【2代目200R】超研究DT200R【3ET】

2016-11-30 20:30:00 | 超研究シリーズ



 過激さを増す1980年代のオートバイブームの最中、空前のレーサーレプリカブームはオフロードタイプにも波及。特に2サイクルエンジンのスパルタンなオフロードモデルは過激さを増し、1990年代にはオーバースペックな200~250ccクラスの2サイクルオフロードタイプが各社出揃いました。その過渡期、1988年に登場したのがヤマハのDT200R、型式は3ET。先代200Rを、さらにレーサー純度を高めた、純然たるオフロードタイプのレーサーレプリカです。なお、DTはデュアルパーパス・トレイルの頭文字です。



 先代同様、純市販レーサーであるヤマハYZの技術をフィードバックした公道仕様車とも言えるのが、今回のDT。排気量も先代同様、手軽に楽しめる125Rと、よりスパルタンな200Rの2本立てです。発売は1988年6月で、当時は他社の2サイクルオフローダが軒並みモデル末期とあって、クラス最新のモデルとして登場しました。



 すぐにでもレースに出られるよう、ヘッドランプ、スピードメータ、テールランプなどを含むリアフェンダ一式などが簡単な工具で外せるスパルタンぶり。一般公道向けの市販車でありながら、レーサーとしての側面も併せ持つデザインです。オフローダとして求められるべき機能は有しつつも、均整の取れたスタイリングは秀逸です。翌年に次々と登場するライバルたちも、似たようなスタイリングで出揃い、過激なオフロード界のレーサーレプリカ戦争が始まります。



 本モデルよりエキゾーストシステムの取り回しが右側に変更されており、チャンバやマフラは右側を通ります。フレームは丸パイプのスティールで、スイングアームはアルミとなります(125Rはスイングアームもスティール)。ブレーキシステムは、ヤマハのオフ車では初の前後ディスクブレーキを採用。ストッピングパワーは中々です。
 200Rはエンジンオイルのタンクがフレーム内を使用しており、軽量化、合理化に貢献しています。シート高は885mmであり、乗りこなすには標準的な身長は欲しいところで、やや乗り手を選びます。



 別体リザーバタンクのリア―サスペンションは、ダンピング調整機構付き。フロントサスペンションはエアの注入口が設けられており、こちらもエアでダンピング調整が可能です(125Rはフロントフォークのエア調整機構は省略)。




 注目のエンジンは、新たにクランクケースにリードバルブを設けた水冷2サイクル195cc。吸気効率を高めるYEIS(ヤマハ・エナジー・インダクション・システム)、そして低回転から高回転まで理想的なパワーを得られる可変排気デバイスYPVS(ヤマハ・パワー・バルブ・システム)を先代同様に採用しています。ラジェータはデュアル構造で、熱対策も万全です。クラストップレベルの33ps/8500rpmのパワーと、2.8kg-m/8000rpmのトルクを発揮。50km/h定地走行燃費は、56km/lだ。
 エンジン外観が同社のSDR(87年、34ps)やTZR125(87年、22ps)と良く似ており、全く共通ではないにせよ、これらをベースに設計されたエンジンなのは間違いないでしょう。大人しく走れば、実測リッター20km超の低燃費も実現でき、フルスロットル時は爆発的な加速を魅せてくれる優秀なエンジンです。なお、2サイクルとはいえ低中速域のトルク配分がされており、フラットな出力特性なので、2サイクル特有の段付き加速はしません(全く段付きがないわけではないですが)。
 なお、125Rは、やや高回転型の出力特性になっており、上までよく回り、多少の段付き加速を味わえます。



 あらゆる面で先代モデルから進化をしていますが、唯一退化してしまったのは、メータ類。先代モデルには存在していたタコメータ、水温計がオミットされています。いくらレース向けの車両で取り外しに特化した設計だったとはいえ、タコメータが存在しないのは実に残念。水温計も、高温警告ランプで代替されています。このバイクを街乗りする上で、唯一にして最大の欠点です。



 純正オプションは、リアキャリアとグリップエンドの2点しかありません。本気に乗り込む方は、アフターマーケット品でのチューンナップを余儀なくされます。


 DTの名にかけて、オフロードの真髄を手渡そう。

■1988年モデル


 1988年6月登場の前期モデル。といっても、このバイクは前期と後期でバイクそのものの変更点はありません。ホワイトは、ソリッドホワイトとレッドシートの組み合わせで、フレームもソリッドホワイトです。一方ヤマハブラック/コンペテションイエローは、同社のTZRやTDRなどでお馴染みのカラーリング。フレームは、ガンメタリックです。
 本格派オフローダとしての200Rと、シート高やパワーを若干下げて、維持費も低廉で手軽に乗り出せる125Rの2グレード構成。価格は200Rで369000円、125Rで309000円と、内容を考えると恐ろしく低価格で笑えます(とはいえ、大卒初任給で比較すると、現在が20万円前後である一方で、1988年は15万円前後だったようですから、それから換算すると、40万円台後半の価格になろうかと思います。それでも安いですが)。
 なお、ホワイトとヤマハブラックとでは、右側のストロボ模様が若干デザインが違います(左側は共通)。


■1989年モデル 


 1989年1月、早くもマイナーチェンジで新色、スカイブルーが登場。こちらもTZRやTDRなどでお馴染みのゴロワーズカラー風。ブルーソリッドにイエローディカールの組み合わせで、フレームはソリッドホワイトです。特に変更点もなかったので、価格は据え置きです。1991年1月のDT200WR販売開始まで、この仕様のまま継続生産されたようです。
 なお、ヤマハブラックとスカイブルーでは、右側のストロボ模様が若干デザインが異なり、共通部品ではありません。

