ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸市植物公園の夏の花(2)

2021-07-31 20:31:37 | 水戸

 水戸市植物公園の夏の花を見てきました。花の盛りは過ぎたようですが、まだいろいろな花を見ることができました。

 

サクララン(ガガイモ科)
 ホヤともいい、ランといってもガガイモ科だそうです。葉がランに似ていて、花がサクラに似ているそうです。マダガスカルが原産地だそうで、花は多肉質で光沢があるそうです。

 

セイヨウニンジンボク(シソ科)
 南欧から中央アジア原産の植物で、ハーブとして使われるそうです。

 

タマアジサイ(アジサイ科)
 普通のアジサイより遅く咲くタマアジサイが見頃になってきていました。公園一番奥の、池のほとりで咲いていました。かつてはタバコの代用品として使われたそうです。

 

ヌマトラノオ(サクラソウ科)
 白い印象的なかたちをした花です。似た花のオカトラノオは、下を向くようですが、これは上を向くそうです。奥の池のあたりで咲いていました。

 

ノウゼンカヅラ(ノウゼンカズラ科)
 漢名の「凌霄(のうしょう)」がノウゼンになり、つる性なのでカズラがついたようです。今ごろ一番目立つ花でしょう。

 

ノカンゾウ(ススキノキ科)
 花は、その日のうちにしおれてしまうそうです。八重咲きをヤブカンゾウというそうです。

 

ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
 小さな目立たない花ですが、いかにも以前の科であるクマツヅラ科らしい花です。根を煎じた汁でハエを殺したことから付いた名前のようです。

 

ベニバナサワギキョウ(キキョウ科)
 咲き始めでしたが、濃い赤色の花でした。原産地は北アメリカだそうです。

水戸市植物公園の夏の花(1)

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水戸の壁画(4)

2021-07-30 20:01:52 | 水戸

田鶴鳴橋(たづなきばし 36°22'19.1"N 140°27'11.9"Eあたり)
 偕楽園開設当時に、このあたりに鶴が放たれたので付いた名前のようです。その鶴が橋のコンクリートパネルに描かれているようです。この橋には、付近で徳川斉昭が見て、立原杏所に描かせたという、丸い虹の絵もはめ込まれています。平成4年に作られた橋のようです。

 

水戸セントラルビル(中央2-4-23)
 入居している会社を壁画で表示しているようで、面白い企画のように見えます。

 

常陽資料館(備前町6-71)
 発掘された埋銭などを描いた絵が最近、壁面に飾られたようです。この壺は土浦市で出土し、貨幣は中国から輸入された渡来銭だそうです。現在、「木で作る時計とおもちゃの世界」展を開催しています。

 

あさひまちなか保育園(南町2-5-2)
 ビルの側面に太陽とバルーンを描いているようです。入口にある北村西望の笑う少女像もそうですが、普通の保育園・幼稚園のかわいらしさとはちょっと違った発想のようです。

 

アークライフスタイルスペース&ホテル(旧ホテルアークビジネス 城南2-5-28)
 印象派風の西洋絵画(モネなのでしょう)をモザイク画にしたようです。最近、ワーケーションなどに対応した新しいスタイルをうちだしているようです。

水戸の壁画(3)

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水戸の桶(1)

2021-07-29 20:03:30 | 水戸

 酒蔵の大桶を作る桶店は、全国で1軒になってしまったようです。かつて、酒蔵の庭には、大桶が使用前に日干しするためにたくさん倒してて並べられていたものですが、すでに見ることのできなくなってしまった風景のようです。でも、樽にも用途や種類がいろいろあるようで、ぶらっと歩きでもところどころで見かけます。ちなみに、樽は蓋が組み込まれていて密閉されている容器で、桶は蓋を上にのせる開放型の容器をいうようです。

 

酒桶(別春館 吉田町338)
 資料館のシンボルとして屋外に置かれているようです。カンナと竹のタガが、6尺桶といわれる大きな酒桶製造を可能にしたようです。30石桶ともいうそうで、5.5klくらい入るそうです。

 

居酒屋酒桶(ろじものイ座 中央1-1-28)
 居酒屋としては一番似つかわしい飾り物でしょう。その次は、酒林という杉玉でしょうか。

 

漬け物桶(根本漬物 渡里町1800)
 かつて使われていた大桶は、立派な看板にもなっているようです。味噌、醤油、酢蔵などでも、大桶が使われていたようです。

 

手桶(妙雲寺 見川2-103)
 本堂前に置かれた仏を供養する水を入れる手桶です。水を閼伽(あか)といいますので、閼伽桶というのでしょう。「浄行龍王水神明王」などと桶の裏に書かれています。

