った。田舎で神経を抜いたはずの歯の先端が欠け、その治療中に神経が死んでないと分かった。友人は「たまにそういうこともあり得る、じたばたするな!」みたいな感じで助言してくれ、落ち着いて治療を受けられた。歯医者としての実力は不明だが、口達者で話を聞くだけで心が安らぐのだ。

セカンド・オピニオンとサード・オピニオンを同時に聞けるという、意図せざる環境に恵まれたことになった。私がガン疑惑で元気をなくした時も、この友人のネットワークで勧めてくれた病院で診て貰い誤診だと分かった。感謝している。もう「歯医者崩れ」呼ばわりできないのだが、本人は嫌じゃないみたいだ。

蛇足ながらもう一つ、日米で生活した経験を通じて歯科医の看護婦は美人が多い。私の通っている歯科医院に限れば何故か田舎の方が美人が多い。更にもう一つ、シアトルでお世話になった日系医者によると、ロシアから移住してきた看護婦(多分、助手)は凄く美人だが仕事不熱心、目的は永住権獲得で結婚する男を狙っているという。あれは注意しろという意味だったのだろうか・・・。何でいつもこんな話で終わるのか。■
コメント
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