 当時、レーサーレプリカモデルを中心に1~2年という凄まじいペースでモデルチェンジされていたバイク業界にあって、DTも御多分に漏れず2年半しか生産されませんでした。もっとも、1989年には他社の競合車種(チート性能のホンダCRM250R(89年4月、37ps)、倒立フォークのスズキTS200R(89年5月、35ps)やカワサキKDX200SR(89年1月、35ps)など)が軒並みデビューしており、倒立フォークや高性能排気デバイスなどをはじめとする高性能化を図ったDT200WR(91年1月、35ps)にモデルチェンジしたのは、当然の成り行きと言えます。むしろ、ちょっと遅かったくらいです。

 一方で、スパルタンな印象の125Rは、より身近にオフロードランが楽しめるモデルとして路線変更され、大型ヘッドランプやリア―キャリア、セルフスタータ、タコメータなどを装備したマイナーチェンジを実施、1999年まで国内販売されるロングセラーとなります。

 同社はセロー225という、現行モデルにも継続される「気軽に乗りこなせるオフローダー」がロングセラーになっており、最終的にDTの本流は、過激なレーサーレプリカであったDT200WRから、1997年にDT230ランツァというモデルへモデルチェンジ。ランツァは、ライバルたちに後れをとっていた40馬力リミットを達成したものの、低められたシート高やトラクションコントロール、デジタルメータやセルフスタータなどといったイージーな装備を有し、セローのようなトレッキングに重きを置いたモデルでした。排出ガス規制により、ランツァも2年ほどで製造中止となり、現在日本国内ではDTの系譜が途絶えています。

 200Rはレースユーザーを中心に、125Rは街乗り主体のユーザに出回ったことが災いし、現在は入手しようにも、中々入手できません。特にコンディションの良い個体は、絶滅危惧種で入手困難となっています。一時期、125Rを中心に中東のバイヤーが買いあさっていた時期があったらしく、不自然な価格上昇を招いています。本当に欲しい方は、費用対効果をよく勘案し、タマが出てきたら真剣に購入を検討した方が良いです。部品供給も、125Rと共通部品はまだなんとか出ますが、それ以外の200R専用品などは厳しいです。乗り続けるには、ちょっと厳しいモデルになっています。覚悟しましょう。

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ニュー86@トミカ

2016-11-29 20:30:00 | ミニカー道楽



 全然知らなかったんですが、ニュー86がトミカに出ていました。8月に出ていたらしい。



 というわけで、購入。こちらのお色は初回限定カラーですが、今回は前回と違ってかなり潤沢に初回限定カラーを用意したらしく、今なら普通にどこでも買えます。順次、標準カラーのオレンジに切り替わるようです。




 ご覧の通り、後期型に金型変更されています。この後期顔好きじゃないけど、トミカだといい感じ??





 前期タイプと比較してみましたが、変更されているのはフロントエンドと、リアスポイラ、ルーフアンテナの3点のようです。前期はチャイナで、熟成のチャイナロットのくせに塗装が雑でしたが、今回はベトナム。かなり塗装の質が上がっており、ベトナムトミカもだいぶ品質が安定してきたようです。



 また、前期はトミカ番号が46番なんて粋じゃない番号でしたが、今回はちゃんと、粋な計らいで86番に変更となってます。ま、当然ですよね(笑)
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ゲーセン→王将チャレンジ→コメダチャレンジ

2016-11-28 18:02:36 | 

 今日は、大学時代の腐れ縁とゲーセンで遊んだあと、昼飯に餃子の王将に行った後、コメダ珈琲で駄弁ってました。



 この珈琲ジェリーおいしいね~、ハマっちゃいそうです。でも、飲み物カウントされないらしく、お通しの豆が出てこなかった…


 くだらない話で盛り上がって楽しかったです。
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商品ガイド@DT200R

2016-11-26 20:30:00 | バイク



 ヤフーオークションで発見。ヤマハ謹製、ニューDT200Rの販売店向けセールスマニュアルで、社外秘資料のようです。サービスマニュアルやパーツカタログなんかの保存版資料と違って、なかなか出回らないのでは??



 セールスマニュアルなので、売り込むポイントなんかが書いてあって面白いです。

 DT200Rは、この資料によると…

●車体、パワーにバランスがとれていて、かつ、速い。
●体力的に「扱いこなせる」車格。
●ロングツーリングから街乗りまで、幅広い用途をこなせる。

…まったくその通りのバイクです。

 とはいえ、全体的にオフロードレースユーザーを対象とした販促体制を取っていたようで、積極的にレースユーザーを取り込みことが強調されています。



 メカ解説も掲載されていますが、こちらはサービスマニュアルからの抜粋ですね。



 いろいろ揃ってまいりました。次の超研究シリーズは、このDTでもやるか??
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緊急作業 HIDヘッドランプ外し

2016-11-25 18:38:06 | 自動車@ランサー



 突然グロ画像。

 ディーラーに車検で入庫中のランサーですが、HIDヘッドランプにダメ出しが。「ハロゲンに戻してください、車検通せません」と連絡があったので、急きょ仕事帰りに寄って、ハロゲンに戻してきました。



 HI、LOW切り替えができないとのことなので、「ああ、それレバーガチャガチャやってると切り替わりますよ」と話したのですが、それではダメらしい。現地に行って、レバガチャで切り替わることは実際にやってみて説明したのですが、それでもダメの一点張り。仕方なく、ハロゲンに戻しました。工賃取られるとイヤなので、自分で電球持ってって交換してきました。ハロゲンにしたら、特に問題なくハイロー切り替えできました。

 車検通したら、またHIDヘッドランプに戻します。めんどくせー
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