 

消防用桶(大串貝塚ふれあい公園 塩崎町1064-1)
 隣にあるバケツより相当大きくて、しっかりした掛け紐が付いていますので、水をかついで運ぶ桶だったのでしょう。

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水戸の初代

2021-07-28 19:33:11 | 水戸

水戸徳川家初代 徳川頼房
 徳川家康の11男で、慶長8年(1603)に生まれ、7歳で水戸25万石の藩主となり、寛文1年(1611)死去までの53年間在位したそうです。歴代藩主の中で、一番長い在位期間のようです。水戸藩は江戸在府だったので、水戸へ来たのは11回、延べ2年2ヶ月だったそうです。水戸城の修復・拡張、田町越(たまちごえ)という下町造成を含む城下町の整備、検地の実施、備前堀の開削などの水利事業といった、水戸藩の基盤整備を行ったそうです。写真は二の丸にある頼房像です。

 

彰考館初代総裁  人見懋斎(ぼうさい)
 寛永15年(1638)、京都に生まれ、史館(彰考館)開設に携わった儒者・人見卜幽(ぼくゆう)の養子となり、20歳の頃江戸に出て、林羅山(らざん)の子・林鵞峰(がほう)に漢学を学んだそうです。寛文8年(1668)に彰考館に入り、天和3年(1683)に彰考館初代総裁になったそうです。人をとりまとめる才能もあったようです。寺社奉行にもなったそうです。名前にある「懋」という字は「勤める」という意味だそうです。写真は、二の丸跡にある水戸彰考館跡ほ碑等です。人見は、江戸小石川に彰考館があったころの総裁です。

 

水戸市初代市長  服部正義
 明治22年に市制が施行されたときの初代市長は、下市三ノ町出身の服部正義だそうです。市制実施以前は、下市の戸長だったそうで、市長の就任時期は明治22-25年だったそうです。任期中に明治天皇、皇后の行幸啓があり、新築間もなかった師範学校が行在所(あんざいしょ)になったそうです。長顔長身で、謹厳そのものの、言葉遣いや人への対応はきわめて鄭重な人だったそうです。

 

水戸商業会議所初代会頭  大高織右衛門(おりえもん)
 大高家は元禄時代(1688-1704)に木葉下(あぼっけ)から城下に出てきて、馬口労町で呉服太物(ふともの)商を営み、幕末には弘道館医学館がつくった漢方薬なども販売した富商だそうです。上町の町年寄を務めていたそうです。その7代で明治1年に家督を継いだ織右衛門守之は、水戸鉄道創立発起人や、常陸銀行頭取になったり、茶道石州流水戸何陋会(かろうかい)を結成したりするとともに、水戸商業会議所(当時の名称です)の初代会頭にも就任したそうです。写真は、県立近代美術館内にある商工会議所創立90周年記念等の植樹碑です。

 

水戸芸術館初代館長  吉田秀和
 大正2年、東京生まれの音楽評論家だそうです。私のような音楽の分からない人間でも、読めば聴いた気になることのできるような文章でした。小澤征爾や武満徹などの新しい才能を見いだしたりもしたそうです。昭和63年に水戸芸術館の館長に就任し、吉田秀和全集が大佛次郎賞を受賞したり、文化勲章も受賞したそうです。平成2年には音楽・演劇・美術などの分野で優れた芸術評論を発表した人に対して贈られる吉田秀和賞が創設されたそうです。写真は水戸芸術館内にあるパネルです。

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水戸の植木鉢

2021-07-27 20:03:37 | 水戸

小学校教材(吉田小学校 元吉田町1757-1)
 そうとう広く学校で使われているらしいプラスチック製植木鉢です。鉢の中央奥にあるのは肥料の入った水のボトルなのでしょう。4つの穴に柱をさすと、つる性の植物も植えられるようです。写真は3月のものですが、チューリップが植えられているようでした。

 

動物形(百合が丘町)
 素焼きの植木鉢にも変わった形がたくさんあるようです。これは犬なのでしょうか。

 

歩道の植栽(南町1)
 黒御影石製の植木鉢です。倒れにくいように重い石を使ったのでしょうか。梅花が側面に彫られています。

 

梅香径(ばいこうけい 駅北口)
 毎年、時期になると、梅香径(径は小道という意味のようです)と書かれた、木製の鉢に植えられた梅が歩道に置かれますが、その数は増えてきているようです。

 

木のウロ(偕楽園 常盤町1-3-3)
 自然の植木鉢ですが、鉢役である松の気分はどうなのでしょう。偕楽園は保守の植木屋さんがたくさん入っていますので、これなどは眼福のためのお目こぼしなのでしょう。

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