ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸にある明治百年のなごり

2023-12-01 21:00:26 | 水戸

 昭和43年(1968)10月に日本武道館で明治百年記念式典が行われたそうです。その時期に各地で明治百年を記念する行事が行われたようです。それから50年以上経過した現在ですが、そのなごりを水戸で探してみました。

 

森林公園(木葉下町588-1)
 明治百年を記念して昭和44年から公園建設が着手され、その年の3月に植樹祭が実施されたそうです。木村伝兵衛市長在任の時期だそうです。森林公園には、14体の恐竜像、ヤギの乳などを原料にしたチーズをつくるシェーブル館、そば打ち体験などができる森の交流センター、ヤギなどとふれあうことのできるふれあい牧場などがあるそうです。写真は森林公園入口付近です。

 


  
回天神社(松本町13-33)
 昭和8年に、幕末の変革期に倒れていった勤王志士を祀る忠魂塔が建てられたそうですが、昭和44年10月に、三木敬之助や松下幸之助の主唱によって、明治百年を記念して常磐共同墓地前に、回天神社が建てられたそうです。回天という言葉は、藤田東湖作の「回天詩史」によるもので、「天下の形勢を変える」という意味のようです。付近には殉難志士の墓が並立しています。

 

茨城県立歴史館(緑町2-1-15)
 明治百年記念事業の一環として昭和49年に開館した茨城県の歴史に関する総合施設のようです。たぶん、木村伝兵衛市長の時代に計画が始まって、和田祐之介市長の時にできあがったのでしょう。茨城県の歴史史料の収集、保存、研究とともに、それを公開する業務を行うとともに、一橋徳川家資料の保管展示のほか、同地にあった水戸農業高校や、移築した旧・水海道小学校旧・茂木家住宅旧・菊地家水車などを保存維持しているようです。 

 

明治100年事業記念之碑(河和田町36.365837, 140.418062あたり)
 この地区に県営住宅を誘致して、土地の売却代金を明治百年記念事業として活用し、観音堂や第二区会館、消防詰所などを新築したり、共同墓地などの整備をしたということを記した碑のようです。

 

泉神社復興・泉公民館建設記念碑(泉神社 宮町3-1-15)
 泉神社は、昭和20年8月の戦災で全焼して、その後仮社が建てられていたようですが、明治百年を記念して昭和43年7月に神社と同時に泉公民館を竣工させたそうです。境内には戦災で亡くなった人たちを慰霊する親子地蔵があります。

水戸の100年記念碑(3)

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