駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

辛い事は人生の不可欠な栄養素

2022年06月28日 | 人生一般

先週は社員の中に

家族の不幸があった人と

家族が入院した人がいました。

そんな中

二人とも売買の契約を抱えていましたので

かなりバタバタしていました。

自分自身若い頃はそんな事が頻繁に起こって

ここまで来た訳ですが

自分がその中にいる時には

ただただ必死にもがいてるだけですが

今のように離れた所で社員を見てると

本当に色んな事が見えてきます。

そして

人生を支配する原理

そんな物もぼんやりと見えます。

その原理とは

少し誤解を覚悟で言えば

辛い時が幸せ

って感じです。

どうしてそう思うかと言えば

バタバタしてる社員は生き生きしてるのです。

例えば家族を失って

葬儀やなんかの打ち合わせをしてる合間に

契約書を仕上げて

私に確認を求めてきます。

そんな時には

目は力強く

声はデカくなり

明らかに日頃とは違う

そんな面が見て取れるのです。

自分自身も過去を振り返ると

本当にたくさんの辛い出来事がありましたが

間違いなく当時の自分は

全細胞が活性化して

今のダラけた姿とは別人だった

つくづくそう思います。

これは自分の祖母や母親を含めて

沖縄戦の体験者がその話を語る時に

いつも感じていました。

あの地獄のような戦争を

必死に生き延びた訳ですが

それを語る姿を見ていると

例えば祖母であれば

私に

今は私は単なる年寄りに見えるかも知れないが

こんな凄い体験をして乗り越えて来たんだよ

って自慢してるように見えました。

まぁしかし自慢できるだけの体験でしたね。

お互いに首を抱き合ってソテツの陰に伏せてた息子と祖母でしたが

爆弾の破片が息子だけに当たって

そのまま亡くなったとか

それで自分の肝も据わって

隠れるのは止めて

降り注ぐ爆弾に

自分に当たれと言いながらフラフラ歩いてたら

爆弾は当たらずに米兵に遭遇した

そして銃を構える米兵に

胸を開いて

ここに銃弾を撃ち込むように懇願したら

その米兵は銃を撃たずに

優しく服を整えてあげて

肩をとんとん叩いて励まして立ち去った

とか

まぁそんな話が延々と続く訳です。

そんな感じで

祖母だけでなく

当時戦争を乗り越えた人たちは

今の時代の人とは違い

過去に誇れる自分がいた

そんな風に思えましたね。

まぁそんな感じです。

日々辛い思いをしてる不動産屋さん

全国にたくさんいると思いますが

その辛さは

いずれ

自分の人生の肥やしとなり

自分の誇りとなり

そして

それが支えとなります。

辛いかも知れませんが

日々頑張りましょう。

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