指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『ダイヴィング・ベル セウォル号の真実』

2016年10月01日 | 映画

2014年4月に起きた韓国のフェリー船セウォル号の沈没事件の時、民間でボランティアとして遭難者救出にダイビング・ベルを使って実施した社長を中心としたドキュメンタリーである。

ダイビング・ベルと言うのは、まさに鐘のような形状の鋼鉄の筒で、海に沈めて作業を行い、海難事故の救出が可能だとのこと。

                                                 

 

沈没後の、韓国海洋警察の救出が進まない中で、ダイヴィング・ベルは最後の頼みの綱になり、成功しないと逆に売名と追及されることになったのだそうだ。

初日の上映で、アン監督からの挨拶もあったが、韓国は、一時期の民主化時代のバックラッシュで、イミンバク、朴槿恵政権は、権威的で非民主的な政権となっており、今やマスコミの中心のテレビも、完全に政権よりになっているそうだ。

韓国も日本の安倍晋三政権のように、ひどいことになっているのかと改めて知った。


横浜の鰻屋一覧

2016年10月01日 | 横浜

日、用があって中央図書館で神奈川新聞のマイクロフィルムの1953年7月を見ていたら、うなぎの専門店の一覧の広告があった。

言うまでもなく、土用の丑の日の宣伝である。

                        

 

鰻松   金沢区洲崎町

わかな  中区港町

八十八  中区野毛町

清泉   中区宮川町

菊家   神奈川区反町

宮川   鶴見区駅西口

武藏屋  中区宮川町

オリンピック 南区弘明寺

 喜代幸  西区戸部町(喜は旧字だが)

 

以上で、八十八が野毛になっているのと、弘明寺のオリンピックと西区の喜代幸と言う店は聞いたことがないが、あとは今もある。

意外にも60年以上も昔と同じとは、鰻屋は、技術が難しくてあまり新規参入がないせいなのか、それとも儲けが大きいせいなのだろうか、非常に不思議な気がした。