ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『あなたは まだ この私に………』

2016-12-25 06:17:04 | 日記
クリスマス おめでとうございます。
『いと高きところに栄光を 地には平和を』
と、お祈りいたします。
ご訪問いただき、ありがとうございました。
あなた様に 祝福がありますように。

敬愛する神父さまの「メッセージ」を お借りしまして私の想いの「ひと言」です。
『イエスがその生涯において私たちに残していった精神的遺産とは一体何なのか、
イエスの誕生日が何時だったのかは誰にも分かりません。
ただ新約聖書の記事によれば、その晩は羊飼いたちが野宿をしていたということですから
5月から10月ぐらいまでのある日だったのではないでしょうか。
十二月二十五日は、もともとローマ帝国内で祝われて太陽神の祝日だったのが、
イエス・キリストの誕生日として祝う事なったのだといわれています。』

家畜小屋での誕生という耐え難い恥辱と苦しみの中で イエスはお生まれになりました。
そして、四十歳にならない短い生涯を十字架上で終えたことは確かです。

『クリスマスは、苦悩と挫折と恥辱という、一見マイナスとしか思われないことがらに、
積極的な意味と価値を見出し、それを伝えてくれた一人の人間の誕生日のお祝いであり、
それが語りかけてくるものは、いつか、寒く厳しい日を迎えざるをえなくなったときの私たちに
大きな光を与えてくれるであろうと信じます』
【井上洋治著作選集 「人はなぜ生きるか イエスのまなざし」】から引用させていただきました。

『夜と霧』の著者フランクルは、強制収容所という過酷な状況で、
人々の「生」と「死」を分けたものは、
〈未来に対して希望を持ちえているか否か〉
だったと述べています。

年が明けて 程なく80歳を迎える私です。
何ができるのか、やりたいのかと………

最後に、神父様の「詩」を一つ。

    『手紙への返事』
                      井上洋治
    悲しみと痛みとが
    せつせつとつたわってくるような
    何通かの手紙を前にして、
    今日もぼくは
    大きな字で返事をかいています。

    年をとってしまって
    少し赤みがかかってしまった
    ベランダの月見草が
    ぼくの心を慰めるかのように
    おみ風さまの薫りを
    つたえてくれています

    アッバ 
    このような手紙をかくために
    あなたはまだこの私に
    視力をくださっているのですよね。
                 詩集(アッバ賛美)より

  ※アッバ        アラム語。父に呼びかける親しみを込めた幼児語。
  「おみ風さま」     聖霊 プネウマ

John Lennon - Happy Christmas War Is Over

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