ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸市植物公園の諸施設

2023-09-30 20:06:40 | 水戸

 水戸市植物公園を見て回ってきました。のんびりと回ると、1日を豊かに楽しめそうです。昭和62年4月に開園したそうですが、隣にあったゴミ焼却場の廃熱を温室の熱源に使ったようです。以下は散策した順序に並べたものです。

 

オーバーブリッジ
 入口にある植物公園に入る橋ですが、ウェルカムガーデンになっているようです。イングリッシュローズや、季節の花が植えられているようです。今は、アメジストセージなどのいろいろなサルビアの仲間が咲いていました。

 

テラスガーデンの滝
 公園内の高低差を利用した滝があります。滝の裏側を歩くこともできます。滝の上に見えるのは藤棚です。

 

テラスガーデン
 滝から小池に向かう花の散策路です。今は、まだ未開花のサスビア イエローマジェスティーが育っていて、緑が多いようですが、いつもは、カラフルで多様な花の景色が楽しめます。写真左奥には、セイヨウニンジンボクがあります。写真中央奥が滝です。

 

小池
 スイレンアサザが咲く池です。小さいとは思えませんが、池の名称は小池のようです。この池の奥にもっと大きな中沼があります。池の周辺では、チョウジソウミソハギサワギキョウなどが見られます。写真手前にある散策路にはカツラの木がたくさんあります。

 

養命酒薬用ハーブ園
 平成29年から養命酒酒造が、公園の薬用植物の部分を担当し、さらにいろいろなハーブを植栽しているようです。徳川光圀が、「救民妙薬」という薬草などを使った民間薬を紹介する本を出版させたようですが、薬草園部分にはそこで取り上げられた植物のいろいろが植えられています。今日はチョウマメヘビウリ、フジバカマの花などが見られました。

 

熱帯果樹温室
 バナナコーヒーブラジルトケイソウミラクルフルーツ、トウゴマなど、熱帯圏の植物があるようです。オオバナカリッサが咲いていたり、トウゴマの実がなっていました。

 

観賞大温室
 瀧光夫が設計して、日本造園学会賞を受賞した温室だそうです。花の滝という季節ごとに変える滝を模した植栽や、擬人化した植物、現在開催されている牧野富太郎展のようなものも行われているようです。ブーゲンビリア、サクラランブラックキャット、各種サボテン、多肉植物、食虫植物などの多様な植物が、展示を工夫しながら育てられているようです。

 


レストラン フォレンテ
 薬膳を意識した食材を使ったメニューが提供されているようです。隣では、季節の植物が販売されています。

 

植物館
 同好会などと連携したりした、いろいろなイベントが行われているようです。今日は、秋の山草展が開催されていました。

 

芝生園
 ここが一番広いスペースのように見えました。ロックガーデンという部分もあるようです。また、イベント会場としても使われているようです。

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水戸のご神木(4)

2023-09-29 19:58:33 | 水戸

伊勢神明社(柳河町411-1)
 双体のケヤキがご神木になってますが、こうしたものは、あまり見ないようです。まだ若木のようですが、年月を経るともっと堂々としていくのでしょう。

 

稲荷神社(高田町169-1)
 ご神木の前に、たぶん前のご神木だったらしく見える枯れた株が残っていました。

 

八幡神社(高田町440)
 手前の一番太いスギがご神木のようです。拝殿がよく見えるように、上手な樹木配置になっているようでした。

 

円通寺(千波町1227)
 観音堂の前に、生長途中のイチョウのご神木がありました。円通は、観音菩薩を意味するようです。

 

大井神社(飯富町3475)
 本殿付近にご神木がありますが、入口石段途中にも、スギのご神木がそびえ立っていました。

水戸のご神木(3)

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水戸の土塁(2)

2023-09-28 21:28:05 | 水戸

天徳寺(河和田町914-1)
 入口にある冠木門に向かって右側にある河和田城の土塁です。天徳寺には周囲に土塁がけっこう残っているようです。河和田城は、建武3年(1336)に大掾(だいしょう)氏の家臣・鍛冶弾正(かじだんじょう)貞国が水戸城の支城として建てたという説があるそうです。その後、江戸氏(通景)の拠点となり、江戸氏が水戸城を奪ってからは、家臣の春秋(はるあき)氏が西の守りとして入ったそうですが、佐竹氏に江戸氏が滅ぼされて廃城になったそうです。河和田城は、東西約510m、南北約600mという規模の中世の平城(ひらじろ)だったそうで、天徳寺、報仏寺、八坂神社、河和田小学校を含む広いものだったようです。

 

報仏寺(河和田町887)
 報仏寺は河和田城の一角だったそうで、寺の山門あたりに大手門があったようです。ここも、寺の周囲に土塁がよく残っているようです。写真土塁裏側には堀も残っているようです。

 

