ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の弓(3)

2024-05-14 21:35:15 | 水戸

東照宮行列(出発地点、水戸一高前庭 三の丸3-10-1)
 徳川家康を祀る東照宮(宮町2-5-13)の祭礼なので、藩は力を入れたようです。正保2年(1645)には、行列に参加する風流物の費用にと、町人に籾(もみ)1000俵を支給したそうです。寛文12年(1672)には20騎の騎馬武者が神輿に供奉したそうです。たぶんそれに多くの家士なども従ったのでしょう。写真は、令和3年に行われた「水戸御祭礼行列」で、弓矢を持った武士の行列部分です。背後に見えるのは、水戸城の薬医門です。

 

水戸八幡宮(八幡町8-54)
 かつては馬から射る流鏑馬(やぶさめ)がおこなわれていたようです。今は、歩射という、歩いて的の所へ行って矢を射るという形をとっているようです。江戸時代、藩主が上覧したときには、神馬と刀が奉納されたそうです。現在、水戸東照宮には、門前に木製の神馬が入った厩があります。写真は去年の9月30日に撮りました。

 

護国神社(見川1-2-1)
 護国神社で去年11月5日に、弓を射る「蟇目(ひきめ)の儀・大的(おおまと)式」がおこなわれていました。魔を払う儀式のようです。矢は、音を出して飛ぶ鏑矢(かぶらや)でした。

 

大井神社(飯富町3475)
 境内にある絵馬堂には、比較的新しそうな絵馬がかけられていました。題材は、たぶん、扇を射落とそうとする那須与一(なすのよいち)なのでしょう。満願を祈って奉納された絵馬なのでしょう。

 

吉田神社(宮内町3193-2)
 随身門の中に置かれた矢大臣です。神社の門守(かどもり)の役割を持った神のようです。矢を負っているので矢大臣というそうです。

水戸の弓(2)


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