王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ホンダ F-1から撤退

2008-12-06 08:48:15 | スポーツ
ホンダ、F1から撤退へ=金融危機でコスト削減(時事通信) - goo ニュース

ホンダがF-1レースから撤退する事を決めました。
最近の経済危機により自動車の販売台数が減り世界のホンダとは言え業績に陰りが出てきたようです。
ホンダのF-1レース年間運営費はざっと500億円に上るそうですから片手で契約社員を解雇し反対の手で大金を湯水の如く使うのは釣り合いが取れないと見れば見えますよね。
運営費とは何を指すのでしょうね? ドライバーとかメカニックの給料やイベント費用ですかね? F-1エンジンの制作費は運営費とは又別なのでしょうか

昔日本のカーメーカーがF-1に参戦した頃、ヨーロッパの王侯貴族の末裔や大金持ちの中でカーマニヤが手作りで競争用の車を改造して遊びとしてスピードを競っている所へカーメーカーそのものが出て行って勝負するとは「野暮と言うもの」でないかとの意見もありました。

それでもホンダ創業者の宗一郎氏ならカーマニヤの範疇に入れ仲間入りを許してもらえた時代もあったのでしょうかね。
又参戦する事でレースから生まれるさまざまな事柄が本業にも好影響を与える果実を生んでいたのでしょう。
ところで福井社長は経営手腕を買われ外部から登用されたのですからこの100年に一度と言われている経済危機(と麻生総理が代表質問で使っていた)に「経営資源の最適な配分」に配慮するのは当然です。

それはそれとして企業ぐるみでイベント(お祭り騒ぎ)をしておいて突然その一角が崩れるとイベントは興ざめでしょうね。
トヨタも追随したら目も当てられません。本当の金持ちは「経済危機」なんて関係ありませんから日本勢が参戦しなかった昔のF-1レースに戻るだけかもしれません。

時事通信:
福井威夫社長は5日、自動車レースの最高峰、F1世界選手権シリーズから2008年限りで撤退すると発表した。金融危機を受けた景気後退で同社の業績も悪化しており、年間予算が400億円以上といわれるF1チーム運営のための資金提供を打ち切ることを決めた。世界的な景気低迷が企業のスポーツ活動に大きな影響を及ぼし始めた。

 ホンダはF1に1964~68年まで単独チームで参戦。83年から92年にエンジン供給の形で参加し、いったん撤退した後、2000年にはエンジン供給を再開。06年に再び単独参戦したが、最近は低迷が続いていた。ホンダが資金や技術供給を行っていたプライベートチームの「スーパーアグリ」も今季途中に消滅した。

 一方、トヨタ自動車は来年もF1に参戦する意向を固めている。

 来年のF1日本グランプリは、3年ぶりにホンダ傘下の鈴鹿サーキット(三重県)で開催されることが決まっている。(引用終り) 

写真:記者会見での福井社長


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