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水戸の見て歩き

水戸の佐竹氏ゆかり(1)

2016-05-20 22:03:47 | 水戸

 佐竹氏は、徳川氏が水戸に入る前の支配者です。佐竹氏伝説として、徳川家康による秋田国替え以降、水戸から鰰(はたはた)、金銀、美人、春慶塗がなくなってしまったなどというものがありますが、水戸入り前の期間も含めて約500年間(徳川氏は約350年間)常陸に住んだ佐竹氏の影響力を、これらは示唆しているのではないでしょうか。(写真は神応寺)

水戸城大手橋の擬宝珠(ぎぼうしゅ)
 見川1-1215-1(徳川ミュージアム) 029-241-2721
 「文禄五年(1596)丙申二月吉日造之」と鋳造されているそうで、これは佐竹氏の水戸城にいた時期だそうです。

水戸八幡
 八幡町8-54 029-226-8854
 12代佐竹義宣(よしのぶ)が常陸太田から水戸に氏神を分祀した神社で、一時徳川光圀によって移された後、光圀死後の宝永6年(1709)に現在地に移されたそうです。

天徳寺
 河和田町914-1 029-252-4604
 13代佐竹義人(よしひと)が夫人供養のために常陸太田に建立した寺で、佐竹氏の水戸進出とともに水戸へ、その後佐竹氏の秋田への国替えで一緒に移されましたが、その衣鉢が最終的に現在地に引き継がれたそうです。

愛宕神社
 愛宕町10-5 029-221-9247
 水戸城内にあったものを佐竹義宣が、天正8年(1580)に現在地に移したそうです。火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を祀り、火伏(ひぶせ)の神であるとともに、現在はコンピューター関係にも御利益がある神社だそうです。

神応寺
 元山町1-2-64 029-221-7772
 佐竹義宣が天正19年(1591)に同族・三十二世遊行上人を招いて藤沢小路(現在の梅光2丁目あたり)に創建した寺に始まり、現在地へは延宝8年(1680)に移されたそうです。


水戸に残る佐竹氏の伝説


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