中崎家(鯉淵町2897)
 中崎家の住宅は、元禄時代の建築で現在国の重要文化財だそうですが、この地はその前に鯉淵城があったそうで、住宅はその上に建てられているそうです。鯉淵は江戸通景が、河和田、赤尾関とともに、鎌倉公方・足利氏満から与えられた地で、河和田城を守る拠点という形で鯉淵城を築いたそうです。城跡はほとんど残っていないそうですが、中崎家の西側などに少し見ることができるようです。結構高い二重の土塁があったようにみえます。中崎家は、その堀跡から「堀の内」という屋号で呼ばれているそうです。

 

神生長塁(飯富町 36°26'15.6"N 140°24'26.6"Eあたり)
 江戸氏の臣下だった神生(かのう)氏がつくった、長い土塁のようです。写真あたりから1km以上のびて、成沢町の信号付近にある長塁に接続していたようです。境界堀ではないかともいわれているそうです。地元では馬車道、用水路といわれていたそうで、長塁は道路として使われ、堀には水が流れていたようです。神生氏は、江戸氏の一族と「神生の乱」という争乱をひきおこし、江戸氏の衰勢を早めたそうです。

 

塩崎町民家(塩崎町)
 民家にも土塁が見られました。家の裏手に、しっかりした土塁があり、すぐ近くには樹齢250年のクスノキがありました。土塁はクスノキ以前につくられたのではないかと思いました。写真左側の細い田は、堀の跡でしょうか。

水戸城の土塁
水戸の堀跡

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水戸の夕日(2)

2023-09-27 19:15:59 | 水戸

  印象的だった夕日の写真を選んでみました。

 

万代橋(よろずよばし)から(那珂川)
 夕日の色は心地よい赤だなと見ていて思います。雲はたくさんあったほうが景色としていいように感じます。(撮影 H30/10/3)

 

千波大橋から(桜川)
 千波湖は、夕日を楽しむにはたいへんいい場所のようです。これは、茨木県立美術館に落ちていく夕日です。(撮影 R3/1/24)

 

ドン・キホーテ屋上駐車場から(上水戸2-9-10)
 ドン・キホーテ屋上から見た、筑波山方面の入り日です。電線がないといいのですが。(撮影 R4/12/30)

 

三叉橋(みつまたばし)から(備前堀)
 夕日と飛行機雲です。町の中で見る入り日もいいものです。最近、飛行機雲をよく見るようになったような気がします。(撮影 R5/3/15)

 

桜川堤防から(中央1-1)
 花火のあった日の夕日の桜川です。空気中に水蒸気が多いと赤く見えるそうです。同じ赤でも、紫に近いものや、黄色に近いものなどいろいろとあるようで、もっと気をつけて見ていこうと思います。(撮影 R5/7/29)

 

青柳町田んぼから(青柳町)
 だいぶ前の風景ですし、まだ少し日は高いのですが、光の筋が見えて面白かったので、ここに並べておきます。(撮影 H28/6/17)

水戸の夕日(1)

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水戸の植物群生地(3)

2023-09-25 23:40:47 | 水戸

ウラシマソウ(手子后神社 元石川町1728)
 水戸では特に寺社境内で、こうしたサトイモ科の野草をよく見かけるようです。花に当たる部分から出ている糸状のものを、浦島太郎の釣り糸に見立てたようです。球根植物だそうですが、球根が発達しないと雄株になり、発達すると雌株になるそうです。(撮影 R4/4/23)

 

スイバ(那珂川堤 青柳町)
 タデ科。雄株と雌株があって、雌株にできる実は、うちわのような形になるそうです。若葉は山菜として食べられているようです。写真は万代橋(よろずよばし)少し下流の左岸で撮りました。(撮影 R3/5/4)

 

アサザ(水戸市植物公園 小吹町504)
 ミツガシワ科。多年生で、根茎を延ばして育ち、黄色い花は、朝開いて午後はしぼむ一日花だそうです。環境庁のレッドリストでは準絶滅危惧種になっているそうです。水戸市植物公園の池では、このアサザとスイレンが棲み分けしているようでした。(撮影 R5/5/21)

 

タカサゴユリ(下大野 県道174号線沿い)
 台湾原産のユリで、戦後観賞用に移入されて広まったようです。新しくできた那珂川堤防の内側で見ました。庭に植えられていたものが繁茂したのでしょうか。よく似たテッポウユリはタカサゴユリより早い5月頃から咲くようです。(撮影 R3/8/21)

 

コンテリクラマゴケ(報仏寺 河和田町887)
 イワヒバ科。紺照蔵馬苔と書くそうです。青味を帯びた、鞍馬山に由来するクラマゴケの仲間ということのようです。中国、台湾原産で園芸品種として入ってきたようです。これはもちろん植えられたものでしょうが、水戸ではここだけで見ました。(撮影 R5/9/25)

水戸の植物群生地(2)

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